隠し通路の闇を急ぐわたし達。
だけどその歩みはすぐに止められることになる。
「陛下をお守りするんだ!」
護衛達が剣を抜いて前に出る!
暗殺者の刺客が先回りしている!?
恐らく秘密の抜け道だろうここを事前に調べていたのか。
でもそうなるとこの先も刺客だらけってことになるんじゃ?
先行きは通路の闇よりもさらに深いものになりそうね。
丸腰のわたしは護衛の戦いぶりを見ていたけど…。
あ、一人やられた!?
刺客の一団は退けられたみたいだけど、こちらもタダじゃ
済まなかったみたい。
やだなぁ…何かこのままジリ貧っぽい感じ。
刺客の亡骸を避けて通ると一枚の扉。
「お前はついてくるな」
そう言うと殿の護衛がわたしを遮って扉に鍵をかけた。
ちょっと!?
参ったわね…このまま牢に戻って一晩経てば出れるだろうけど、
その一晩を無事に過ごせるかどうかは分からない。
かと言って鍵を掛けられたら手も足も出ない。
仕方ない。運を天に任せて牢に戻るか。
そう思った時、横手の壁が崩れた。
そしてその先には…洞窟が広がっていた。
行けるか?
わたしはちょっと迷ったけど、洞窟に踏み込んだ。
果たしてこれはどこに通じているのやら。
ゴブリンの巣だったその洞窟を抜けると…
どうもまた地下通路に戻って来たらしい。
しかも何か声が聞こえる…それだけじゃない、金属を打つ音も。
見ると皇帝一行が刺客とやりあっている最中だった。
追い付いたみたいね。
折角だからここで加勢して恩を売っておくのもいいかも?
そう思って洞窟で拾った弓を構え、一射!
矢は刺客の一人を捉える!
突然の横やりに刺客達の動きが乱れる。
後は一方的だった…けど再び現れたわたしに護衛が剣を向ける。
「こいつも刺客の一味なんじゃないだろうな?」
けどそれは皇帝の一声で制止される。
「大丈夫だ。彼女は我らの力になってくれる」
渋々と剣を収める護衛。
そしてわたしは再び一行と合流し、脱出口へと向かう。
が、道程は厳しい。
「くそ、閂が…罠か」
本来は通れるはずの通路が塞がれている。
どうも追い込まれつつあるみたいね。
それでも一応皇族が使う避難路だけあって経路は幾つかあるらしい。
そちらから脱出するべく進路を変える。
でも敵もそう甘くは無いようで。
刺客が大挙して押し寄せてきた!
「くそ!お前は陛下を頼む!」
そう言うと二人の護衛は刺客の波に挑みかかった。
ちょっと…大丈夫なんでしょうね?
だけどその歩みはすぐに止められることになる。
「陛下をお守りするんだ!」
護衛達が剣を抜いて前に出る!
暗殺者の刺客が先回りしている!?
恐らく秘密の抜け道だろうここを事前に調べていたのか。
でもそうなるとこの先も刺客だらけってことになるんじゃ?
先行きは通路の闇よりもさらに深いものになりそうね。
丸腰のわたしは護衛の戦いぶりを見ていたけど…。
あ、一人やられた!?
刺客の一団は退けられたみたいだけど、こちらもタダじゃ
済まなかったみたい。
やだなぁ…何かこのままジリ貧っぽい感じ。
刺客の亡骸を避けて通ると一枚の扉。
「お前はついてくるな」
そう言うと殿の護衛がわたしを遮って扉に鍵をかけた。
ちょっと!?
参ったわね…このまま牢に戻って一晩経てば出れるだろうけど、
その一晩を無事に過ごせるかどうかは分からない。
かと言って鍵を掛けられたら手も足も出ない。
仕方ない。運を天に任せて牢に戻るか。
そう思った時、横手の壁が崩れた。
そしてその先には…洞窟が広がっていた。
行けるか?
わたしはちょっと迷ったけど、洞窟に踏み込んだ。
果たしてこれはどこに通じているのやら。
ゴブリンの巣だったその洞窟を抜けると…
どうもまた地下通路に戻って来たらしい。
しかも何か声が聞こえる…それだけじゃない、金属を打つ音も。
見ると皇帝一行が刺客とやりあっている最中だった。
追い付いたみたいね。
折角だからここで加勢して恩を売っておくのもいいかも?
そう思って洞窟で拾った弓を構え、一射!
矢は刺客の一人を捉える!
突然の横やりに刺客達の動きが乱れる。
後は一方的だった…けど再び現れたわたしに護衛が剣を向ける。
「こいつも刺客の一味なんじゃないだろうな?」
けどそれは皇帝の一声で制止される。
「大丈夫だ。彼女は我らの力になってくれる」
渋々と剣を収める護衛。
そしてわたしは再び一行と合流し、脱出口へと向かう。
が、道程は厳しい。
「くそ、閂が…罠か」
本来は通れるはずの通路が塞がれている。
どうも追い込まれつつあるみたいね。
それでも一応皇族が使う避難路だけあって経路は幾つかあるらしい。
そちらから脱出するべく進路を変える。
でも敵もそう甘くは無いようで。
刺客が大挙して押し寄せてきた!
「くそ!お前は陛下を頼む!」
そう言うと二人の護衛は刺客の波に挑みかかった。
ちょっと…大丈夫なんでしょうね?