先週は、今シーズン最初(多分最初で最後になると思いますが)のスキーに行ってきました。
今回は新宿発着の夜行日帰りツアーで新潟県の舞子スノーリゾートに行き、出発が遅いのでその前に出発前に新宿のバーで寄り道。


飲み過ぎないよう程々に飲んでから集合場所の都庁下の駐車場に向かい、23:30に都庁を出発しました。
全区間高速経由だと早く着きすぎてしまうので、関越道に入って高坂SAで休憩後は東松山ICから一般道経由になり、その後3時頃に「道の駅こもち」で停車。真夜中なので店は開いていなくトイレ休憩のみでした。
場所は渋川市(旧子持村)で、地図で見たら利根川と吾妻川に挟まれた場所のようですね。そしてここは旧白井宿とのことで、機会があれば明るいときにここに来て散策してみたいものです。
その後は17号線を北上して三国峠を通過して行ったようですが、三国峠は真夜中でもきちんと除雪作業を行なっているようで、真夜中にこういう作業に従事される人たちには頭の下がる思いです。


そして神立スノーリゾート、湯沢中里スノーリゾートを経由して、7時頃に終点の舞子スノーリゾートの日帰りセンターに到着。バスは満席でしたが、乗客の半分くらいは終点の舞子まで乗っていました。
このスキー場に来るのは10数年ぶりだし、子供の頃にも何度か来たことのある場所です。ちなみに昔は「石打後楽園」、その後バブル期に現在の日帰りセンター(ゴンドラ乗り場)周辺エリアにまでスキー場の拡張が行われた際に「舞子高原後楽園」と名前を変えていて、その名の通り現在の東京ドームグループが運営するスキー場でしたが、その後2度運営会社が変わっているようです。


レンタル受付開始は8時でまだ時間があるので日帰りセンターの周辺を徘徊していましたが、スキー場の送迎バスに使われているハイエースワゴンが、濃い青に金色の帯でブルートレインっぽい塗装なのが印象的でした。
通常のシャトルバスの送迎は越後湯沢駅からスキー場までか、スキー場の日帰りセンターと舞子高原ホテルの間を大型ないし中型バスによって行なっているようなので、これは少人数グループ向けの貸切車でしょうか。


そして8時にレンタルの手続きをしてリフト券の引き換えをしてゲレンデへと繰り出しました。
最初はゴンドラで移動しましたが、オープンと同時というせいもあって待ちに待っていた客が殺到して大行列ができていましたね。


ゴンドラで一気に上のゴンドラ山頂駅まで行くと、降りたところにはその名もずばり「ITADAKI」という名前の店がありました。三角形でコンクリート打ちっぱなしで中央に螺旋階段がある面白いデザインの建物で、ゴンドラの廃車体を利用した個室席もあったりして面白いです。なお、螺旋階段の上が展望台にでもなっているのか期待してしまいましたが、あくまで業務用(アンテナなどの整備?)の階段のようですね。
最初のうちはゴンドラ周辺の「長峰エリア」を滑ってから、旧石打後楽園時代からある「舞子エリア」に移動。
このエリアを連絡するシャトルリフトがあり、スキー場のリフトというと下から上へと移動するものが大半ですが、横方向に移動するものは珍しい気がします。なので、スキー場のリフトなのに両方向に客が乗っています。
なお、両ゲレンデの間は谷になっていて、そこを塩沢石打IC付近で魚野川に合流する見越沢川が流れています。


そして舞子エリアで下の方へと滑ると旧石打後楽園時代の中心だった舞子高原ロッジと舞子高原ホテルに辿り着きました。
ロッジは4階建ての三角屋根、ホテルは八角形の建物がユニークですが、昔は今のホテルがなくてロッジの方が「後楽園ホテル」を名乗っていました。
懐かしいと思ったのでホテル時代に泊ったことのあるロッジに入ってみようと思ったのですが、今シーズンは宿泊が団体客専用、レストランなどの利用は土休日限定ということで、昨日は平日だったのであいにく閉まっていましたね。


そして舞子エリアを何度か滑って、11時頃になったので少し早いけど昼食にし、ゲレンデの中腹にある「レストランプリンセス」という店に入りました。この店は確か私が子供のころからあったし、入ったこともあったはずです。


ここではカツカレーを注文。ゲレンデ飯の典型的パターンで値段は1400円と高いのですがボリューミーですね。また、カレーの方にもしっかりと具が入っていて、決して超がつくほど美味しいという訳ではないのだけど、自家製感や昔ながらの雰囲気が満載というのもよかったです。


そして、午後は最初のうち舞子エリアを滑ってからシャトルリフトで長峰エリアに戻って、それからもしばらく滑りましたが、何だか疲れてしまったので14時頃には滑るのを一旦止めて日帰りセンター(ゴンドラ山麓駅)の中にあるフードコートに入り、スマイリークレープという店でクレープの「いちごチョコクッキーアイス」を注文。
また、クレープを食べた後にもう一度滑ろうかと思っていたのですが、結局疲れたのでここで切り上げてレンタルスキーやウェアなどは返却。
そして今回のツアーに日帰りセンター内の温泉の割引券がついていたので、これを利用して温泉に入りました。


その後は大浴場の真下にあるゲレンデが一望できる畳敷きの休憩室で一休みしたら、16時が過ぎてバスの出発時間が来てしまいました。


最後にスキー場のバスを撮影しましたが、前に止まっているエアロミディはこの日帰りセンターと舞子高原ホテル、後ろのセレガはここと越後湯沢駅を結ぶシャトルバスです。


子供の頃は、当時で既に年代物だったいすゞの旧ロゴ付きのバスがあって驚いたのですが、翌年には丸ライトで座席がビニール張りのエアロミディの廉価仕様に置き換えられていました。


帰りのバスは舞子を出発後、苗場スキー場を経由してここでの乗客を乗せて東京方面に向かいました。
苗場といえば西武グループが手掛けたスキー場でこの辺では最大級のスキー場として知られますが、バブル期に建てられたのであろう高層のリゾートマンションが林立していたり、中には団地っぽい無機質なデザインのマンションが並んでいるエリアもあったりして、その一方でロードサイドには廃墟化した土産店もあったりして、実に不思議というか異様な風景が広がっていて、何だかアドベンチャーとかロールプレイングのゲームに出てくる異世界っぽい雰囲気を感じました。
なお、苗場まで来てしまうと高速は湯沢ICに戻るよりは三国峠を越えて群馬県側に行った方が早くなってしまうので、三国峠を越えて月夜野ICから関越道に入りました。
途中は17号線沿いに永井宿、猿ヶ京温泉、湯宿温泉、名胡桃城など高速経由だとスルーしてしまうスポットが沢山あるのですが、車窓を眺めていたら個人的に気になる場所だらけでしたね。機会があれば訪れてみたいです。
また、このエリアはかつて東武バスが走っていて後閑駅~苗場という路線もあって、東武バスがかつて新潟県まで乗り入れていた場所でもあるのですが、もし東武東上線の渋川経由での長岡乗り入れが実現していたら、この辺を通っていたのかもと思わず妄想しました。
月夜野ICで高速に入った後は、上里SAで休憩して新宿で解散となりました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
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