福岡市南区の住人、ハイジャン男のブログの立冬を迎えた記事の第2号
石蕗の花にした。ハイジャン男が勤めていた大学の裏庭に咲く石蕗の花である。
石蕗の花(つわのはな)が歳時期では、主季語である。初冬の季語である。「つわぶきのはな」と読んでも良い。他に、「いしぶき」でも傍題季語となる。
さて、この石蕗の花のブログ記事はたくさんある。その中で一つ気になる記事があった。北海道でご活躍の俳人の斎藤信義先生に、俳句大学投句欄で「一日一句鑑賞」に選ばれた句のことである。
斎藤信義先生には、この俳句大学投句欄で少なくとも10句は戴いたように思う。
しかし、厳しいことを言われたことを覚えている。人間は、褒められた事は忘れても、批判されたことは、忘れないものだ。
それは、俳句に限らず、いろんな事でそうあるのが良いと思う。
この斎藤先生の鑑賞句
「薄目して見つめられけり石蕗の花」
である。当時、勤めていた大学の裏庭に一面、石蕗の花が咲き乱れていた。その黄色い花がまるで薄目をして、私を見つめているように思えたことから、この俳句となった。
しかし、冷徹な俳人の目か見ると、「甘い!」のだろう。
句会にちょっと甘いかな?と思って出すと、大概、無選の憂き目に遭う。
「石蕗の花研ぎ澄まされた批判の目」
ハイジャン男

