今回からのブログテーマを城郭建造物の「櫓」の内「平櫓(一重櫓)」に絞ってお届けしようと計画しています。

 

過去に、全国「復元、復興、模擬」の「天守シリーズ」「三重櫓シリーズ」「二重櫓シリーズ」「櫓門シリーズ」をテーマに掲載してきましたが、その後「平櫓シリーズ」をテーマに立ち上げようと思っていたのですが、なかなか機会がなく暫くの間ペンディングとなっていました。

 

 

そこで、今回のブログから、前述のように「平櫓」にスポットを当ててご紹介していきたいと思います。具体的な「平櫓」のご紹介は次回のブログからスタートします。

 

「櫓」の中では、「三重櫓」や「二重櫓」とは違って、見た目が少し地味な「平櫓(一重櫓)」ですが、色々と歴史やエピソードなどもあるかと思いますので、併せてお届けしていきたいと思いますので、どうぞご覧ください。

 

重文「彦根城 西の丸三重櫓」と「東多門櫓、南多門櫓(いずれも「平櫓」)」↓

重文「高松城 着見櫓(三重櫓)」と「付櫓」「多門櫓」(いずれも「平櫓」)↓

「江戸城 伏見櫓(二重櫓)」と「多門櫓(平櫓)」↓

重文「金沢城 菱櫓(二重櫓)」↓

重文「大坂城 千貫櫓(二重櫓)」↓

重文「熊本城 源之進櫓(平櫓)」↓

 

ピックアップに際しては、私が長年かけて撮ってきた写真を掲出しますので、全ては網羅できていないとは思いますが、かなりの数をピックアップできていると思います。

 

下記は、以前「二重櫓」「三重櫓」をご紹介するシリーズのスタートする前に、どの位の数の櫓数があるのかを自分なりに調べた時のモノで、再度掲載しておきます。

 

数を算出するに当たっては、我が家にあるお城の雑誌(「名城を歩く PHP社」「週刊 日本の城 デアゴスティーニ」「よみがえる日本の城 Gokken」)等やインターネットで「櫓」と思われるものをピックアップしてみました。

 

「櫓」をピックアップする為に、私なりに基準を設けて仕分けをしましたので、まずはそれを下記に記載しておきます。

※城域(曲輪)内にある「城郭建造物」を集計しています。

「廃城令」後等に城域外へ移築されて他所で再利用されていた建造物が再度城域内(曲輪内)の同じ位置或いは違う位置にでも、修築・復元再移築されている場合は、「現存」として扱いました。

※城域内の曲輪間で移動を伴った建造物も、「現存」として扱いました。

※「廃城令」後等に城域内・外の神社・寺院・学校へ移築されてそこの構造物の一部となっている建造物は「現存」としてカウントしていません。

※「復元・復興・模擬」は、今回は一括りで扱っていますが、今後分類をしたいと思います。

※基本は「近世城郭」の「櫓」をピックアップしています。ただ、100名城・続100名城の戦国時代のお城で、再現した櫓や楼が一部算入していますが極わずかです。(吉野ケ里遺跡の「楼」は除いています)

※「重」=「層」ですが、見え方 (例えば「庇」が「重」に見える場合)でカウントしている場合もあります。

※「付櫓」は天守に付随する櫓、「続櫓」は櫓に付随する櫓ですが、そこのお城の呼び方でカウントしました。一応、「天守」或いは「櫓」の両サイドに付随する場合は2基とカウントしました。

※「姫路城」で多く見られる「渡櫓」も、「金沢城」等で見られる「長屋」も「櫓」に分類しました。

※「多聞(多門)櫓」は名称が付いている「櫓」(例えば「富士見多門櫓」は1基とカウントしましたが、長い「櫓」(例えば、和歌山城等)でも1基とカウントしています。       

※「櫓」形式でも「蔵」代わりに利用されていたモノが多いですが、「金蔵」や「納戸蔵」等は「蔵」へ分類しました。

※「櫓門」は、「門」に分類しています。

※客用施設(例えば、トイレや売店)等の城郭風建造物でも、それなりに櫓風の模擬「櫓」は算入しています。            

以上のように、写真や書籍、ネットから拾った数です。厳密ではないですが、概算としては近い数字だと思います。

 

ということで集計すると、現在の所、「櫓」類は全国で概算総計は約286基(内、「現存」134基、「復元、復興、模擬」152基でした。

 

更に重層別では、それぞれ概算数字で「平櫓」148基、「2重櫓」113基、「3重櫓」25基でした。

「櫓」の数は、以上の通りですが、「櫓」にも色々な種類があります。

 

上記表中の「平櫓」を、「現存」と「復元、復興、模擬」を同時に、1回で5基くらいのペースで、全国北か南にかけて順次お届けしていきたいと思いますので、ご期待ください。

 

更に、「櫓」の本来の目的は、防御と管理でしたが、時代が経過すると様々な形や用途に派生し、名前も様々なものが付くようになりましたので、下記のように「櫓」を分類できると思います。

①構造別、サイズ別

②用途別

③管理別

④櫓の管理者名別

⑤城内の所在場所を明確化

⑥鬼門封じなどの厄除け、安全祈念、祖先祀りを目的

⑦他のお城から移築され移築元の城名が付与

⑧興を取り楽しむことを目的にしたモノ

⑨屋根などの材質名が付いた

⑩逸話や伝承に由来して付いた

⑪天守代用櫓

 

詳細は、私の「ホームページ」でご確認いただければと思いますが、その都度下記のどの分類に当たるかも触れていきたいと思います。

 

 

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