先日は江ノ島、鎌倉を散策してきました。


行きは藤沢駅より一日乗車券「のりおりくん」を買って江ノ電に乗車。


江ノ電に乗るのも久々で、ここはできれば旧型車とか江ノ電でよくある異形式の連結を見てみたいところでしたが、最初に来たのは新500形だけで4両になった編成でした。


まずは江ノ島へ移動しました。
江ノ島駅といえば長谷駅とともに首都圏では数少ない構内踏切のある駅でしたが、今年に入って信号システムの更新や安全上の理由で廃止になってしまい、上下線で別々の改札に変更されました。


もう少し暑さが和らいでいれば江ノ島まで足を伸ばしてもよかったのですが、駅の近くで食事にし、駅から江ノ島へ向かう道の途中にある海鮮丼の紀伊国屋食堂に入りました。旅館併設でそれなりの規模もあるので、おそらくこの周辺では割と有名な店かと思われます。どこの店も混んでいてここも例に漏れず待ち客が多数いましたが、思ったよりも回転が速かったのですぐに入れましたね。
色々なメニューがありますが今回は「アジ・シラス丼」を注文。場所柄当たり前とはいえ新鮮な具材を味わえるのがいいですね。あと牛丼店並みの早さで出てきたのですが、別に早く出てきたからそれなりな味なんてことは決してなかったです。


食後はそのまま駅に戻りましたが、江ノ電といえばこういう細い路地を斜めに突っ切る踏切など独特の線形があちこちで見られるのが面白いですね。


そして鎌倉行きで移動。
今度の電車は1000形のトップナンバーでしたが、駆動方式が旧式の吊り掛け式でうるさくて古めかしいモーター音なのに、前面の行先表示はフルカラーLED(側面は3色LEDですが)、車内表示器は液晶画面で最新の車両並みにアップデートされているというギャップが面白いですね。


ちなみに1000形は1979年(昭和54年)製で、既にカルダン駆動が当たり前になっていた時代に吊り掛け駆動で新製されたというのも珍しいですし(カーブが多いなどの理由から固定軸距を狭めてモーターを外側に装架するという特殊な方式のため)、後の更新工事でもカルダン駆動化はされないまま現在に至っていますが、最古参の300形は更新工事でカルダン化されているので、見た目が古い車両の方が駆動方式と走行音が新しいという逆転現象が生じているのも面白いです。
また、江ノ島から乗ってくる乗客が多くてラッシュ並みの混雑になっていましたが、スラムダンクの踏切で有名な鎌倉高校前で外国人観光客を中心に一気に乗客が降り、このとき外国人観光客と思われる土屋太鳳の物真似をする丸山礼か舞華みたいな人が乗ってきましたが、やはり鎌倉高校前で下車していました。


そして七里ヶ浜で下車。


駅を出るとすぐのところに行合川という小さな川があり、これを渡ったところに一見すると倉庫とか機械室にしか見えないけど龍口明神社と書かれたコンクリート製の小屋がありました。
腰越の龍口明神社の分社か何かだと思われますが、中がどうなっているのかはさすがに確認できませんでした。


そしてここの海岸からは江ノ島が一望できますが、この時間はモヤがかかっている状態でしたね。
また、七里ヶ浜の踏切も「聖地」の一つなのか撮影者が沢山いましたが、マナーの悪い奴が多かったのは大変遺憾です。


行合川を渡る江ノ電を撮影してから乗車。


今度は江ノ電唯一のトンネルがある極楽寺で下車しました。


ここは観光客で詰まってしまう江ノ島や七里ヶ浜に比べると乗降客が少ないというかほとんどいなかったし、極楽寺も全然人がいなかったのである意味穴場と言える場所ですね。
そして線路沿いの導地蔵尊と昔ながらの佇まいの隣の商店もいい雰囲気でした。


次は極楽寺から1駅だけ移動して長谷まで行きましたが、このときの後ろ側の車両が現役最古参の300形でした。


江ノ電にはレトロ調の車両なら沢山ありますが「本物」はこれだけで、先述した通り冷房化に合わせてカルダン駆動に改造されてはいるけど、床が木製(木目調ではなく本物)であるなど本物のレトロ車両は格が全く違います。


ちなみに300形の天井はラインデリアなので、木の床とのギャップがこれまた面白いです。

長谷では長谷寺と収玄寺を見たほか、長谷寺のそばにある1927年(昭和2年)築の和風旅館「對僊閣」を撮影。


創業は明治時代とのことですが関東大震災で倒壊して現在の建物に建て替えられたそうで、建物のデザインは禅寺をモチーフにした造りだそうです。


長谷駅周辺を色々見た後は駅前のタリーズコーヒーでエスプレッソシェイクを飲んで小休止し、いざ鎌倉へ移動。
今度の電車は先程も乗った1000形のトップナンバーでした。


鎌倉駅到着後は、駅前の御成商店街ぼんぼり祭りを見ました。
取り敢えずは、ネットで告知されているのを見たサンバーパレードの集合場所となっているブラジル雑貨のコロリーダスという店に向かいました。


店の前にはブラジル料理の屋台が設置されていて、まずはブラジルのビール「スコール(SKOL)」を買って、飲みながらサンバパレードやカポエイラを見物しました。


そして17時から店の前でミニライブ開始。
開始直前に数軒隣の魚の山助鎌倉本店前にてうなぎ串焼きを売っていたのでこれを買って食べながら観ましたが、うなぎを食べながらサンバなどのブラジル音楽を聴くのもなかなか面白いものですね。
ミニライブは1時間弱行われましたが、後半はサンバダンサーが加わったり観客も踊らされたりで、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」なノリになってきたので、私も一緒に踊りに加わらせていただきました。


そんな訳で散策の後は祭りのサンバに加わるという二毛作的な感じで最後まで楽しませていただき疲れたので、終了後は速やかに帰路につこうと思いましたが、その前に駅前の蕎麦屋の川古江家に入って夕食にし「つけ肉せいろ」を注文。


帰りは途中で東海道線の運転見合わせによる遅延に巻き込まれたりもしましたが、そんなに遅くなることなく無事に帰宅できました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
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