ブラヴィルを発ちレヤウィンを目前にしたその時だった。
「おや?その盾は白馬騎士団の方?」
目敏くわたしの背負ってる盾を見付けたらしい帝都軍の人に声を掛けられる。
「済まないが少し手を借りられないか?」
むぅ…レヤウィン領で騎士として助力を求められたら断れない。
この帝都軍人は麻薬の密売人を追っていると言う。
そしてそのアジトがこのレヤウィン郊外にあるんだそうな。
「あいつらの活動を止めなくてはならない!手段は問わない…あの毒をこれ以上世に出回らせてはいけないんだ!」
うん、言いたいことは良く分かる。
でも何で一々わたしに頼むのか。自分で行けば良いじゃない。
そこらへんのことを聞いてみると、どうもこの軍人、隠密行動が苦手らしくアジトに近付くと売人に逃げられてしまうんだそうな。
…はぁ。よくそんなのを担当にしたわね。
もう少し人を選びなさいよ帝都軍。
わたしはその軍人に代わってアジトにしている郊外の一軒家に近付く。
人の気配はするけどまだ慌ただしい空気は感じられない。
まだ気付かれていないわね。
わたしは一呼吸するとばん!と大きく音を立てて扉を開くと中に踏み込む。
不意の来客に驚いているところを弓で射抜き戦いの火ぶたが切って落とされる。
相手は二人。
わたしは床をたん!と踏み鳴らし生霊を呼び出すと一人を任せる。
その間にダンマーの男と一騎打ち!
不意打ちが功を奏し密売人達は大した抵抗もできず掃討される。
わたしは頼まれていた親玉の指輪を抜き取るとついでにアジトの中を漁る。
…が麻薬は見付からなかった。
本当にこの人達密売人だったのかしら?
まさか人違いとかじゃないでしょうね?
わたしは不安を感じながら指輪を帝都軍人に渡す。
「おぉ!やってくれたんだな!帝都軍と神々の名において君に敬意を表する」
そう言うと密売人に掛かっていたと言う懸賞金を報酬代わりにと渡してくれた。
「おや?その盾は白馬騎士団の方?」
目敏くわたしの背負ってる盾を見付けたらしい帝都軍の人に声を掛けられる。
「済まないが少し手を借りられないか?」
むぅ…レヤウィン領で騎士として助力を求められたら断れない。
この帝都軍人は麻薬の密売人を追っていると言う。
そしてそのアジトがこのレヤウィン郊外にあるんだそうな。
「あいつらの活動を止めなくてはならない!手段は問わない…あの毒をこれ以上世に出回らせてはいけないんだ!」
うん、言いたいことは良く分かる。
でも何で一々わたしに頼むのか。自分で行けば良いじゃない。
そこらへんのことを聞いてみると、どうもこの軍人、隠密行動が苦手らしくアジトに近付くと売人に逃げられてしまうんだそうな。
…はぁ。よくそんなのを担当にしたわね。
もう少し人を選びなさいよ帝都軍。
わたしはその軍人に代わってアジトにしている郊外の一軒家に近付く。

人の気配はするけどまだ慌ただしい空気は感じられない。
まだ気付かれていないわね。
わたしは一呼吸するとばん!と大きく音を立てて扉を開くと中に踏み込む。
不意の来客に驚いているところを弓で射抜き戦いの火ぶたが切って落とされる。
相手は二人。
わたしは床をたん!と踏み鳴らし生霊を呼び出すと一人を任せる。
その間にダンマーの男と一騎打ち!
不意打ちが功を奏し密売人達は大した抵抗もできず掃討される。
わたしは頼まれていた親玉の指輪を抜き取るとついでにアジトの中を漁る。
…が麻薬は見付からなかった。
本当にこの人達密売人だったのかしら?
まさか人違いとかじゃないでしょうね?
わたしは不安を感じながら指輪を帝都軍人に渡す。
「おぉ!やってくれたんだな!帝都軍と神々の名において君に敬意を表する」
そう言うと密売人に掛かっていたと言う懸賞金を報酬代わりにと渡してくれた。