先週の月曜日に所用で越中島に行っていました。


川沿いの越中島公園の水上バス乗り場をふと見ると、水上バスではなくクルーザーのような小型船が停泊中でちょうど搭乗している最中でした。
そばでジョギングして鍛えてそうなマッチョなおじさん2人が船の値段の話をしたり、「これは遠洋に出られない船だな」などマニアックな話をしていましたが、この辺の場所柄を考えると普段から船を乗り回している人たちなのかもしれません。
そして暑かったし、東京海洋大学の見学も相変わらず中止されたままなので、先月のようにこの近辺をあまり散策することなくまっすぐ帰りました。


帰りは、東京駅構内のベーカリーのブーランジェリー・ラ・テールで食事をし、食べ終えた後は宇都宮線・高崎線のホームに向かうと、反対側のホームにE261系「サフィール踊り子」が停車中でした。


一度は乗ってみたいですが、全席グリーン車だけにただでさえ特別な料金がかかるし、食堂車を売りにしていますがそんな列車だけにメニューも高級品のオンパレードなので、ちょっと乗るのに勇気がいりますよね。


あと、この先頭形状は名鉄850系や満鉄ジテなど戦前の流線形車両に通じるものがあるなと思ったのですが、この車両をデザインしたのは最近のJR東日本車両ではおなじみの奥山清行氏というのを考えると意識してそういうデザインにした可能性は低く、たまたまそれっぽく見えるだけかもしれません。


また、この後に来た高崎線に乗ったところ、上野発車時に「荷物専用のため最後尾のドアからはご乗車できません」というアナウンスが流れ、この列車が今では数少ない新聞輸送列車であることに気付き、急遽最後尾に移動。
駅売店で売る新聞の夕刊を運ぶ列車で、鉄道小荷物輸送が行われていた国鉄時代では当たり前のように見られたというか専用の荷物車があったくらいですが、自動車輸送に移行して徐々に縮小され、今はこんな感じで首都圏だと宇都宮線と高崎線でのみ一般の列車の最後尾のドア周囲の一角に仕切りをつけて新聞を運んでいます。


(2010年2月23日 両国駅にて撮影)

また、今は廃止されてしまいましたが2010年3月のダイヤ改正までは千葉方面に向かう新聞輸送列車もあり、両国始発で内房線、外房線に新聞を運ぶ列車で、両国~千葉は案内上は回送表示で乗客を乗せていませんでしたが、両国駅3番線を使用する最後の定期列車かつ都内に乗り入れる最後の113系でした。


(2010年2月23日 両国駅にて撮影)

両国発車時には内房線4両と外房線4両を併結した8両編成で、単純に千葉から先は切り離して4両の旅客列車になるのかと思いきや、それぞれ千葉折り返しの別の4両編成と併結して8両になり、その都合で片方は千葉で一旦引き上げ線に入るという面白い運用だったようです。


宇都宮線・高崎線の新聞輸送列車は、今年の改正前までは上野始発の列車を新聞輸送列車にしていたようですが、改正後は上野東京ラインの東海道線からの直通列車に変更になっています。最初から最後尾に乗っていれば、上野で荷物室の仕切りをつけるところを見ることができただけに、最初に気付かなかったのは失敗でした。


積まれた新聞の束に「本庄改札内」「ND熊谷」など目的地が書かれているほか、ただ新聞を乗せているのではなく積み下ろしをする係員もきちんと同乗していました。


この後は結局赤羽で降りてしまいましたが、この先ずっと乗って行けば新聞を下ろす作業も見ることができたのですよね。どうせ暇だっただけに、この機会に乗っておけばよかったかもなんて思っています。
この手の新聞輸送が今後も継続されるのか廃止されるのかどうなるかは分かりませんが、環境対策やトラックドライバー不足への対処、ローカル線の増収目的など様々な理由で鉄道荷物輸送が見直されてきており、その流れで宅配便や農産物などを運ぶ列車も新たに登場しているだけに、そういう情勢はある意味追い風かもしれませんね。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/10360119.html

 

 

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