まただいぶ間が空いてしまいました。

久しぶりのフェアリーズブートキャンプとなります。


今回は臨時の特別講習として、ソロマルチに臨む際の全般的な部分、特定のステージに対する各論ではなく、あらゆるステージに共通する総論となります。


本来ならこれまで連載してきた大型ヴァイスの各論が一通り終わった後に、発展としてソロマルチに触れる予定でしたが、エニグマの解放により、ソロマルチに挑戦される方も増えているでしょう。


ソロマルチのポイントについての解説を求める声も頂きましたので、急遽講習を開催させて頂く運びとなりました。


では早速始めていきましょう。


先日のブログで、マルチにおける戦闘型を2点ご紹介しましたが、本講は回避型の戦法に則って進めていきます。


先々の先を取る攻撃型は非常に限られた条件下でしか成立せず、フェアリー達に求めるには酷な戦法となります。


対して後の先を制する回避型はどのアクトレスであっても採択出来る、汎用性の高い戦法ですが、反面指揮を執る隊長に多くのものを求める戦法でもあります。



まず必要になるのが露払い。

取り巻くVWの処理が必要になります。


回避型戦法は交戦時間が長期に渡ることになるので、VWを放置する事で被害もそれに応じて拡大していきます。


それを未然に防ぐ手段が露払いです。


これまでのFBCでは、ギアスキル、SPスキルを封じた状態での勝利を目指してきました。

それは戦法としての汎用性を担保するのが主たる目的でしたが、実はその裏にはソロマルチを見据えていました。


大型に対してスキル類を必要としない、それはVWに対する露払いにスキルを全て充てる事が出来る事と同義となります。


露払いは大型ヴァイスとVWに挟撃される危険なタイミングとなります。

そのリスクを最小限に抑える為に攻撃的なスキルを割り当てたいのはご理解頂けると思います。



次いで考えなければならないのが、露払いするタイミングです。


露払い=VWに向き直っている時間は、より強力な敵である大型ヴァイスをフリーにする危険な行為でもあります。


またここでもこれまでのFBCを振り返ってみて下さい。


まだ全ての種に対しての講習は終わっていませんが、お題目に挙げた種の全攻撃パターンを網羅し、その対処方法、回避方法をお伝えしてきました。


それもここに活きてきます。


ダメージの小さな牽制的な攻撃、攻撃軌道が単純で回避が容易な攻撃。

その僅かな瞬間が露払いに充てられるタイミングです。


なので、ターゲティングを頻繁に切り替えながらの戦いとなりますし、隊長の皆様には全大型ヴァイスの全攻撃パターンを理解して頂く必要があります。



それを踏まえた上で次の動画を観て頂けると、ポイントが見えてくると思います。


今回、デモンストレーションして頂くのはフェアリー有賀奈々さん。



装備はまだ完成していませんが、そこはエニグマで補えるでしょう。


要撃リコサアラゴギ 

約9分30秒

こちらのステージで、奈々さんの戦い方を振り返りながら、ポイントとなる部分を抜き出し解説をしていきます。

少々長いですが、まずは全体通しての動画をご覧頂けますよう、お願いします。



先陣のセルケト特異型は非常に攻撃力が高いですが、フェーズ1のパターンは単調です。
尚、詳細なパターンの説明はここでは致しません。

交戦開始から露払いにいく事が出来ますが、セルケトの位置を常に頭の中でイメージして、その攻撃(機銃→尻尾→針弾)を回避出来る方向に移動しながら、VWに対して射撃で応戦することになります。



この時、もし大型ヴァイスの攻撃に射程があるなら、射程外にVWを引き寄せて露払いするのも有効な手段です。

セルケトの機銃は射程が有限なので、VWと分断する事が出来ます。


エリア2に移りましてモス。


弧を描く追尾弾は回避に明確な機動が必要になるので、この様な回避が難しい攻撃に対しては露払いは控えて回避に専念します。

このタイミングでは逆にVWの位置をイメージして、十字射撃を受けないような回避機動が求められます。



ターゲティング例1

モスのリングレーザーは許容出来る攻撃、弧を描く追尾弾は回避が難しく危険な攻撃なので、ターゲットを行き来して、より安全な露払いを心懸けたいですね。



ターゲティング例2

あと少しでVWを倒せる…そんな色気を出してギリギリまでVWを追撃したものの、弧を描く追尾弾の回避が間に合わなかった悪手です。

早く済ませたい気持ちは山々ですが、回避を優先しましょう。



ターゲティング例3

モスのチャージを止めて大ダメージを奪う好機ですが、それは露払いを安全に実行する好機でもあります。
まだVWが残存しているなら、露払いを優先しましょう。

この様に露払いさえ完了してしまえば、普段の調査や特殊宙域での戦闘と同様、1対1の状況になります。

あとは平時と同じように戦えば問題なく倒せるでしょう。


尚エリア3、最後のリコサアラゴギはVWの随伴が無いので、通常通りに対処すれば問題ありません。


以上で要撃リコサアラゴギ完了となります。


今回の講習はここまでとなります。

敵種が違えばターゲティング切り替えのタイミングや回避機動も変わってきますが、イメージは掴めたでしょうか。

中には露払いすることすら出来ない場合もありますし、強引にでも早い段階で露払いを済ませなければならない事もあります。

そこは臨機応変に対応して頂くことになりますので、ここからは場数を踏んで頂くしかありません。

ですがこれで少しでも攻略の糸口を掴めましたら幸いです。

それではまた。