蒼く晴れ渡った空が広がったら「さあ!」

君は羽ばたき、更に高くと宙へ翔び出す


見上げた彼方から届くは銃声のマズルカ

君の勝利を信じて歌うはカンタータ

天から地から交わる重奏、響く余韻



それはアテナの挙げた鬨の声、戦士の矜持

冷たい宙に悠然と翔ける翼を見よ

君のワルツに誘われて星も瞬き共に舞う



イカロスの翼を信じて宙の旅

何時か取り戻したい母なる青

か細い肩で背負うに過ぎる夢


送り出した君を見守る私は舞台袖

君の無事を願う気持ちを伝える祝詞

「君が笑顔でありますよう」