3月27日より北区コミュニティバス「Kバス」浮間ルートが開業し、早速乗ってみました。


運行区間は、赤羽駅西口→東京北医療センター→北赤羽駅→浮間舟渡駅で往路と復路でルートが異なる循環ルートになっていて、まずは北赤羽駅浮間口から乗車。
なお、既存路線との共存を理由に赤羽駅~東京北医療センターのみの利用はできない「クローズドドア制度」になっていて、東京北医療センターでは赤羽駅発だと乗車専用、赤羽駅行きだと降車専用になります。
使用車種は電気自動車のBYD「J6」で、北区コミュニティバスでのEV導入は初になりますね。運行会社の日立自動車交通の他の路線での導入実績はありますが。


車内にはあちこちにUSBポートが設置されていて、乗りながら充電できるというのもいいですね。


バスは北赤羽駅を出るとすぐに左折して、浮間三丁目アパート、浮間小学校、新河岸大橋北と停車します。


この区間はかつて国際興業バスの赤羽駅~浮間舟渡駅の路線「赤06」系統があったほか、深夜バスの「赤71」系統があるも現在は休止中になっていて、特に赤06系統の廃止のせいで北区浮間は路線バスが一切存在しない地域となっていただけに、コミュニティバスとしての復活はある意味待望といえるでしょう。
なお、かつての赤06系統は、新河岸大橋北から右折して「浮間中央通り」を進んでいましたが、コミュニティバスでは直進して、少し遠回りして浮間つり堀公園、新河岸橋東、浮間五丁目交差点を経由してから浮間中央通りに入ります。


その後は新幹線と埼京線の高架を抜けた後、かつての路線だと左折してあとは真っ直ぐ浮間舟渡駅に向かっていたところ、直進して荒川河川敷に近いところまで一旦遠回りして、浮間氷川神社の前を通過して浮間公園の東側を通って浮間舟渡駅へと向かいます。


そんな感じであちこち遠回りするため、北赤羽駅~浮間舟渡駅までの所要時間は19分で、場所によっては歩いた方が早いと言えなくもないけど、高齢者や体の不自由な人などの交通手段が一時的に皆無になっていたこの地域では待望の新路線といえるでしょう。

そして、荒川河川敷付近や浮間舟渡駅→北赤羽駅の経由地である浮間水再生センター横なんかは、今までバスが通るなんて考えたこともない細い道を通るのも印象的でした。


なお、浮間舟渡駅ではロータリーにて方向転換しますがロータリー内のバス停には発着せず、浮間公園正面(コメダ珈琲店前)に新設されたバス停から発着します。駅からだと一旦信号を渡らなければいけないという課題はありますが、今後の利用状況次第では改良される可能性もありそうです。


浮間舟渡駅でコミュニティバスを下車した後は、ライトアップなどのイベント「花と光のムーブメント」が開催中の浮間公園を散策して、食事をしてから再びKバスで帰路につきました。

 

 

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