燦柊浪漫鉄道波蘭線沿線で、最近「怪しい電車が夜な夜な現れる」と噂になっているようです。


その正体は、海陽古南辺鉄道1550形「ミニエクスプレス・タロウ」。
神貝駅で燦柊浪漫鉄道波蘭線に接続し、線路は繋がっているけど旅客列車の直通はなく荷物列車が直通するのみなので、過去にこの車両の燦柊浪漫鉄道への入線実績はありません。
海陽地区ではおなじみの列車だけど他では知られていない電車、まして燦柊浪漫鉄道を走ったことのない電車だから、驚かれるのも無理はないでしょう。
3月末頃より波蘭線の望奈~神貝で夜間試運転を行なっていましたが、4月2日には望奈から先の伊麗武線にまで足を伸ばし、ついには弥風市内の真砂町駅まで姿を現しました。
「ミニエクスプレス・タロウ」、君は一体何のためにはるばる弥風までやってきたのか!?

遅くなりましたが、海陽古南辺鉄道1550形について簡単に説明させていただきます。
同社では特急として使われている車両で、ミニエクスプレスの愛称通り全長16m、全幅2.55mの小型車体で、小型車しか入れない海陽古南辺鉄道嵐城線に乗り入れる特急などで活躍中です。


なお、1993年~95年に「新造」されたことになっていますが、車体は何かを流用しているようですね(京阪600・700形などで用いられた手法)。全18両製造されましたが、うち8両は窓サイズが大型化されていて塗装も青系で「タロウⅡ」を名乗っています。
古臭い・・・もといレトロ調な前面はどこかで見たことのある形状ですが、流用品ではなく新製したものらしいです。そして大型車が走る路線では車体とホームに隙間ができてしまうことから可動式ステップも設置されています。
なお新造当初は界磁添加励磁制御でしたが、2016年度から行われた更新工事でVVVFインバーター制御に換装し、そのほか内装のリニューアルや前照灯などのLED化が施工されています。このほか今回の試運転に際し、燦柊浪漫鉄道への直通機器搭載などの改造も施工されているはずです。

 

 

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