全国の城郭建造物「御殿(居館)シリーズ」をお届けしています。

 

御殿については、「はじめに」の中で、軽く触れましたのでどうぞご覧ください。

 

全国「御殿」を巡る”はじめに” ↓

 

今回は、「伊勢崎陣屋」の現存「御殿玄関」をお届けします。

 

伊勢崎陣屋」(群馬県伊勢崎市

「伊勢崎陣屋」は、1601年に「稲垣直茂」が伊勢崎に入り陣屋を築きますが、2代目の時に転封となり、その後に「酒井忠世」が入ります。しかしながら、「忠世」は本家である「前橋藩」の跡継ぎとなったことから「厩橋城」に移ります。そして、一時「伊勢崎陣屋」が廃止されますが、60年後には再度「酒井家」の「酒井忠寛」が2万石で入城します。

 

「酒井家」本家が「厩橋城」から「姫路城」へ移封することに伴い、「伊勢崎陣屋」が分家の陣屋として再建され、幕末・維新までこの地を治めます。

 

 

陣屋跡は、「伊勢崎市立北小学校」の敷地ですが、同市内の民家「旧森村家」の主屋に1876年に「陣屋御殿」の遺構が取り込まれた形で建てられたそうです。「森村家」は旗本「駒井氏」の「地方代官」を務めた家柄です。

 

陣屋御殿」の遺構の一つ目は、「唐破風」が装飾された「式台」です。この「唐破風」の上に付く「鬼瓦」は凄く大きく立派であること、そしてその破風内には豪華な彫刻が施された懸魚風のものが見られます。

 

二つ目は、二階が「出し桁造り」となった「二階入母屋造り」の建物の奥に「書院」の部屋が移築されているそうです。

 

残念ながら、外部からしか見ることができなかったので、内部の「書院」を見ることができませんでしたが、豪華な「式台」を目にして、本家「酒井家」の支藩ではあったものの、当時の「酒井家」の格式の高さが目に浮かぶような気がしました。

 

 

「旧森村家主屋」に再利用された「陣屋御殿式台」 ↓

再利用された「陣屋御殿式台」の「鬼瓦」と「唐破風」内の見事な彫刻 ↓

再利用された「御殿書院」がある「旧森村家主屋」(建物左内) ↓

再利用された「御殿書院」がある「旧森村家主屋」(建物左) ↓

「旧森村家主屋」(二階が「出し桁造り」となった「二階入母屋造り」) ↓

 

 

 

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