本日、川西市畦野(うねの)にある”あじさいの寺「頼光寺」”に行ってきました。

 

 

以前から一度訪れたいと思っていたのですが、そろそろ満開シーズンで見頃ではないかと思い、陽の光で萎れる前の午前中に着こうと出ました。

 

阪急宝塚線の「川西能勢口駅」で「能勢電車」に乗り換え、「阪急電車」から譲渡された5000系の列車に揺られて「畦野駅」まで乗車します。

 

 

「車両」の色は、阪急カラーの「マルーン」そのままで、内装も「阪急車両」の最新装飾に改修されていますが、窓のブラインドには「能勢電」沿線の長閑(のどか)な田園風景が描かれていて、ホノボノしました。

 

 

さて、「頼光寺」は、清和源氏の所縁あるお寺で、「源満仲」の夫人「法如尼」の発願で、子供の「源賢僧都」によって建てられたそうです。

 

駅からは5分位の距離で、「能勢電」の線路下を潜った所から、見上げると「祥雲山 頼光寺」の碑とともに「あじさい」が目に入ってきます。階段を上った正面には本堂が建ちます。

 

 

「あじさい」は、本堂前の広い庭全体、本堂の南側と「能勢電」線路の間、本堂沿いの北側、更に北側の高台に墓地がありますが、そこへ至る道沿い一杯に植えられています。

 

「あじさい寺」と言えば、「和あじさい」がピンク色と青色中心に咲き乱れていることが多いですが、当寺の「あじさい」の種類は、「和あじさい」の手毬系ばかりでなく「額あじさい」もあれば、「ダンスパーティ」系の「ハイランドジア(洋あじさい)」「アナベル」「柏葉あじさい」、そして「山あじさい」も固まって咲いていました。また、色も豊富で、目を楽しませてくれます。

 

かなりの量の写真を撮りだいぶ絞って掲載します。それでも多いかもしれませんが、お楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、この時期に、「モミジ」の赤い新芽と「あじさい」とのコラボをお届けします。

 

 

帰りは、「畦野駅」から一駅「一の鳥居駅」まで歩きました。当駅は、私が幼少のころには、周囲は山林で全く何もなく、「妙見山」へ向かう道の入り口に鳥居がポツンとあったので、当駅名が付きました。

 

 

現在の駅前には「大阪青山大学」が運営する「大阪青山歴史文学博物館」が建ちますが、四層六階地下二階の城郭形式で「犬山城」天守によく似た形となっています。

 

本日は休館になっていましたが、以前訪問した時に、館内の案内には、この近辺に「源満仲」の末裔で「織田信長」と親交のあった「塩川長満」の居城「山下城」があったらしく、そういう意味ではそれを模擬で建てたお城と言えなくもないかなと思いました。

 

 

「一の鳥居駅」からの「能勢電」の車両は、阪急本線でもまだ走行している車両7000系の譲渡品でした。

 

 

 

本日、大阪では最高気温31.5度という非常に暑い1日でしたが、幸いにも「頼光寺」境内は木々に覆われている所が多く、「あじさい」達もあまり萎れるところを見ることなく鑑賞できて良かったです。

 

しかし、「梅雨」に打たれた「あじさい」ではなく、「らしさ」という点ではやや物足りなさ感は否めず、少々残念だったなーと思いました。