朝はいつも通りくらいの時間に目覚めたのでチェックアウト前にコンビニに行く序に周辺を手短に散策。


すぐそばに稲荷神社のようなものがあり、何だろうと思ったのですが、Googleマップでも「社」とだけ書かれているも詳細は不明でした。
また地蔵湯という銭湯があり、今は休業中のようですが、敷地内に名前通りお地蔵さんが鎮座していました。
次いでセブンイレブンの隣にある熊野神社+若宮八幡を見ました。ここは隣接する米野公園の一角にある神社で、近所の人の散歩コースになっているようですね。


そして、12時前には新幹線で帰らなくてはいけない都合上8時半頃にはチェックアウトし、近鉄の米野駅まで歩きました。
ホテルの案内だと名古屋駅からの徒歩ルートがメインで案内されていますが、実は米野駅のほうが近かったりもします。
大規模なターミナル駅の隣の駅が小さいというのはよくあるパターンですがここもそういう駅で、名古屋の中心部なのに駅前は閑散としているし駅舎自体も小規模でした。


またホームは3線ありますが、改札から見て一番手前の3番線は回送線で、名古屋折返しの特急列車の車内整備が行われている最中でした。近鉄特急は多彩な系列がありますが、このとき停まっていたのは2階建て車両が組み込まれた30000系「ビスタカー」でしたね。

そういえば10年くらい前に近鉄で、特急車両の4割超(1988年以前に製造されたもの)をあと数年で新型車両に置き換えると発表していましたが、80000系「ひのとり」で12200系を全車置き換えたものの、それ以降の3代目ビスタカー世代のものまでは置き換えられないままですね。ビスタカーは大規模な更新工事を2度行なっているので、10年前に置き換え対象だった特急車両の中では一番最後に置き換えられることになりそうだし、来年度から通勤車の置き換えを発表していることを考えると特急車両を一気に大量に作ることは無理でしょうから、直ちに姿を消すということはなさそうです。


そして普通列車で1駅だけ移動して近鉄名古屋駅下車。
近鉄は地下ホームになり、同じ地下となる名鉄のホームとは隣接していますし、今は軌間が変わってしまったので直通運転は不可能ですが、戦後間もない頃には直通運転していたこともあったそうです。


なお、普通列車は5本の線路の一番端の1番線に到着。反対側の4~5番線は特急ホームで、このときは「伊勢志摩ライナー」が入線していて、直後に先程米野駅にいたビスタカーも入線しました。
この時期に伊勢志摩方面に行く客は多いようで、かなり賑わっていましたね。


近鉄名古屋駅の改札を出た後は栄まで地下鉄東山線に乗車。
開業時期が古い地下鉄なので銀座線などのように小型車体の6両編成で、そのため終日かなり混雑しているような路線です。


そういえば、名鉄でもそうでしたが、名古屋は案内表示器を連結面に設置した車両が多いですね。


そして栄で名城線に乗り換え。
東山線より後に開業した路線ながら車両の規格は東山線と同一になりますが、こちらは東山線ほど混まないためか同じサイズの車両でも窮屈さは感じませんでしたね。
なお、名城線は地下鉄では唯一の完全な環状線ですが、山手線だと「内回り・外回り」と表現するところ「右回り・左回り」と表現されるのが面白いです。
そして、最初から環状線だったのではなく、後から延伸されて環状線になったのですが、環状線部分から外れてしまった名古屋港~金山間は環状化された際に「名港線」と改称されています。


次の行先は名港線の築地口でしたが、運よく環状ルートではなく名港線直通の電車が来ました。


そのまま直通の電車に乗って終点の名古屋港の一つ手前の築地口で下車。


駅周辺はごくありふれた住宅街ですが、少し離れた場所に観覧車が見え、これは名古屋港シートレインランドの観覧車とのこと。
隣接して名古屋港水族館もあるので時間があれば見に行きたかったのですが、今回は時間がなく断念。


その後は貨物線を跨ぐ陸橋の上から名古屋市交通局の名港工場を覗いてみたら、今月に入ってから交通局に導入されたらしいオーストリアのリンジンガー社製のレール削正車が見えました。
今回せっかく名古屋に行ったのだから見ておこうと思ったものの一つで、同型の保線車両自体が珍しいことに加え、実はこれ新車ではなく元は台湾の台北メトロが所有していたものらしいです。
どういう経緯で名古屋にやってきたのかなど詳しい情報がなく不明なのですが、やはりこういうケース自体が非常に珍しいそうですね。
その後は築地口駅に戻りましたが、駅の入口に貼られた海抜-0.3mの表記からここはゼロメートル地帯であることも分かりました。


そして名港線のナゴヤドーム前矢田行き電車で栄まで乗ったら、途中の金山から急に混み始めて何事かと思ったら「バンテリンドームへお越しのお客様はこの電車をご利用下さい」と案内していて、調べたら中日ドラゴンズのファン感謝デーとのことでした。
栄で東山線に乗り換えて名古屋に戻ったら、乗る新幹線の発車約30分前になってしまったので、最後にお土産を買ったりして改札に入りました。
最近帰りに東海道新幹線を利用するときはだいたい格安プランの「ぷらっとこだま」を利用するので今回もそれで乗車。
名前の通りこだま限定プランなので時間はかかりますが、通常運賃より大幅に安くなるしワンドリンクサービスの特典もあります。
このワンドリンクはソフトドリンクに限らず一部アルコール飲料も対象なのですが、私は酒に弱く昼間はあまり飲む気が起きないのでこういうときは本当に損ですね。


また、乗る列車の少し前に「ひかり646号」が名古屋で「のぞみ」退避だったのですが、この列車に乗る乗客の多くが外国人なので不思議に思ったら、「ジャパンレールパス」だとのぞみ利用不可(最近になって追加料金で利用可能にしたそうですが)という事情があるようです。
そして、11:38発の「こだま718号」で名古屋を後にしました。この列車は名古屋始発なのですが、名古屋発車時で既にほぼ満席。


もちろん途中駅で降りる人もいますが、ぷらっとこだま利用者が多いのではと思われます。そして車内で名古屋駅で買った駅弁のとりめし弁当を食べました。
のぞみだと名古屋を出たら新横浜まで停車しないところ各駅に停車してほとんどの駅で退避しながらなので2時間半かけてですが東京に無事到着。


その後は所用で夕方に浜松町に行く都合があったのでそちらに向かいましたが、駅近くで板張りの和風建築で新築でピカピカの建物を発見。
これは今月末にオープン予定の料亭「芝四季亭」とのことで、板張りの建物は古くなって味が出るものですが、ピカピカな状態もこれはこれでいいですね。
その後は真っ直ぐ帰り、旅の疲れもあったので早めに寝ました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
2日目 http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/22646170.html

 

 

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