スコットランド旅行 | ハイランド生活 ~living in Scotland~

ハイランド生活 ~living in Scotland~

静かな田舎暮らしを綴っていきたいと思います
(2013年よりロンドンに拠点は移しましたが、ハイランドでの生活のもあり、記事は半々デス…)

こんにちは。
気温が下がってここ数日は12℃ほど。温度差があると体調が崩れそうで、しっかり食べて寝て…とやってたら確実に肥えたような気がしますチーン



週末、スコットランドの南の街、スターリングとパースに行ってきました。


この2都市、大都市グラスゴーやエディンバラに行く道中に通りはしたものの一度も立ち寄ったことがなく、今回お初での訪問。



スターリングはスコットランドにとってイングランドとの攻防戦の歴史が濃い(濃すぎる)場所で、心にドンッとのしかかるくらい重みある街でした。。


予想以上に大きかったスターリング城!



いかにもスコットランドの城という風情が良いです^^



丘の上の歴史あるこの城には、メアリーが生後9ヶ月でスコットランド女王に即位した礼拝堂もあり、後の世界大戦中は長らく軍の場所にもなっていました。



エディンバラに比べたらこじんまりした街ですが、城は15世紀から16世紀にかけて造られたもので(鉄器時代には既に砦として存在してたようです)、スターリングの街が一望出来ます。中世の雰囲気も肌でしっかり感じられますよ。



もうひとつ…

パースの街にあるスクーンパレスも訪問。



ものすごく広大な敷地に「管理するのは大変だなぁ…」と、どうでもよいことを心配する庶民の私。



伯爵家の邸宅内は撮影禁止でして(残念!)、春からクリスマス前までは一般公開されており、素晴らしい調度品の数々に溜め息がでました。。


もちろん、礼拝堂もあります(↓)



そして!礼拝堂前にあるこの石。

ここにあるのはレプリカですが、この石は’Stone of Destiny’「運命の石」と呼ばれ、元々は歴代スコットランド王の戴冠時、ここに座って行われていたとても重要なもの。


1296年の独立戦争でイングランドのエドワード1世がスコットランドに攻め入った際、この石を奪ってイングランドに持ち帰り、椅子の下に埋め込み(←これでスコットランドを支配したということらしい)戴冠式を行い、その後700年に渡ってスコットランドには戻されなかったのです。


エドワード王の椅子(座面下に石: Wikiより)↓



この石を取り返そうとスコットランドの学生達が実行したこともあり(映画にもなりました)、実際に石が正式にスコットランドに返還されたのは1996年でした。


去年のチャールズ国王の戴冠式の際には一時的にロンドンのウェストミンスター寺院に戻されて使用、そして今はエディンバラ城にあるようです。



孔雀も数羽いらっしゃいましたよ🤗

(もちろん敷地内に放し飼い)



時々こうやって「私を撮りなさーい」ポーズでサービスしてくれてましたが、孔雀の鳴き声ってビックリするほど大きいですね(°_°)

あ、白い孔雀様もいたのですが、建物の屋根から一般市民を見おろしてました。。



スクーンパレスには天皇陛下(当時は皇太子殿下)もいらしたようで写真が飾ってありました。勿論、英国王室と近い結びつきアリで、亡きエリザベス女王も幾度か訪問されてらしたようです。



そんなこんなで長くなりましたが、旅話、もう少し続きます(^^)










スコットランドとイングランドの戦いの歴史は知れば知るほど深く…。争いに敗れ、民族の誇りでもあるキルト(家紋を表すタータンチェックの衣装)の着用禁止とか…なんなんだ⁈と憤ってしまいます。

今でもマダ争いをやめてない人類って、どうにも愚かな生き物のように思ってしまいます。