2月までコニーちゃんという子が働いてくれてた。
少しだけ説明しよう。
コニーちゃんは日本人です。
コニーちゃんは歴史が得意で図書館と美術館が好きな女の子です。
コニーちゃんは(当時)慶応大学4年生。
コニーちゃんのTOEICのスコアは980点。。。
そんなコニーちゃんの話し。
2010年の夏前にスタッフを増強することにした。
いつもstaffを増やす際には、かなり具体的なイメージを持って採用活動を行う。
小さな会社の〝1名〟の影響は良くも悪くも大きい。
そんな明確なイメージを持っていても、やはり1人1人と話しながら採用活動を行うと、その人に合った適任な仕事を探してしまう。
本当はA、B、Cという3つの業務をやれる人を募集・・・と思っても、実際に話すに連れて、『では、A、D、Eの3つの業務をお願いします』ということがある。
これも小さい会社だからできる事だし、そうやっていく事が1人のstaffの能力を最大限に活かせるのでは・・・と思ってるから。
そしてコニーちゃんはアルバイトとして入社してくれた。
当時大学4年生。
英語が堪能なのはわかっていたし、こちらもやってもらいたい作業が明確に決まっていたので、順調に仕事をこなしていってくれた。
コニーちゃんには Living in Tokyo というBlogをmainに書いてもらい、英語圏の方からの問合せもお願いしていた。
私とコニーちゃんの間では、面接の時にこんなやりとりがあった。
コニーちゃん 『来年の4月に卒業したらそのまま就職できますか』
私 『正直約束できないよ。その時会社が力を入れるべきこととコニーちゃんのできる仕事の範囲によるから』
コニーちゃん 『わかりました。頑張ります!』
こんなニュアンスの会話があった。
その後、コニーちゃんは就職活動をしなくなった。
他のstaffからもコニーちゃんが就職活動をしている様子はないように聞いていた。
彼女は日々一生懸命働いてくれてた。
毎日の出社ではなかったものの、投稿してくれていた英語Blogが『予約投稿』できるから、休みの日もいつも新しい記事をUPしてくれた。
冬になり、年末を控え、コニーちゃんの『将来』が気になった。
まずは会社の方向性を決めなくてはいけない。
来期のVisionを考えることはとても楽しい作業ではあるものの、小さな会社にとってその作業は『人材』によっても変わってくる。
営業の数とバックオフィスの数。
営業のもたらす成果物とバックオフィスが生み出す成果物。
バランスが大切だ。
そして何よりも会社が何に力を注ぐか。
苦渋の選択ではあったが、来期4月以降のVisionにコニーちゃんを正社員として残ってもらう構想はなくなった。
アルバイトでの採用であったので、本人も先がどうなるのか不安だったと思う。
そして状況を伝えた。
・今の仕事ぶりに大変満足していること
・4月以降もその仕事を続けてもらえるならお願いしたいこと
・但し、正社員ではなくアルバイトであること
それ以降も、彼女は一生懸命仕事をしてくれた。
慣れとともに、仕事の安定感は増し、笑顔も増えた。
そして2月初旬に私の携帯にメールが届いた。
就職先が決まったこと。卒業旅行などがあるからすぐに辞めてしまうこと。
どんなメールを返信したかは覚えていないが、
就職が決まったことへの喜びと、こんな小さな会社に『就職したい』と言ってくれた御礼と、それを実現させられなかった申し訳なさと、・・・ ここら辺を書いた気がする。
そして2月のある日、コニーちゃんは4月からの新天地を胸に退社し、卒業旅行へと旅立った。
そこから数日して、
英語Blogを見ると・・・
あれ? まだ記事が更新されている。
辞めた翌日以降も、日々記事がUPされていたのだ。
他のstaffと 『コニーちゃんの置き土産だね』 と話した。
気づいた翌日もUPされ続けた。
そして、それはしばらく続いた。
3月に入ってもまだ、記事はUPされ続けた。
知らず知らずのうちに、いつの間にこんなに書いてくれてたのだろう・・・
そして、ある日でその更新も止まった。
最後の記事は日本の『手ぬぐい』を紹介する記事だった。
↓コニーちゃんらしい記事。
お礼が言えずにいるが、コニーちゃんありがとう。
もの静かで、でも活発で、いつも真面目なコニーちゃんの置き土産に皆で感動してました。
英語の学校で元気に楽しく働いてくれてることを願う。
そして我々全員、今日も変わらず頑張ってるよ。
・・・心の清らかな良いstaffに囲まれて働けることに感謝です。




