東京からちょうど100km離れた、小さな町の小さな裏切りが、僕らを途方に暮れさせた。

「もういいよ、帰ろう、残念だけど、来た意味は確かにあった」

それから僕らは早朝の高速道路を200kmでぶっとばして。また東京へ。カーステレオから流れる初期のブルーハーツの言葉の強さとか音楽の優しさが、激しさが、本当に久しぶりに。素直に心に染みたんだ。
「ああ、これはこんな曲だったんだ」なんて思うくらいね。

最近では、まっすぐ吐き出す事も、まっすぐ受け止める事も、だんだん難しくなってきてる。

感情を持たない人間なんかいないはずなのに、それを口にしたり行動に出すと、大人になれよとかバカにバカにされるので。恥ずかしいから。すっかり隠したり、ごまかしばかり上手くなって、結局、感情なんか持たない方が生きやすいんだとか。逃げるように僕らは考えるのを拒否しようとしてる。

それでも諦めるなって、夢は叶うって、信じなさいって。そりゃ無茶。

あんな巨大な憧れを抱いてロックンロールに毎日毎晩、目を輝かせ、手を震わせていた彼のあの頃の透明さを、奪ってしまった物の事を考えると…
やり切れないよ。悲しいし。腹立つし。寂しい。みじめ。だけどそれが現実なんた。
本当に小さなものにさえ逆らえないように。圧力に全部、歯を折られたんだ。

そして僕らは、友達一人、取り戻す事ができなかった。

全然、気持ちや言葉が足らなかったんだ。圧倒的に足りなくて。彼女に言われた「歌を作る人でしょう?」

まったく。

でも、もう疲れたぜ。
もうごめんだよ。残り物はステージで片付ける事にする。例えば僕らはロックンロールより大事な物を手に入れた時、大人になれるのかもしれない。もしかしたら、それを彼は見つけたのかもしれない。寂しいけど。
答えは風の中で吹かれている。
僕はやるべき事をやるしない。寝て目が覚めたら真っ先にギターを弾いて歌を作るんだ。いつか君だけに歌える日が来ると信じて、大人になった、君に小さく笑ってもらえるように

生きてるだけで僕はみんなに迷惑をかける

最低のバンドマンだ。だけど僕には誰より僕の事を信じて売れるって言ってくれる可愛い恋人がいる。だからロックンロールを続けて行くと決めたよ。変わる事は難しいよ。変わらない事も難しいけど。だけど皆少なからず変わりたいと願ってるはずだ。僕は変わりたいよ。でなきゃ野たれ死ぬだけって誰でも分かるだろう。今日の朝なんか小便もらしたんだぜ。自律神経がおかしくなってんだ。夢の中で何が起きたのかなんて絶対、口が避けても言えない。父親譲りのビョーキかね(笑)今は風邪で倒れてる。さっきミック・ジャガーが部屋を訪れた。耳元で。ロック過ぎるよって。

僕がもう一歩足を踏み出せば世界はとうとうおかしくなるだろう。
恋人の言う通り
2年以内に売れなかったら、ロックンロールは死刑だ。
(あ、地震きた)

という事で二郎ズのボーカル樋口は夏が来たら
新しいバンドを始めます。
僕の愛しい音楽を100倍輝かせて美しく燃え尽くしてくれるような、最高の仲間と僕はロックンロールの旅にでます。

その準備?として
一人でレコーディングを始めています。数人の人に手伝ってもらって。
素晴らしくならない訳ない。僕は恋をしてるから。小便もらしてゲロはいてでも、なるべく!早く君に届けたいです。新曲も。だから頑張ってやるぜ!

僕の命をかけた愛とロックンロールと音楽で。
本気で世界を
変えるんだ。


信じてくれる最愛の人達へ
いつもごめんね。そしてありがとう。
ここから先はよく考えて僕と接してください。僕はもう音楽で飯食うって決めたから。売れるまではトチ狂ったようにあなたに色々な迷惑をかけまくるでしょう。
それでも僕と僕の音楽を信じてくれるなら
どうか
僕の事許してください。売れたら絶対、全力で恩返しする。どんな事でもやります。
信じてほしい。

最後に言わせてほしい、
「どんなに嫌な顔されても、君の事、心の底から愛してる」

さようならにさよならして、さぁ、明日のドアを開けよましょう。



こんちわ世界。