今日は何となくゲームの思い出話等を。
今回の話題になるゲームは…
「Life and Death」
何とパソコンのゲームですね。
私が高校生の頃所属していた所謂パソコン部で、とある部員が見付けてきたゲームです。
当時はまだwindowsではなく、その前身であるMS-DOSでパソコンが動いていた頃の話です。
パソコンゲームと言うと何となく年齢制限のかかるアレな感じのものを連想される方が多いかと思いますが、三国志や信長の野望、シムシティのような誰でも楽しめるものだって結構あります。
これもその一種…と言って良いのかどうか迷う一品ですが、真面目?なゲームです。
と言うかゲームと言って良いのかどうかすら怪しい代物なんですよ、これが。
所謂エデュケーションソフト、と言うのでしょうか。
このゲームは実際の医学生を対象にした手術のシミュレーターです。
内容としては、プレイヤーは医者として盲腸を治すのが目的になります。
一応ゲームの進行として、診断して患者の病状を確認して症状に応じた処置と言う流れになります。
で、まず患者さんと向き合って触診をするわけです。
パソコンのディスプレイに患者さんの腹部が大写しになって、マウスであちこちクリックすると患者さんが「痛い!」とか反応するんですね。
それに基づいてどうするか判断していきます。
とは言ってもケースとしては四通りくらいしか無かったと思います。
触診でどこを触っても痛がる場合
細菌感染による腹痛なので、抗生物質を処方してお仕舞。
逆にどこを触っても痛くない場合
腹の中にガスが溜まってるだけなので経過観察でお仕舞。
脇腹の部分だけ痛みを訴える場合
これはもう一段階深く診断が必要なケースですね。
この場合はレントゲンを撮ります。
レントゲン写真で腹部に小さな点が写った場合は胆石です。
胆石なので、専門医に委託してお仕舞になります。
ここまでは良いんです。どんなケースか理解していれば簡単に処置できます。
問題は…レントゲンで何も異常が写らなかった場合。これです。
こうなると患者は虫垂炎を発症していますので、手術による摘出が必要になります。
一応このゲームの最大の目的ですね。
ですが、これが難しいのなんの(^^;
一応これでも先述した通り、医学生向けのシミュレーターなので、かなり本格的な手術をすることになります。
衛生管理としてまず手を洗うところから始めないといけません。
そして患者に麻酔を打ち、患部を消毒して…とやることは山ほどあります。
初めの頃はそう言った手順すら分からず、適当に腹を切ってえらいことになったりもしました(^^;
麻酔忘れて患者が痛みに絶叫したり、何の薬物か分からず投与して死なせてしまったり、と本当にゲームで良かったと思います。
実際にやってたら大変なことになってますね。
で、盲腸摘出手術の訓練用ソフトなので、失敗すると手順として間違っている部分を指摘され、どうすれば良いのか解説が入ります。
それを見ながら少しずつ覚えていったのですが…結局盲腸を摘出することはただの一度も出来ませんでした。
ほんっ…とうに難しいんです。
パソコン部の部員の大半が執刀医としてそのゲームにプロフィールを登録していたのですが、誰一人として手術を成功させることが出来ませんでした。
皆、途中までは出来るんです。盲腸を目視して取り出すところまでは。
ですが、肝心の切除が出来ないんですね。何回も解説を見て、その通りやってみても上手く行かない…。
どこか違うところまでメスが入っているらしく、出血が止まらなくなったりして患者さんがことごとく亡くなっていました。
仕舞には手術の途中で「やってられっか!」と激昂して、無理やり盲腸を重要な部分ごとメスでぶった斬って患者を死なせる人。
盲腸を手に取るところまで来ても、どうにもできなくて「ごめん、無理」と言って何もせずそのまま盲腸を埋め戻して腹部を縫合し…術後に死亡したり。
自分も出来ないのですが、傍で見てる分には爆笑していました。現実だったら恐ろしい限りです。(^^;
取り敢えず私に言えることは…「医者って凄い」の一言に尽きます。
これはとにかく物凄い印象深いゲームでした。
面白いかどうかと問われると微妙ですが、プレイヤーに与えるインパクトに関しては間違いなく一級、いやそれ以上の特級品です。
ちなみに風の噂で聞くに、このゲームの脳外科版もあったらしいのですが、実際にそのソフトに出会う機会は得られませんでした。
如何でしたでしょうか。
前回は私とゲームの馴れ初めと言うことでしたから、今回はかなり時間的に飛躍していますね。
この「ゲームの思い出」タグはその都度私がこんなゲームがあったなぁ、と思い出した時に記事を書いていくシリーズなので、あまり時間軸的な事は気にしないで頂けると幸いです(^^;
それではまた。
今回の話題になるゲームは…
「Life and Death」
何とパソコンのゲームですね。
私が高校生の頃所属していた所謂パソコン部で、とある部員が見付けてきたゲームです。
当時はまだwindowsではなく、その前身であるMS-DOSでパソコンが動いていた頃の話です。
パソコンゲームと言うと何となく年齢制限のかかるアレな感じのものを連想される方が多いかと思いますが、三国志や信長の野望、シムシティのような誰でも楽しめるものだって結構あります。
これもその一種…と言って良いのかどうか迷う一品ですが、真面目?なゲームです。
と言うかゲームと言って良いのかどうかすら怪しい代物なんですよ、これが。
所謂エデュケーションソフト、と言うのでしょうか。
このゲームは実際の医学生を対象にした手術のシミュレーターです。
内容としては、プレイヤーは医者として盲腸を治すのが目的になります。
一応ゲームの進行として、診断して患者の病状を確認して症状に応じた処置と言う流れになります。
で、まず患者さんと向き合って触診をするわけです。
パソコンのディスプレイに患者さんの腹部が大写しになって、マウスであちこちクリックすると患者さんが「痛い!」とか反応するんですね。
それに基づいてどうするか判断していきます。
とは言ってもケースとしては四通りくらいしか無かったと思います。
触診でどこを触っても痛がる場合
細菌感染による腹痛なので、抗生物質を処方してお仕舞。
逆にどこを触っても痛くない場合
腹の中にガスが溜まってるだけなので経過観察でお仕舞。
脇腹の部分だけ痛みを訴える場合
これはもう一段階深く診断が必要なケースですね。
この場合はレントゲンを撮ります。
レントゲン写真で腹部に小さな点が写った場合は胆石です。
胆石なので、専門医に委託してお仕舞になります。
ここまでは良いんです。どんなケースか理解していれば簡単に処置できます。
問題は…レントゲンで何も異常が写らなかった場合。これです。
こうなると患者は虫垂炎を発症していますので、手術による摘出が必要になります。
一応このゲームの最大の目的ですね。
ですが、これが難しいのなんの(^^;
一応これでも先述した通り、医学生向けのシミュレーターなので、かなり本格的な手術をすることになります。
衛生管理としてまず手を洗うところから始めないといけません。
そして患者に麻酔を打ち、患部を消毒して…とやることは山ほどあります。
初めの頃はそう言った手順すら分からず、適当に腹を切ってえらいことになったりもしました(^^;
麻酔忘れて患者が痛みに絶叫したり、何の薬物か分からず投与して死なせてしまったり、と本当にゲームで良かったと思います。
実際にやってたら大変なことになってますね。
で、盲腸摘出手術の訓練用ソフトなので、失敗すると手順として間違っている部分を指摘され、どうすれば良いのか解説が入ります。
それを見ながら少しずつ覚えていったのですが…結局盲腸を摘出することはただの一度も出来ませんでした。
ほんっ…とうに難しいんです。
パソコン部の部員の大半が執刀医としてそのゲームにプロフィールを登録していたのですが、誰一人として手術を成功させることが出来ませんでした。
皆、途中までは出来るんです。盲腸を目視して取り出すところまでは。
ですが、肝心の切除が出来ないんですね。何回も解説を見て、その通りやってみても上手く行かない…。
どこか違うところまでメスが入っているらしく、出血が止まらなくなったりして患者さんがことごとく亡くなっていました。
仕舞には手術の途中で「やってられっか!」と激昂して、無理やり盲腸を重要な部分ごとメスでぶった斬って患者を死なせる人。
盲腸を手に取るところまで来ても、どうにもできなくて「ごめん、無理」と言って何もせずそのまま盲腸を埋め戻して腹部を縫合し…術後に死亡したり。
自分も出来ないのですが、傍で見てる分には爆笑していました。現実だったら恐ろしい限りです。(^^;
取り敢えず私に言えることは…「医者って凄い」の一言に尽きます。
これはとにかく物凄い印象深いゲームでした。
面白いかどうかと問われると微妙ですが、プレイヤーに与えるインパクトに関しては間違いなく一級、いやそれ以上の特級品です。
ちなみに風の噂で聞くに、このゲームの脳外科版もあったらしいのですが、実際にそのソフトに出会う機会は得られませんでした。
如何でしたでしょうか。
前回は私とゲームの馴れ初めと言うことでしたから、今回はかなり時間的に飛躍していますね。
この「ゲームの思い出」タグはその都度私がこんなゲームがあったなぁ、と思い出した時に記事を書いていくシリーズなので、あまり時間軸的な事は気にしないで頂けると幸いです(^^;
それではまた。