本日は、「豊臣秀長のお城を巡るプチツアー第二弾」として、4/14の「和歌山城」の訪城に続いて「大和郡山城」(奈良県大和郡山市)へ参りました。

 

前日夜はかなりのドシャブリの天候でしたが、本日の朝には雨も上がり、少し肌寒い天候でしたが汗もかかずに絶好のお城巡りができました。

 

近鉄「鶴橋駅」から近鉄奈良線で「西大寺」まで乗車して橿原線に乗換えて「近鉄郡山駅」まで5人が向かい、違うルートで「近鉄郡山駅」に着いた2人と合流して「大和郡山城」へ向かいました。

 

まずは、「お城の歴史と城主」を確認、

・1580年に「筒井順慶」が大和を平定して築城 

・1585年に110万石で入国した「羽柴秀長」が百万石に相応しいお城造りを着工

・その後、「秀長」の養子「豊臣秀保(ひでやす)」、次いで豊臣系「増田長盛」が城主に

・「関ケ原の合戦」後、「大久保家」「山口家」「筒井家」「水野家」「奥平松平家」「本多家」「藤井松平家」と1724年に      「甲府城」から「柳沢吉里」が移封し、以降「柳澤家」が幕末・維新まで統治

※「柳沢吉里」の父親は、五代将軍「徳川綱吉」の側用人だった「柳沢吉保(よしやす)」

 

縄張り」は、「縄張り絵図」で確認、

「総構」の大城郭で、「本丸(天守郭)」を中心に東側に「毘沙門郭」「常盤郭」、北側に「玄武郭」、西側に「厩郭」「緑郭」、南側に「二の丸」、更にその東側には「三の丸」、西側には「麒麟郭」が構えていて、「の」の字の逆に取巻く「輪郭式」縄張りになっています。

 

城内案内図 ↓

  

以上を皆で確認して、「三の丸」跡から攻めました。現在、主郭エリアに入る手前の「大和郡山市役所」前には「大手堀」の一部と多くの門や櫓の石垣が見られました。

 

「頬当御門」跡 ↓

北側には「柳御門」跡の櫓台 ↓

「柳御門」跡東側に「大手堀」の一部、欄干付「百寿橋」を渡ると市役所 ↓

 

  「市役所」の西側で「柳郭」跡を南北に走る「近鉄橿原線」を渡った南側(左側)には堀替りの「蓮池」、北側(右側)に長い「五間屋敷池」があり、「二の丸」跡への出入口には「鉄(くろがね)門」跡の櫓台が横たわります。

 

鉄門跡 ↓

 

桝形の坂道を上りきる少し手前右手が「陣甫(じんほ)郭」跡で現在は住宅エリア、細長い「水堀」を挟んで西側には「毘沙門(びしゃもん)郭」跡になり、堀の水面から直線に立ち上がる「毘沙門郭」の石垣東南隅が見られます。


更に西側には「本丸跡」に繋がる土橋「竹林橋」と「竹林門」跡の石垣が目に付きますが、一方、真直ぐな道の左手の白壁は道に沿ってずーと続きます。白壁内が「二の丸」跡で現在「県立郡山高校」の敷地となっていて、当時の「裏門」跡が校門にもなっています。

 

土橋「竹林橋」と「竹林門」跡の石垣

「二の丸」跡で現在「県立郡山高校」の敷地

 

前述の「竹林橋」を渡り「本丸」跡内へ入りますと正面には柳沢神社」本殿が構えています。冒頭説明した最後の城主「柳沢氏」を祀る神社です。

 

続日本百名城碑 ↓

柳沢神社 ↓

 

その後ろに聳える石垣が「天守台」で、ゴツゴツした「野面積み」の石垣が特徴です。更には、「天守台」の石には多くの墓石、五輪塔、宝篋印塔、石仏、石臼等を使用した「転用石」が使用されていて、城内の「転用石」は約1000個、「お地蔵様」は約200体が確認されているそうです。

 

転用石 ↓

 

その中でも、「天守台」北面には90cmもの高さの「逆さ地蔵」が当城の最大の見どころとなっていますが、お顔は暗くてハッキリと拝むことが出来ませんでした。

 

逆さ地蔵(少しわかりにくいですが) ↓

 

「転用石」を多用した理由ですが、領民は共同体として城主の為に献納したのではないかと言われていたり、当城の周辺に「石材」となる大きな石が産出する場所が少なかったことも言われているようです。

 

東側の石段を上がった広場部分が「付櫓(小天守)」台と言われ、「天守台」最上部分には梵字が描かれた礎石などが見られます。

 

天守台上の梵字が刻まれた礎石 ↓

 

「天守台」最上部からの眺めは頗る良く、東側に「毘沙門郭」「常盤郭」、北側に「玄武郭」、北西から西にかけて「麒麟郭」、「本丸」跡西側の「中堀」越しに横たわる「厩郭」「緑郭」が周囲を取巻いているのが良く判ります。

 

「天守台」から「毘沙門郭」跡を見下ろす ↓

 

更に北東方向から東方向にかけて遠方を眺めると、「薬師寺」の「西棟・東塔」や「東大寺」、現在工事中で囲いをしている「興福寺」が目に入ってくる眺望です。

 

天守台からの遠望 ↓

 

私達は7人のグループでしたが、東側の「常盤郭」跡や「毘沙門郭」跡には数十人のグループ数組がガイドから説明を受けながら、我々がいる「本丸」跡に迫ってくるようでした。大河ドラマ「豊臣兄弟!」と「大和郡山城」の人気ぶりがこれで良く判りました。

 

「天守台」を降りてまた数組のグループと出会いながら、「白沢門」跡から「毘沙門郭」跡に架かる近年復元された「極楽橋」を渡りました。

 

白沢門跡

復元「極楽橋」 ↓

 

「柳沢家」の諸資料が保管されている「柳沢文庫」は残念ながら休館でしたので、「毘沙門郭」や「常盤郭」の各跡から見える「本丸」跡の石垣の凄さを堪能しました。「大坂城」のような大きい石ではなくて、細かい自然石を積上げていった「野面積み」は見事です。

 

柳沢文庫 ↓

毘沙門郭跡から見る「天守台」と「本丸」跡の石垣 ↓

「天守台」と「本丸」跡の石垣 ↓

 

その後、復興「追手門」「多門櫓」「追手向櫓」、そしてその東側に建つ復興「東隅櫓(太鼓櫓)」を見学しました。

 

これらは、当時の時代の城郭建造物を参考にして建てられたものですので、復元ではないのですが、下見板張りの時代を感じさせる立派な「追手門」になっています。

 

復興「追手門」「多門櫓」「追手向櫓」 ↓

復興「東隅櫓(太鼓櫓)」 ↓

 

「常盤郭」跡の東隅に建つ左右対称の見事な建造物が「城址会館」で、1908年築の「旧奈良県立図書館」で奈良公園から移築されたものらしく現在は県指定文化財に指定されています。

 

旧奈良県立図書館 ↓

 

「厩(うまや)」跡と「緑郭」辺りに建つ「郡山情報館」で少し休憩を取りました。ここには、多くの「郡山城」に関するパンフレットが置かれていたので、各種いただきました。

 

この後、再び「二の丸」跡(郡山高校)北側の道へ出て、少し南に移動して「南門」跡とそこに建っていて現在「南門」が移築されている「永慶寺」山門を見ました。こちらのお寺は「柳沢家菩提寺」で中には「柳沢家各藩主」の墓碑があるそうです。見たかったのですが、時間がなく断念しました。

 

南門跡 ↓

南門が移築されている「永慶寺山門」 ↓

 

「松蔭門」跡から北に拡がる「麒麟郭」跡を通り抜けて「西門」跡から外堀「左京堀」の脇の坂道を下っていきました。「左京堀」は、「玄武郭」跡沿いにかなり深く掘られていて、北側からの攻撃に対する守備が重視されているのが解ります。

 

「麒麟郭」跡越しに見える「天守台」 ↓

左京堀 ↓

 

近鉄「橿原線」の踏切を渡った所に築かれた「桜門」跡の2つの「櫓台」を見ながら、「豊臣兄弟 大河ドラマ館」に到着しました。

 

桜門跡 ↓

 

入館料は600円で、いつもなら並んで入場するようでしたが本日はすいていたこともあり、入口の「豊臣兄弟」の写真前で全員の集合写真を撮ってくれるサービスを受けました。

 

大河ドラマ館正面 ↓

入口の「豊臣兄弟」の写真 ↓

 

しかし、館内は小さく、登場人物紹介パネル、小道具展示、少しの衣装展示、俳優のサイン展示等があるくらいで、歴史的展示や資料類は全く無く、あとは4Kシアターでキャスト・スタッフのインタビューや大和郡山市内の秀長ゆかりの地や史跡を紹介する映像が流されているだけでしたので、少し拍子抜けして我々のグループメンバーもガッカリでした。

 

衣装もこれだけ ↓

郡山城からの展示品もこれだけ ↓

入口などの演出は大々的だが・・・ ↓

 

ということで、お腹を空かしながら見学しましたので、13時過ぎに予約をしていた旬味和膳「季乃庄」へ急ぎました。色々な定食がありましたが、バラバラだと時間がかかるだろうから全員が同じ「和風弁当」にしました。案の定、早く出されたので、腹ペコの皆は満足しました。

 

「和風弁当」 ↓

 

メンバー全員が、スタート時点から是非寄りたいとの希望があった和菓子老舗「菊屋」へ向かい全員が「城の口餅」をお土産に購入しました。建物は江戸時代からのモノでしょうか、内部には昔の大きな「看板」や饅頭等を作る際の「木型」が天井や壁に展示されていて老舗感が溢れていました。

 

次から次へのお客様が買いに来られるので、商売繁盛のようでした。

 

「菊屋」の昔ながらの店頭 ↓

昔の大きな「看板」 ↓

饅頭等を作る際の「木型」 ↓

最後に「店頭」に並んでハイポーズ!ではなく疲れています!

 

前回の平山城の「和歌山城」に比べて「登城」は楽だと思っていましたが、「大和郡山城」も結構な城域でその全てを歩いたので結構歩数も増えていました。また今回は昼食を最後にしたので空腹での行軍は少し厳しかったかな〜と思いました。

 

ただ幸いなことに、少し肌寒い中での行軍で、歩くことによる体内熱の上昇が無かったことは良かったです。

 

 

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