福岡市近郊の太宰府市
京から流されて来た菅原道真公を祀る太宰府天満宮がある。
その天満宮の守り神の山として宝満山がある。
西鉄電車の太宰府駅前の広場より。
奥に太宰府天満宮の参道がはじまる。
宝満山は高さ830mと高い山とは言えないが、全山が花崗岩で出来ていて険しい山である。
福岡市近郊で1番人気の山である。圧倒的な登山者数である。
その数、年間で7万人〜10万人という。
因みに、年間世界一の登山者数は東京の高尾山の300万人という。
アメブロ友の芳根杏子さんの「芳根杏子日記」の俳句の本日のお題が「山眠る」であった。
以下の俳句とコメントを送った。
『ハイジャン男さん
おはようございます。福岡市は曇り、気温7℃です。本日のお題は「山眠る」。私は、父から山の名前を聞いて育ったので山好きです。小学生の時から山の高さを覚えることを得意としてきました。この特技は世の中にたくさんいるようです。高校の同級生が大学で山岳部員になったこともあり、北アルプスの初歩的な岩登りの前穂高岳にザイルで繋がれて行ったこともあります。秋には、大分県の祖母山系の沢登りをしたこともあります。そんなわけで、同級生の中島葱男さんから、山の俳人と呼ばれていました。令和丘ふみ句会には、ooyamadaisuke2さんという山の俳人(句歴40年)が居られます。アメブロ友でもあります。
父が名を教へてくれし山眠る
(丘ふみ游俳倶楽部入選句)
があります。今日のフレッシュ句です。
山眠る消えし笑顔の人夢に
やっと出来ました。福岡近郊の宝満山に毎日登るご老人がいました。笑顔が素敵な人でした。急に笑顔が消えて会えなくなりました。夢に出てきました。掲句には問題提起が含まれます。春の季語の「山笑ふ」の「笑」が含まれることです。これをいけないとするか?全然平気とするか?私は後者だと思っています。』
ハイジャン男の父は若い頃は山登りをしていたらしいので、福岡県の山々の名前を知っていて会話が弾んだものだった。
そんな訳で、山の高さを覚えることに興味を持った。
地図を見てその数字を記憶するのだ。
地図帳の巻末には資料集があり、山の高い順リストがある。
富士山の次に高い山は当時は白根山3192mになっていた。
小学校1年生の文化の日にこの宝満山に父母とすぐ上の姉と四人で登った。
これが、本格的?な初山だった。
中学校でも山好きに恵まれて、三郡縦走や英彦山や金山に登った。
高校では、上記の大学山岳部員となったK君と井原山の洗谷という沢登りコースに良く行った。
2024年12月24日16時42分つばめの杜ひろば展望台より
三郡縦走の山々である。
左から二つ目のピークが若杉山、次のなだらかなピークが砥石山、さらに最高峰の三郡山(937m)、右端の宝満山(上述)と続く。
三郡縦走の思い出の記事である。
この右端の宝満山には、毎日登るご老人がいるとよく聞く。
その中には、急に体調を悪くされて登れなくなった方もおられるだろうと掲句となった。
山が眠りながら夢を見るのだろうか?
俳句にも「山眠る」と「夢」の句はあまりないようだ。
付き過ぎを嫌うためかもしれない。
あの人の夢宝満の山眠る
↓推敲
夢にあの人宝満の山眠る
ハイジャン男
標題と同じ俳句で締めた。
推敲した。「の」の多すぎが気になった。
「山眠る」と「夢」のある俳句を見つけたので紹介する。
山眠るけだしや夢も山の夢
髙橋睦郎
「荒童鈔」