11月に生活科の研究授業を行う。
生活科で研究授業をするのは初めてだ。

そこで、本屋にいき、生活科の学習指導要領解説を購入する。
101円だった。その安さにびっくり。

そして、解説の一番最後を見ると、執筆者の一人にいわもりかずお氏がいたことにもびっくりした。
絵本で14ひきの~~シリーズが有名だ。
絵本作家がなんで生活科の解説を??
不思議だ。

14ページまで読み、線を引き、大事な部分をまとめた。

生活科において大事なことは、まず気付きの質を高めるということだ。
そのために、見つける、比べる、たとえるなどの学習活動をたくさん入れていく必要がある。

そして、第二に、幼児教育との連携が大切である。
幼児と児童で交流を行うことで、児童は自らの成長を実感できるのだ。
ここは、研究授業でまさに中心となる部分である。

幼稚園や保育園の子たちとなぜ交流するのか?
自分たちだけの視点でいえば、交流することによって、
「自分たちも大きく成長したんだなぁ。こんなこともできるようになったんだなぁ」ということをメタ認知できる。
それが大切なポイントだ。

そして、幼児たちの立場にたてば、来年の小学校入学にむけて、不安がなくなる。
学校の様子を体験し、先輩の顔を覚えることで、来年度、より安心して小学校に入学できるようになる。

第三に、直接体験を重視するということが大事だ。
これは低学年児童にとってはとても大切なことである。
机上の学習では、低学年児童はイメージできない。
直接体験し、それらについて、気付きを深めていくことが大事なのだ。

そういった直接体験の中で、科学的な見方や考え方の基礎を養い、それを3年生での社会や理科につなげていく必要がある。

今回も、おもちゃづくりという単元なので、3年生の理科につなげていくように指導を工夫していくことが大切だ。

第四に、生活科の究極的な目標は
「自立への基礎を養う」ということである。

自立には3つの要素がある。
まず第一に、学習上の自立である。
次に生活上の自立。
最後が精神的な自立である。

このような3つの要素を含む自立を達成できるように、具体的な活動や体験を行い、そこから自分とのかかわり、自分自身、生活上必要な技能などを身につけていく。

第五に、気付きについて、以下のように質を高めていくことが必要である。

対象への気付き→自分自身への気付き

たとえば、あさがおの学習をしているなら、朝顔の花がさいた!!というのは対象への気付きである。
それを自分自身への気付きにまで高めていくことが大事だ。
「朝顔がぐんぐん大きくなるように、私も一緒にぐんぐん大きくなりました。」
というような感じだ。

以上、14ページまでのまとめ。

続きもノートにまとめて発信していく。