令和2年の年が明けて早1ケ月です。冬の青春18切符が使用できる最終日の1月10日(金)に訪城したのが「犬山城」と「明智城」でした。

 

既に「明智城」は、「麒麟がくる」の初放送日の翌日に投稿しましたが、「犬山城」の投稿が今頃になってしまいました。今回のブログから 4回シリーズで「犬山城のお城紀行」を投稿します。

 

ツイン犬山橋からのぞむ国宝「犬山城天守」

 

1月10日(金)は、JR「大阪駅」を7時45分の新快速に乗りこみました。丁度通勤ラッシュ時でしたので、15分前から最前列で並んでいましたが座れませんでした。

 

しかし、「高槻駅」で窓際に座ることができて、通勤客には申し訳ないなと心の中で思いながらも、これからの旅を楽しみました。途中、車内放送で「安土駅付近の踏み切りで、遮断機の棒が折れているとの情報があり現在確認中」とのことで暫く停車しました。

 

発車すると、「現在“5分”遅れの運行です」とのアナウンス、これでは「米原駅」での乗り継ぎがどうなるだろうかとの心配がこみ上げてきました。

 

というのも、「米原駅」に9時15分に到着して、JR西日本の新快速からJR東海の9時18分発大垣行普通列車に“3分”の乗継時間、更に「大垣駅」から「岐阜駅」経由の高山本線に乗って「鵜沼駅」へ行く計画を立てていましたので、その後のスケジュールに影響がでないかと心配になってきました。

 

5分遅れであれば、3分の乗り継ぎ時間には間に合わない、ただ、以前この時間帯ではなかったのですが、JR西日本の列車が遅れた場合は発車を出発時間から5分は待ってくれると聞いたことがあり、その際にはJR東海の列車に乗れたことがありましたので、ひとまず安心していました。

 

しかし「彦根駅」前位から、車内アナウンスで、JR東海の9時18分発の列車に乗り継ぎができないで、その次の列車は38分後の9時56分発になります。ただし、お急ぎの方は、9時22分発特急“ひだ25号”に御乗車下さいとのことでした。

 

ちょっと待ってよー! 38分後の列車に乗れば、かなりの予定変更を余儀なくされ「犬山城」での滞在時間を大幅にカットしなければならなくなります。

 

今回は、わざわざ「鵜沼駅」で降りて、「ツインブリッジ犬山橋」から木曽川越しに写真を撮ろうと計画していたし、また「犬山ライン大橋」からも「白帝城」の雰囲気の写真も撮りたかったので、是が非でも3時間の滞在時間を取りたかったのです。

 

そこで、スマホを取り出し「ヤフー 路線情報」を使って、特急「ひだ」に乗って何処まで行けば、当初予定の電車に乗車できるかを調べました。検索結果は、特急「ひだ」は「大垣駅」に9時46分到着するので、そこで下車すれば当初予定の「大垣駅」発9時56分発の「快速」に乗れることが判明しました。

 

「米原駅」で下車して、待つこと2分で2両連結の特急「ひだ」が滑り込んできました。二両目の自由席に座り、あのディーゼル気動車のブイーンという音が心地いいのでしたが乗車時間はわずか22分、JR東海の普通車が待ってくれない理由は、多分、続いて「特急」が来るので、それに乗ってくださいねーとのことでしょう。

 

 「大垣駅」まで乗車した「特急ひだ」

 

ただし、「青春18切符」を良く利用する人は御存じのことですが、「青春18切符」では優等列車(特急や新幹線など)には乗車できないのです。それに乗ろうとすると、あらためて「乗車券」を購入した上で、「特急券」の購入が必要となります。

 

ということで、車掌さんが巡回してきた時に、乗車券と特急券を車内購入して各々680円と760円の合計1,440円を別途支給するハメになりました。わずか20分余りの為にです。

 

車内で購入した乗車券と特急券

 

しかしその1,440円のお陰で、その後は計画通りに事が進み、「明智城」も含めて巡ることができ、当日「大阪駅」には19時42分に到着することができました。

 

高山本線に乗換の岐阜駅には、「麒麟がくる」等の大横断幕が

高山本線のディーゼル気動車(JR東海)

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、JR「鵜沼駅」に到着しました。20数年前に「高山陣屋」へ行った帰り、JR東海高山本線から名鉄名古屋駅へ乗り入れる「北アルプス」に乗車した時には、確かJR「鵜沼駅」から名鉄「犬山線」に入線して、当時「犬山橋」の路面線をゆっくりと渡って「犬山遊園駅」へ向かった記憶がありました。

 

JR「鵜沼駅」と名鉄「新鵜沼駅」の入口が並ぶ広場

 

ツイン犬山橋(名鉄線と道路が分離されてツインとなった)

20数年前にJR高山駅から乗車した名鉄線に入る名鉄特急「北アルプス」

 

今回は、「鵜沼駅」から「ツインブリッジ」になった「犬山橋」を徒歩で渡りながら、木曽川越しに国宝「天守」を数枚撮影しました。この逆のシーンも後から撮るつもりです。

 

ツインブリッジ犬山橋からのぞむ国宝「犬山城天守」「木曽川」「ライン犬山橋」

ツインブリッジ犬山橋からのぞむ国宝「犬山城天守」「木曽川」「ライン犬山橋」

 

名鉄「犬山遊園駅」の前を通り、踏切を渡った裏手にある「瑞泉寺」へ向かいます。こちらの山門は、「犬山城内田門」が移築されています。またこの門は、「犬山城」に据え付けられる前は、「美濃金山城」の「大手門」だったとも言われています。

 

犬山城内田門(「瑞泉寺山門」に移築、犬山城の前は「美濃金山城」の「大手門」だったとか)

犬山城内田門(「瑞泉寺山門」に移築)

犬山城内田門(「瑞泉寺山門」に移築)

瑞泉寺山門前と大ケヤキ(名鉄犬山線)

瑞泉寺の遠望

 

ここから、「内田門」があったと思われる「内田」交差点から斜めに「犬山城」方向に歩きます。途中右手には、「織田信長」の弟「織田長益(有楽斎)」が造り国宝指定されている茶室「如庵」がある「有楽苑」があります。

 

こちらには、私の名古屋勤務時代にも訪れたことがなかったので、一度は見てみたい建造物でしたが、今回も時間の都合で割愛してしまいました。

 

次回は、「犬山城」天守迄の各曲輪と櫓・門跡を探ります。

 

 

 

 

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