出勤前の山登りと、心の中のカツオくん

出勤前の山登り、続いています。

週に1回、曜日を決めて朝に角田山を登り、そのままスポーツジムでお風呂に入ってから出勤する。
そんなルーティンができてきました。

もともと「続けないと気持ちが悪い」という少し変わった性格なので、こういう場面ではうまくハマっているなと感じます。

とはいえ、そんな毎回やる気に満ちているわけではないです。
正直、気が乗らない日もあります。

そんなときは、心の中で“天使のカツオくん”と“悪魔のカツオくん”が会話を始めます。

「じゃあ、なんで始めたの?」
「今回さぼったら、次も絶対さぼるよ」
「取り返すのに倍の時間かかるよね?」

完全に、感情と理性の戦いです。

トレーニングもダイエットも、会社の経営もそうですが、何かで結果を出すためには、やっぱり継続=反復処理がすべてだと思っています。

ありがたいことに、私の中では大体“天使のカツオくん”が勝ってくれるので、こうして習慣を続けることができています。

続ける人は、毎日自分自身に勝っているのかもしれませんね。



先日、ミラプロフェス2026の会場下見で新潟コンピュータ専門学校へ伺った際、エントランスにずらりと並んだトロフィーや賞状が目に入りました。

情報セキュリティ、競技プログラミング、ロボコン競技――。  
全国レベルの大会で優勝・入賞した学生たちの実績が並び、その数とレベルにスタッフ一同圧倒されていました。

そんな中、賞状に書かれた名前を見ていると、

「あれ、新潟西校でロボコンを教えていた〇〇くんじゃん!」

「ここにも、子どもたちに情報セキュリティを教えていた〇〇くんがいる」

「〇〇さん、やっぱりすごいね。競技プログラミングで優勝してる!」

と、ミラプロで歴代アルバイト講師を務めてくれていた学生たちの名前が次々と見つかりました。

新潟コンピュータ専門学校には何百人もの学生がいるはずです。  
その中で、エントランスに並ぶごく一部の“精鋭”たちの多くが、ミラプロで子どもたちにプログラミングや3Dデザインを教えてくれていた――。

これは、ただの偶然ではないのかもしれません。

もしかすると彼らにとって、子どもたちにITを教えるミラプロという場所は、自分の学びや挑戦を活かせる心地よい環境だったのかもしれません。

そして子どもたちにとっても、最前線で学び、挑戦している学生たちから“生きたIT”を直接教えてもらえる環境は、とても恵まれたものだと感じています。

現在、ミラプロと新潟コンピュータ専門学校は、公式にパートナーシップを結び連携しています。

このつながりは、これからも途切れることなく、子どもたち・学生・地域にとって、さらに良い循環を生み出していくのではないかと思います。



ミラプロ学校長日記。

今日は笹神中学校で、息子の野球の試合がありました。

試合中、珍しく監督から強い檄が飛ぶ場面がありました。

息子のチームの子どもたちから、相手チームのプレーに対して敬意を欠くような言葉が出てしまい、監督が試合を止めて言った言葉。

「おまえら、スポーツをしろ!」

敵味方に分かれて戦うのがスポーツですが、戦っているのは“プレー”であって、感情ではありません。

相手のプレー一つひとつに敬意を払うこと。
それはスポーツをする上で、とても大切なことだと思います。

言葉だけを切り取れば強く聞こえるかもしれません。
でも、その瞬間に真剣に注意できることは、とても大切なことだと感じました。

身近にこういうことを真剣に伝えてくれる大人がいること。
そして、息子がそんな指導者のもとで野球ができることを、とてもありがたく思いました。


以前、ロボコンの公式戦でも、プログラミング教室の指導者として難しい判断をしたことがあります。

試合中、相手チームのロボットがプログラムエラーで止まってしまった瞬間、うちの教室の小学生が、

「ヨッシャー!」

と大きな声で喜んでしまいました。

連勝して勢いに乗っていたこともあり、嬉しさが爆発したのは理解できます。

でも、相手チームは好きでエラーを起こしたわけではありません。

相手のミスを喜ぶことは、選手としてあってはいけないことです。

ただ、その場には保護者を含め多くの大人がいましたが、誰もその子をたしなめませんでした。

きっと、
会場の盛り上がりを壊したくない。
勝ち進んでいる子どもの気持ちを下げたくない。
そんな空気があったのだと思います。

でも私は、その瞬間こそ大切だと思いました。

勝つことだけが目的ではない。
その子が10年後、どんな人間になっているか。
その成長のために必要な言葉が、今ここにあると思ったのです。

勝って喜びながら戻ってきた子どもを呼び止めて、私は話をしました。

「相手チームはエラーでロボットが動かなくなった。どんな気持ちだと思う?」

「もし自分が失敗したときに、それを喜ばれたらどう思う?」

褒められると思っていたのでしょう。
その子の表情が、一瞬で凍りついたのを今でも覚えています。

その子のモチベーションを下げてもいい。
悪者になってもいい。

でも、誰か大人が伝えなければいけない言葉がある。

それが、子どもの成長を預かる“指導者”の役割なのだと思います。

目の前の勝利よりも、10年後の成長を願うこと。

それが、指導者としての信念なのかもしれません。

「わかりました。ごめんなさい」

幸い、その子は気持ちを切り替え、しっかり話を聞いてくれました。

その後、チームは試合に負けてしまいましたが、試合後には自分から相手チームへ握手をしに行っていました。

小学生や中学生は、まだ思考が柔軟です。
だからこそ、大人が真剣に向き合えば、ちゃんと心に届く。

本当に大切な時期なのだと思います。

だからこそ、プログラミング教室の指導者としても、真剣に子どもたちと向き合っていかなければならないと改めて感じました。


試合後、監督が私たち保護者に気を遣って、

「大きな声を出して、試合を止めてしまってすいません」

と話してくださいました。

すると、多くの保護者の方から、

「いえいえ、これからも必要なときはどんどん言ってください」

という声が上がりました。

親だけでは、子どもの成長に必要なすべてを教え切れないこともあります。

だからこそ、必要な場面で真剣に向き合い、時には強い言葉で子どもたちを導いてくれる指導者の存在は、本当にありがたいものだと感じます。

今日は、そんなことを改めて考えさせられる一日でした。



ミラプロ新潟西校で、古くなっていた駐車場案内ポールを新しくしました。

今回もミラプロロゴのプレート部分は、教室の3Dプリンターで制作。
設計デザインに約15分、プリント時間は約2時間ほどで簡単に作りました。

黄色いトップ部分はAmazonで購入し、ポール2本を合わせても費用は3,000円ほどで完成しました。

こうした“ちょっとしたDIY”を、教室ですぐ形にできてしまうのは、ITものづくりの大きな魅力です。

「欲しいものがなければ、自分で作る」
そんな発想や行動力を、これからの小学生・中学生にもたくさん伝えていきたいですね。







プログラミング教室と放課後等デイサービスのスタッフで、発表会会場の下見に行ってきました。

10月末に開催されるプログラミング発表会「ミラプロフェス2026」。
今年は、新校舎となった新潟コンピュータ専門学校のeスポーツスタジアムで開催します。

最新の機材や大型スクリーンを目の前に、スタッフ一同テンションが上がりっぱなし。
実際に現地で見て触れてみることで、「こんなこともできそう」「こんな演出も面白いかも」と、次々にアイデアが広がっていきます。

当日この場所に立つ子どもたち、そして見に来てくださる保護者の皆さまにとっても、
「専門学校」のイメージが大きく変わる一日になるのではないかと感じています。

もちろん発表内容そのものも大切ですが、
最新のeスポーツスタジアムで、多くの人の前に立ってプレゼンする体験は、日常ではなかなか得られない貴重な機会です。

ミラプロでは、こうした“未来につながる体験”も大切な学びの一つと考えています。

これからも、子どもたちの世界が広がるような体験を届けていきたいと思います。







5月より、ITプログラミング特化型 放課後等デイサービス「ミラプロフィット」は、木曜日の営業を開始いたします。

これにより、日曜日を除くすべての曜日で、子どもたちを受け入れできる体制となりました。

ミラプロフィットは、発達に特性のある子どもたちが、ITやプログラミングを通じて療育を行う放課後等デイサービスです。

2022年の開所以来、多くのご相談をいただき、おかげさまで4年間満席の状態が続いていました。
そのため、新しく利用したいというお声をいただいても、なかなか受け入れが難しい状況が続いていました。

今回、新しくスタッフが加わり、7名体制となったことで、少しずつ受け入れの幅を広げられる見込みです。

ミラプロフィットでは、療育だけでなく、

・プログラミング
・3DCAD
・IT資格への挑戦
・発表会やプログラミング競技の参加

など、「将来につながる学び」を大切にしています。

発達に特性のある子どもたちが、自分の得意を見つけ、自信を持ち、社会とつながっていける――
そんな“新潟でも唯一無二の場所”を目指して活動しています。

これからもミラプロフィットは、
子どもたちがいろいろなことにチャレンジしながら、「生きる力」を育める場所であり続けたいと思います。





今日はミラプロの子どもたちと保護者、教室長で新潟市立万代島美術館で開催されている「大カプコン展」に行ってしました。

ミラプロの子どもたちは普段から教室でゲームプログラミングやキャラクターデザインを学んでいます。

この「大カプコン展」はゲームの歴史や仕組みを知るちょうど良い機会になると、教室長のアイデアでミラプロツアーを開催しました。

家族で見に行くだけでなく、プログラミングの先生の解説を聞きながら展示を回るのも、おもしろい体験になりますよね。

これからもミラプロは、教室だけの体験だけでなく、教室の外にも子どもたちにとって将来の選択肢が広がる体験を探していきたいと思います。













AIがあればプログラミングはもういらないのか?

最近、「AIがプログラムを書いてくれるなら、もうプログラミングを学ぶ必要はないのでは?」という声をよく聞くようになりました。

もしかするとミラプロの保護者の中でもそう思っている方もいるかもしれません。

これは逆にプログラミングをしたことがない人の方が新聞やメディアの情報からそう思っていることが多いんじゃないかと思います。

たしかに今は、AIに指示を出すことで、ある程度のプログラムを作ることができる時代です。

私も生成AIの技術と進化に圧倒されるときがあります。

ただ、ここで大切なのは「プログラムの基礎となる仕組みをちゃんと理解しているかどうか」なのではないかと思います。

AIはとても便利な道具ですが、「プログラム自体の仕組み」をちゃんと理解していなければ、その力を十分に引き出すことは難しいです。

それはどうしてでしょうか?

これはわかりやすく保護者に説明するときに小学校の「国語」に例えることがあります。

私たちは普段、当たり前のように日本語を使って会話をしていますが、それでも学校で国語を学びますよね?

漢字や文法、読解など、小学校では6年間、ほぼ毎日のように授業があります。

それは、日本語の仕組みである基礎をしっかり理解することによって、正しく伝える力や、相手の意図を理解する力、そして考える力を身につけることができます。

ビジネス分野でも、日本語をしっかり理解した国語力のある人のメールの文章はとても読みやすいですよね。

美しく並んだメールの文章は、意図を正しく伝えてくれますし、読む人の心にも心地よいものがあります。

日本語もプログラミング言語も同じです。

ただ相手が人間がコンピュータかの違いだけです。

プログラミングも同じで、ただ使えるだけではなく、「どういう仕組みで動いているのか」をという基礎をしっかり理解した子どもの書くゲームプログラムは、

「あぁ、◯◯くんはゲームキャラのこういう動きを作っているんだね」

と、誰にとってもわかりやすく、論理的にプログラムが書かれています。

子どもたちはとても頭が柔軟性に富んでいるので、大人にはない飲み込みの早さには驚かされます。

プログラムを論理から学んでいくのは子どもから始めたほうが良いというのはこの9年間子どもたちとプログラミングを楽しんできて、経験から学んだものです。

おそらくこれから更なる生成AIの発達で、生成AIでアプリやゲームが作れる「なんちゃってエンジニア」が職業として現れると思います。

たくさん現れれば、いずれ淘汰される時期がきます。

そのとき、強く生き残れるのはこのような小学校低学年からプログラミングにふれてきた基礎力と思考力のある子どもたちなんじゃないかなと思います。

ちなみにミラプロでは、小学生のうちはスクラッチを使ったゲームづくりからプログラミングを始めます。楽しみながら試行錯誤を重ねることで、「自分で考えて動かす力」を育てていきます。

そして中学生になる頃には、キーボードを使って書くプログラミング(より本格的な言語)にもチャレンジしていきます。その上で、AIを使ったプログラミングにも取り組んでいきます。

ここで大事にしているのは、「いきなりAIに頼らない」ということです。自分で考えてうまくいかなかった経験や、試行錯誤してできた成功体験があるからこそ、AIを使ったときに「どこが便利なのか」「どう使えばいいのか」がしっかり理解できるようになります。

ミラプロは、ただ便利なツールを使うだけではなく、「考える力」と「理解する力」をしっかり育てた上で、AIも使いこなせるようになる教室です。

これからの時代に必要なのは、道具に使われるのではなく、道具を使いこなす力です。ミラプロでは、そんな未来で活躍できる力を、子どもたちに届けていきます。



実はこの3人、教科書通りのお手本重視型ではなく、ひらめいたものをどんどん形にしていく“クリエイター思考”の子たちです。

思いついたアイデアを、ITの力で形にできる素晴らしい力を持っています。
その一方で、お手本通りにプログラムして成果を求められるプログラミング検定はとても苦手で、スタッフが勧めてもなかなかやりたがりませんでした。

そんな中、ある時、当時中学生だった女の子が高校受験に向けて、少しでも有利になるようにとプログラミング検定の勉強を始めました。




すると、ものづくりのライバルでもあった一つ下の中学生の男の子が、それに刺激を受けて検定に挑戦し始めます。
さらに、その男の子をお兄ちゃんのように慕っている小学生の男の子も、過去問に取り組み、その成果を中学生のお兄ちゃんに見せにいくようになりました。

一人の行動から始まった、小さな学びの連鎖。

今日、教室がゴールデンウィークのお休みのタイミングで、検定の進度を管理しているスタッフから3人の状況を聞き、驚きました。

3人とも着実に合格を積み重ねており、高校生になった女の子は受験後も挑戦を続け、中学生の男の子はPythonという高度な言語の検定にチャレンジ。
小学生の男の子も、スクラッチの検定に見事合格していました。

しばらく見ないうちに、あの“クリエイター思考の代名詞”のような3人が、この1年でここまで変わっていたことに、改めて驚かされました。

一般的に、プログラミングはパソコンに向かう個人作業と思われがちです。
しかし実際には、子どもたち同士の関係性の中で刺激を受け合い、化学変化のように成長していくのが、プログラミング教室の大きな魅力です。

子どもたちは、私たちの想像を超える形で成長していきます。
だからこそ大人にできることは、教え込むことよりも、そうした成長が生まれる「環境」と「場」をつくることなのだと感じています。
ミラプロ史上初の光造形方式3Dプリンターを起動する前に、
一緒に起動できたら楽しいかなと思ってアルバイトスタッフ(元ミラプロ生)を呼んでみました。

「時給はないけどいいかな?」

というと、今の子たちはドライにやんわりと断ってくるかなと思っていましたが、報酬よりも日常では絶対に触ることのできないレアな機械に触れることを楽しみに、アルバイトスタッフが来てくれたので、ものづくり仲間として喜びを共有できた気がして嬉しかったです。

早速、3Dプリンターの機能はいじりながら覚える2人なので、とりあえずいろいろところを押したり、部品を外したりしながら、

「あぁ、こういう仕組みになっているんだ」

「これ外したらやばいやつなんじゃない?」

なんて2人でキャッキャしながら、最終的に起動することができました。

産業用の光造形式3Dプリンターを、ソフト面でもハード面でもほとんど説明書なしで起動して、プリントまでしたのは、今考えてみると、ずいぶん怖いもの知らずなことをしたなと思います。

それでも、「興味」や「初めてのこと」が意識の先にあって、どんなことでもワクワクで乗り越えてしまうんだなと感じました。

そんな気持ちを子どもたちとも共有しているからミラプロのプログラミング教室から型にはまらない優秀な子たちが羽ばたいているのかもしれませんね。

(ちなみにアルバイトスタッフにはお昼ご飯で報酬を支払いました)