今日はにいがたデジタルコンテンツ推進協議会の活動で協力させていただいた「大野小学校150周年式典」に参加させていただきました。
全校生徒の大野町、大野小学校の歴史の発表は自治会、評議会、後援会、お世話になっている地域の方々を招いて2時間に渡り、賑々しく開催されました。
大野小学校では10年ごとに周年祭が開催されていて、通常は著名な方を招いて講演があるそうですが、今年は1年生から6年生の子どもたちが、学校のICT機器を活用して大野の歴史を調べ、まとめ、発表するという一連の流れを自ら運営していくというアクティブラーニングの鏡のような素晴らしい周年祭。
にいがたデジタルコンテンツ推進協議会の私は学校の前にある丸池復活プロジェクトにICT支援で携わらせていただきました。
私からは子どもたちに学校のiPadを使った3DCAD、AR(拡張現実)の使い方を伝授しただけだったのですが、子どもたちはそのデジタルの表現を150周年の行事にどうしたら効果的に活用できるか試行錯誤して、周年祭にふさわしい素晴らしい表現を見せてました。
私もプログラミングを教室で教えていると感じるのですが、大人や先生の影響力は大きく「教える」ことによって子どもの考えが大人の考えの範囲から出ることが出来ず、かえって成長に蓋をしてしまうことがあります。
大野小学校の先生方は子どもたちの発想力や探究心を信じて、周年祭の準備から当日の運営までを子どもたちに託したようでした。
その表現は見ている大人の心を揺さぶるほどにエネルギッシュで、自ら学びを進める子どもたちの推進力は大人の想像を超えるほど、青天井なことを改めて感じさせられました。
どの学年の子どもたちもそれぞれの発表のパートを終えて席に戻るときの表情が達成感と満足感で晴れ晴れとしているのがとても印象的で、この子たちがこれからの未来を担っているんだという姿を見ることができた気がします。
大野小学校の子どもたちはこの特別な時間を忘れるとはないのではないかと思います。