「篠山城④」(兵庫県篠山市)は、まだまだ見所満載の「篠山城下」をお伝えたいしたいと思います。
何といっても異次元の世界が視野に広がってきたのが、JR「篠山口」からバスに乗車して城下の入口に入った「篠山本町」からの狭い道路でした。軒が低く虫籠窓や格子窓を持つ家並みが両脇に続きます。
虫籠窓のある旧家
細格子のある旧家
バスを降りた「春日神社前」を中心に様々な古い建物が残されていて、それを巧く活用した施設が点在していました。
春日神社前通り
レンタサイクルのスタートとなった「歴史美術館」の建物は、丁度真ん中心に式台を設けて、左右ほぼ対象になった両端に建物が繋がる純和風建築物ですが、こちらは、「旧篠山地方裁判所」です。
歴史美術館(旧篠山地方裁判所)
歴史美術館(旧篠山地方裁判所)の立派な式台
屏風や絵巻などの絵画の他に、武具や埋蔵物などが展示されていますが、1870年に発足した「篠山裁判所」が1981年まで使用されていた状態で保存されていて、現在は我々でも法廷の裁判長席にも座ることができます。
歴史美術館(旧篠山地方裁判所)の法廷がある建物
歴史美術館(旧篠山地方裁判所)の法廷内
また近くには「大正ロマン館」という1923年の大正時代に篠山町役場として竣工された建物を使用した観光拠点施設として土産品販売や案内所として使用されています。私は帰り際に、ここで黒豆ポツプコーンと黒豆納豆を買って帰りました。
大正ロマン館
さて、レンタサイクルで八上城に向かって「篠山城」へ戻る途中に立ち寄ったのが、伝統的建造物群保存地区の「河原町妻入商家群」です。
河原町妻入商家群の標識
この入口には、大きな看板が立ちます。この標識から東側へ延びる道路沿いに昔の町並みと江戸時代から明治時代にかけて建てられた商家が建ち並びますので、タイムスリップした感覚を覚えます。
篠山伝統的建造物群保存地区
河原町妻入商家群の家並み
河原町妻入商家群の家並み
この商家の特徴が、道路沿いの間口が狭いわりには、奥行きが非常に深い妻入りと呼ばれる形式の家です。
西坂家住宅(市指定文化財、江戸時代)
川端家住宅(市指定文化財、明治・大正時代)
前述したお城の北側のバス道沿いの家並み以上に、千本格子、荒格子、袖壁、うだつを持つ家が多く、また白壁や海鼠壁も目立ちますので、ウキウキしてサイクリングができました。
町医者小林家(明治時代)
うだつが上がる家
細格子、海鼠壁
犬矢来
格子戸
小田垣商店(国登録文化財、黒豆の専門店)
伝統的建造物群保存地区の指定だけでなく、「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれたエリアですので、本来はレンタサイクルでなくてゆっくりと一軒一軒訪ね歩く散策ができれば良かったと思いました。
「日本遺産のまち」のだん幕
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