http://www.tobu.co.jp/file/pdf/45b1654a4f72173989dec62a23761286/20170428-3.pdf

「東武グループ中期経営計画 2017~2020」が発表になりましたが、なかなか気になることの多い内容ですね。

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特に特急関係だと、500系の増備、「フラッグシップ特急車両」の導入、特急車両の地下鉄乗入れに向けた検討というのがあり、非常に気になるところです。
500系の増備は、まだ350系の定期列車が「しもつけ」、「きりふり」で一部残っていて、これもいずれは500系に置き換えでリバティ化するだろうということで何となく予想がついていましたが、フラッグシップ特急車両とは一体何でしょうね?100系「スペーシア」がそろそろ置き換えを検討した方がいい時期に来ているので、その置き換え用車両となる可能性がありますが、以前に「リバティ」の名称が商標登録された際に、同時に「プレミナ」という名称が商標登録されるも、先日の改正でそういう名前の列車は登場しなかったし、列車以外のブランド名にも今のところ登場していないので、もしかしたらこれがフラッグシップ特急車両の愛称なのかもしれません。

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地下鉄乗り入れは、日比谷線と半蔵門線のどちらにするつもりなのかは不明ですが、自社の観光スポットであるスカイツリーは無視できないという理由で半蔵門線に乗り入れたいのではと思いました。車両は、500系では貫通扉はあるけどサイズ的に入れるか微妙だしマスコンハンドルも異なるので、別形式の投入となるでしょう。フラッグシップ特急車両がまさかの地下鉄乗り入れ対応車で登場という可能性も考えられますね。
あと半蔵門線直通だと、途中で折り返さずに渋谷まで乗り入れた場合は、渋谷で折り返しが難しいので必然的に東急田園都市線にも乗り入れることとなりますが、通勤輸送で手一杯な感がある田園都市線への乗り入れに東急の協力が得られるのかという疑問もあります。
通勤輸送目的の特急なら日比谷線でもありかと思いますが、ただでさえスピードがあまり出せない日比谷線を走らせるとなると日比谷線内はノロノロ運転必至でしょうね。
「りょうもう」については触れられていませんが、もしかしたらビジネス志向の特急は全て500系で統一するつもりなのかもと思いました(今のところ1本だけのリバティりょうもうが徐々に増えていくかも?)。個人的には、りょうもうだけでも色違いの専用編成にして、1800系以来のイメージカラーの赤は極力変えないでもらいたいところですが。
また、「都心および空港へのアクセス性向上に向けた検討」も気になるところです。現在のJR直通特急「日光」、「きぬがわ」の成田空港延長なのか、京急や京成など空港に乗り入れている鉄道会社と提携で新たな乗車券や旅行商品を企画している可能性がありますが、計画中のJRの羽田空港アクセス新線への乗り入れを睨んだものとも考えられますね。
いずれにせよ、ここ数年で積極的な変革を行なっている東武からは、今後も目が離せなそうですよね。

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