悲しい気持ちになりました。 | The Various things with barrier

The Various things with barrier

二分脊椎の車椅子ユーザー。
フリーランスのバリアフリーアドバイザー。

☆色彩検定 2級
☆福祉住環境コーディネーター 2級

このブログを、書かれたご本人がご覧になることを知った上で書きます。


最近の車椅子ユーザーの炎上事件。
その中で、助けてもらったことに対してありがとうをいうか言わないか問題。
人として、やってもらったことに感謝の気持ちを表すのは当然のことだよね。と書いてあってそれに対してはふむふむ。ほんとそうだよね、と思いながら読みました。
あの炎上事件があってから、私自身もきちんとありがとうは伝えよう、より大きな声で伝えるようになりました。


その後が問題。

車椅子ユーザーさんは不治と言われた足が完治する方法に辿り着いて、車椅子が必要無くなる可能性もあります

と書いてあって。
はて?
簡単にそんなこと言わないでほしい。
ありがとう、ありがとう、と言い続けていれば車椅子が必要なくなる時が来る?
どういうこと?
車椅子が必要なくなるって、この障がいがある肉体から解放されるってこと?!←
ってなりませんか。←普通はならないと思うけど
足が治っても、障害はなくならないんですよ。
脳機能の障害、体幹の問題、筋力の問題、大元の障害から起因する様々な障害。
足が悪いだけじゃないんです。

私が本当に求めているのはそこじゃないんですよね。
車椅子でも生きやすい社会になりますように。
だって、車椅子なしで行きたことがないから車椅子がないなんて恐怖でしかない。

昔からよく言われてました。
祈れば足が治って歩けるようになる。

ならんかったけど。
精神論、根性論にしないでほしい。

ブログを書いた方へ。
その言葉は当事者を傷つけます。
思っててもいいけどアウトプットしない方がいいですよ。