夜勤明けの今朝は、休憩で外に出ると20℃もなくて、半袖だったから「寒っ🥶」てなった。
こうやって秋の足音が一気に近づいて、また長い冬が来るんだなあ…と少し気が重くなる。
今年もまた、同じような時間だけ繰り返して、一年が終わりそう。
仕事は相変わらずの人員不足で、正直何度も辞めたいと思った。
新しい上司が異動してきてから、あれこれ微妙にギクシャクしてて、同僚との信頼関係も薄れてきてる。
そんな中でも踏みとどまったのは・・・約束があったから。
自分とはフロアが違うんだけど、仕事の休憩時間に外で時々一緒になる子がいた。
お互いシフトだから、そんなに頻度は多くなかったけど、顔を合わせれば他愛ない話をするような感じ。
年は一回り位下だけど、明るく聡明なのに自然体で可愛らしい子という印象だった。
自分が休憩に入る時、その姿を見つけてわざわざ追いかけてきてくれて、一緒に休憩に入ることも何度かあった。
そんな彼女の病気を知ったのは、今年の初め頃・・・突然のことだった。
休職して入院しなきゃならないと泣きながら話してくれた。
手術とリハビリで、復帰までにどれくらいかかるかも分からない…と。
そんな時、気の利いた言葉一つ返せないのがポンコツな俺。
がらくた人間の俺は、何をしてやれるわけでもないし、何かしてやろうと思えば却って迷惑…と思って、全ての言葉と行動を抑制してしまう。
対して、彼女は病気への恐怖で一杯のはずなのに、休むことで他の人に迷惑がかかると心配していた。
「まずは自分のことだけ考えて。仕事のことなんか俺らで何とでもなるから。絶対治るって信じて。絶対諦めないで。焦らないで、しっかり治してから戻っておいで。ずっと待ってるから」
がらくたが、やっと伝えられたのは、そんなような言葉だったと思う。
彼女は「うん…うん、頑張る。ありがとう」と健気に泣き笑いしながら答えてたのを覚えてる。
そんな、自分が勝手に言った約束ともいえない約束で、辞めるのを踏みとどまってきた。
ただ、半年も過ぎると、期間が不明な上に、もしかしたらもう戻ってこないかも…とか考えたこともあった。
変な噂が立ったら迷惑かけると思って、連絡先も交換してなかったから、彼女と仲の良い同僚達に時々それとなく様子を訊いてたんだけど、耳に入ってくるのは厳しい状況ばかりだった。
だけど、最近やっと復職の目処が立ったと上司からみんなに伝えられた。
もちろんまだ完治じゃないから無理はできないらしいが、とにかく良かったと一安心。
これでやっと自分の中の約束も果たせるなと思った。
戻ってきてももう休憩時間に会うことはなくなると思うけど、とりあえず顔を見たら「おかえり」くらいは伝えたい。