<速報> 昨日(4/20)、城友と一緒に「菩提山城」(岐阜県不破郡垂井町)と「松尾山城」(岐阜県不破郡関ヶ原町)に登城しました。

 

どちらのお城も以前から登城したい山城で、「菩提山城」は昨年に「竹中氏陣屋」に行った際に、後方に見えた菩提山頂にあるお城は「羽柴秀吉」の軍師であった「竹中重治(半兵衛)」が居住していたお城とのこと、「松尾山城」は「関ヶ原の合戦」時に、西軍から東軍に寝返った「小早川秀秋」が陣取っていた陣城ということで、いずれも興味津々の山城でした。

 

「米原」でカーシェアによる車で移動して「菩提山城」麓の「菩提寺」からスタートしました。比高差は300mですが、お城へはこの登城口が最も近そうなのでここをスタートしましたので、意外と早く城域まで辿り着きました。

 

「菩提山」麓の「菩提寺」からスタート ↓

 

まず「3曲輪」から「大堀切」を越えて「4曲輪」の南側に向かいますと、「横堀」から「畝状竪堀」と共に両脇には「竪堀」が下へ落ちていき、更に「堀切」が見られるなど南東方向に対しては二重三重の見事な防御態勢が見られました。

 

「大堀切」 ↓

「横堀」(左には「畝状竪堀」が見える) ↓

「畝状竪堀」の奥が「4曲輪」 ↓

 

「本曲輪」に辿り着く前に「2曲輪」に入りますが、そこには三日月型の「空堀」を備えた「馬出」があり「土橋」で「本曲輪」に繋がっていました。

 

三日月型「空堀」の手前が「馬出」、奥が「二曲輪」 ↓

「本曲輪」と「馬出」を結ぶ「土橋」と「空堀」 ↓

 

登城途中に何人かのハイカーの方々と挨拶を交わしてきましたが、「本曲輪」では、多くのハイカーたちが昼食を取っていたのには驚きました。この山はハイキングコースになっているようでした。

 

「本曲輪」 ↓

 

「本曲輪」からの眺めは、黄砂の影響で岐阜、名古屋方向はドンヨリとしていましたが、「竹中氏陣屋」跡付近や新幹線が頻繁に行き来する光景が望めましたので、そこでサッとおにぎりを食べて昼食を済ませ、残る「5曲輪(台所曲輪)」「6曲輪(西曲輪)」へ足を向けました。

 

「本曲輪」からの眺め(黄砂でどんよりが残念!) ↓

 

「6曲輪」には見事な「土塁」と「竪堀」が北からの尾根に対する備えを行っていました。

 

見事な「竪堀」 ↓

見事な「土塁」 ↓

 

50分位の滞在で全て見所を抑えた後は下山し、当初の予定時間より早かったし、城友はまだ見たことが無かった「竹中氏陣屋門」を見に行きました。

 

そこからは先ほど登城してきた「菩提山城」も見上げることができました。

 

「竹中氏陣屋門」 ↓

「陣屋門」越しに見える「菩提山城」 ↓

 

続いて、「関ヶ原合戦」跡側の「松尾山城」登城口へ移動して登城しました。最初はなだらかな坂道が続いていたので割とラクチンかと思いきや、やはり途中から階段が続きました。午前中の「菩提山城」登城における足への負担は大きく、非常に足が重く感じられました。

 

駐車場に立つ「小早川秀秋」の幟 ↓

 

「主郭」である頂上に着くと、数組の登山客が「関ヶ原合戦」跡地を見下ろしていました。

 

「主郭」とその「土塁」 ↓

 

そこからは、西軍「石田三成」の陣城「笹尾山」が真正面に見え、東軍「黒田長政」の陣城「岡山烽火場」等が良く解りましたが、「徳川家康」が最初に居た「桃配山」は林の木々で遮られ見えず、「家康」最後の陣城も、住宅街の中なので分かりにくいでした。

 

西軍「石田三成」の陣城「笹尾山」(正面やや左側) ↓

 

「小早川秀秋」がここで戦火の情勢を見つめていた場所だと思うと、感動を覚えました。

 

さて私達は、約1万5千人の城兵を滞留させていたこのお城の後背地がどのようになっていたのかを探るべく他の曲輪を巡りました。

 

特に「主郭」南の「桝形虎口」を出て「馬出状」になった「2曲輪」との間から下っていく道沿いや、「主郭」の西側とその南側にも独立した台地上の2つの大きな曲輪があり、その間の谷底には「空堀」が南北に掘られその周囲には多くの段上の「曲輪」がありました。「井戸」跡も設けられていたので、この辺りに多くの城兵を待機させていたのでしょうか。

 

「主郭」から南へ出る「桝形虎口」 ↓

「馬出状」の曲輪(2曲輪) ↓

「5曲輪」とその「虎口」 ↓

「6曲輪」 ↓

「6曲輪」から「1曲輪」方向を見る ↓

「井戸」跡 ↓

 

とにかくスケールの大きな「陣城」であったことが良くわかりました。この辺りまで入り込むと、私達だけしか居ないので、ハイカー達は「主郭」の頂上まで来たら「関ヶ原合戦」場を眺めて下山する方たちが大半なんだろうな~と思いました。

 

以上、速報での両城のご紹介でしたが、詳細については後日個々に投稿していきますので、またご覧ください。

 

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