10月26日(火)より3日間、JR四国の企画切符「JR四国くるりきっぷ」を使用して四国8名城巡りをしてきました。

 

プロローグで触れましたように、訪城したお城を順番に、今回自分で設定した見所ポイントを中心に投稿していきたいと思います。

 

まず今回は

①    「松山城」(愛媛県松山市)です。

 

まず簡単に、お城の歴史と城主について触れておきます。

 

「松山城」は、意外にも近世になってからの、「関ヶ原の戦い」が終了した翌々年1602年に「加藤嘉明」によって「勝山」に築城を開始します。そして1603年に「松前(まさき)城」から移ります。

 

1627年に入城した「蒲生忠知」は、「二の丸」増築を行いますが嗣子なく断絶し、その後に15万石で入城したのが親藩の「(久松)松平定行」で、以降は「久松松平家」が統治します。

 

「加藤嘉明」が築いた五重天守は、1642年に三重天守にわざわざ改築されますが、1784年に落雷で焼失した後の1852年に再建した「大天守」が現在見られる「天守」となっています。

 

さて、今回の「松山城」見学の重点ポイントにまずは

(1)「現存と復元の城郭建造物を詳細に見ること」を挙げています。

 

城内の城郭建造物は、現存(重文指定)が21棟復元が30棟あり、合計51棟が現存と復元が同化した状態で建ち並んでいます。また、復元建造物も9棟が「登録有形文化財」に指定されているほど、復元後も長年経過して旧状に近い形で建ち並んでいます。

 

勝山部分(山上)の建造物配置図(パンフレットより)

勝山部分(山上)の建造物配置図(パンフレットより)

勝山部分(山上)の建造物名(パンフレットより)

 

それでは、51棟ほぼ全てを写真撮影してきましたので、登城順(本丸南曲輪→本丸→天守曲輪<本壇>→本丸北曲輪)に貼り付け紹介します。

 

また、51棟以外に、「勝山」中腹にある「二の丸」跡にも数多くの建造物が復元されています。

 

『本丸南曲輪』跡内

重文「戸無門」(下)

復元「筒井門」と復元「筒井門西続櫓(石垣の上) 

復元「筒井門」と復元「筒井門東続櫓」(石垣の上) 

重文「隠門」 

重文「隠門東続櫓(石垣の上) 

復元「太鼓櫓」

復元「太鼓門西塀」と「太鼓門南続櫓」(右)

復元「太鼓門」と復元「巽櫓西塀」(右)

復元「巽櫓」 (左)と復元「太鼓門北続櫓」(右)

 

『本丸』跡内

復元「井戸屋形」

復元RC造り「馬具櫓」

復元「艮門」(左)と復元「艮門東続櫓」 (右)

 

『本壇』

重文「一ノ門」

重文「一ノ門南櫓」

重文「二ノ門南櫓」 と重文「一ノ門東塀」

重文「ニノ門南櫓」(桝形内から)

重文「ニノ門」(桝形内から)

重文「三ノ門」

重文「筋金門東塀」(右)、重文「三ノ門南櫓」、重文「三ノ門東塀」(奥)

 

「天守曲輪」は、「天守内曲輪」と「天守外曲輪」があります。「天守内曲輪」内の建造物の中で「大天守」が唯一現存で「重要文化財」に指定されていますが、他の建造物は「復元」ながらも「登録有形文化財」に指定されて、「大天守」とは違和感無く同化しています。

 

『天守内曲輪』内

重文「大天守」(「本丸」跡から)

復元「内門」(登録有形文化財、「天守内曲輪」内から、右が「天守」)

復元「玄関」と復元「玄関多聞櫓」(登録有形文化財、「天守内曲輪」内から、右が「内門」)

復元「北隅櫓」(登録有形文化財、「天守内曲輪」内から、右が「玄関」と「玄関多聞櫓」)

復元「北隅櫓」と復元「十間長屋」と復元「南隅櫓」(登録有形文化財、「天守内曲輪」内から、中央が「十間長屋」)

復元「南隅櫓」(登録有形文化財、右が「十間長屋」、左が「多聞櫓」、「天守」から)

復元「多聞櫓」(登録有形文化財、右側が「南隅櫓」「十間廊下」、左側が「小天守」、「天守内曲輪」から)

右から順に復元「多聞櫓」と復元「小天守」と復元「筋鉄門」(共に登録有形文化財、「北隅櫓」から)

復元「筋鉄(すじがね)門」(登録有形文化財、「天守内曲輪」内から「三ノ門南櫓」方向)

重文「大天守」の右側が復元「筋鉄門」、左側が復元「内門」(「天守内曲輪」内から)

 

『天守外曲輪』内

「内門」を出た所から「二の門」までの「天守」北側から東側の敷地をいいます。

 

重文「仕切門」と重文「仕切門内塀」(右側に「大天守」)

復元「天神櫓」(左には「天神櫓西折曲塀」、右は「天神櫓南塀」)

重文「仕切門内塀」(手前)、復元「天神櫓西折曲塀」(奥)

重文「二ノ門東塀」

 

次は、一旦「本壇」を出て「紫竹門」から入る「本丸南曲輪」にまいります。

 

『本丸南曲輪』

重文「紫竹(しちく)門」

重文「紫竹門東塀」(「本丸」跡側より)

重文「紫竹門西塀」(「本丸南曲輪」跡側より)

復元「乾門東続櫓東折曲門」(左は「乾門東続櫓」、上は「小天守」)

復元「乾門東続櫓」(奥が重文「乾櫓」、手前は復元「乾門東続櫓東折曲門」)

復元「乾門」と復元「乾門西塀」(右が「乾門東続櫓」)

重文「乾櫓」(左が復元「乾門」)

重文「野原櫓」

 

『二の丸』跡内

復元「二の丸多聞櫓」

復元「南門」

復元「米蔵」

復元「番所」(トイレとして使用)

復元「四脚門」

復元「井戸屋形」

復元「土塀」

復元「聚楽亭」

復元「観恒亭」

復元「勝山亭」

 

 

 

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