プロローグ ① ~高血圧見つかる
もう2週間前になるが、久しぶりに健康診断に行ってみた。
なんと言っても久しぶりなので、別に誰からも頼まれていないが半日の人間ドックにしてみる。現在33歳。
・ 170cmで96kgの明らかなメタボ
・ 生活は絵に描いたような不規則
・ ストレスに打たれ弱い
とくれば、それなりにどっか悪いところがあるだろうという覚悟だけはしていた。ただ、まだまだ若い気なので致命傷をおっている感覚もなかった。
若いキレイメな女の子でメンバーが固められたオフィス街の診察所は、最後に検診を行うためにでてきたのも若い女医さんだった。なんだかしらないけど、終始半笑いで上目遣いなのが妙に気になる。で、その半笑い女医がのたもうて曰く「高血圧だから、このまま、今すぐ病院に行け」と。
「コロスケさんねぇ・・・血圧の上が208で下が140なんて・・・・ちょっと危険すぎて、私責任負えません」
血圧の数値が高いとまずいことくらいしっている。だが自慢じゃないが、血圧なんてほとんど計ったことないし。その200だ、140だがどんだけ高いかなんて知りません。何より、体調は快調である。
「嫌だねぇ、世の中みんな責任取りたくないからって、すぐに「危険だ、危険だ」って騒ぎ立てて」
診療所を出た私は、昨日の早い夕食以来何も食べずペコペコのおなかを満たすために、元気良くステーキハウスに入ったのだった。この時点で病院なぞ行く気は微塵もなかったのだが、次の日にはおとなしく降圧剤を飲んでいたのだった。