他所様のブログをなかなか巡回できなくて、周回遅れ(それも何周も)で読ませてもらっている。

そんな中、「ハービー・ハンコックのロックイット」というのを見かけて、全然知らない人・曲だったから、YouTubeで聴いてみた。

 

あ〜、ダメだ。

「さんま御殿」しか頭に浮かばん!

 

知っている曲がテレビ番組やCMで使われてもイメージが染みつくことないけど、知らない曲(特にキャッチーな曲)を番組やCMの起用で知ると、どうしても番組やCMのイメージが付いちゃうよねぇ。

ピー・ウィー・ハントのSomebody Stole My Galは、完全に吉本新喜劇だしw

 

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メトホルミンって、メラニン産生を抑制することが示されていたんだねぇ。

これって、内服したときの話なんだろうか?

だとしたら、メトホルミンを服用しているわたしは、知らず知らずにホワイトニングをしていることになるのかな?

 

今回、肝斑にメトホルミンが効きそう、という報告があったようだ。

 

肝斑にメトホルミン外用が有効かつ安全 システマチックレビューとメタ解析(要登録)

 

 

これは15%メトホルミン外用薬(クリーム)を使っている。

つまり、メトホルミンを内服してもダメで、目的の場所に直接塗り込む必要があるようだ。

肝斑やシミにはトラネキサム酸というイメージだけど、トラネキサム酸の場合は内服なんだよね? でも、メトホルミンは塗らないとダメなのか…

メトホルミンはストックがたくさんあるから、すり潰して溶かしてお肌にぬりぬりしてみるか? <止めておけ

 

それにしても、メトホルミンって本当に不思議な薬剤だねw

今回の論文はここ

 

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今までの常識がひっくり返った…のか?

 

アルコールや肉は大腸がんと因果関係なし?~メンデルランダム化解析(要登録)

 

 

主にヨーロッパ人である英国Biobankデータを用いて9つの食習慣と大腸がんリスクとの潜在的な因果関係をメンデルランダム化解析で検討したところ、予想外の結果が得られたようだ。

 

以下の食品の摂取習慣と大腸がんリスクとの間には、有意な関係が認められなかった。

アルコール(OR:1.012、95%CI:0.974~1.051、p=0.556)

果物(OR:1.007、95%CI:0.986~1.029、p=0.512)

肉(OR:1.000、95%CI:0.987~1.026、p=0.968)

牛乳(OR:1.019、95%CI:0.979~1.061、p=0.357)

菓子(OR:0.998、95%CI:0.991~1.004、p=0.524)

紅茶(OR:1.002、95%CI:0.994~1.009、p=0.672)

 

一方、野菜の摂取習慣と大腸がんリスクとの間には、正の相関が認められた。

野菜(OR:1.014、95%信頼区間[CI]:1.000~1.029、p=0.048)

 

なんとまあ。

 

この点について、論文(ここ)のディスカッションには以下のような記載があった。

食物繊維は、発がん物質の大腸粘膜への輸送時間や接触を減少させ、発がん物質との結合を増加させ、短鎖脂肪酸を産生するなど、消化管での直接的な作用を通じてがんを治療する化学療法の可能性があることが広く認められている [25] 。しかしながら、これまでのコホート研究やメタアナリシスでは、野菜の摂取と大腸がんのリスク低下との間に有意な関連は示されていない [14, 15]。興味深いことに、European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition(EPIC-Oxford)の大規模コホート研究では、肉食者よりもベジタリアンの方が大腸がんの発生率が高いことが示されている [26] 。
Gilsingらによる長期コホート研究では、ベジタリアンは週6-7日の肉食者と比較して大腸がんのリスクが有意に低いわけではないことが示された[14]。興味深いことに、我々の知見も野菜と大腸がんの間に正の因果関係があることを示唆している。したがって、食事から動物性たんぱく質源を除去することが人間の健康に有益であるということには同意できない [15]。大腸がん予防のためには、オリーブ油と植物性食品(果物、野菜、豆類、ナッツ類、全粒穀物)を多く摂取し、魚、鶏肉、乳製品、アルコールを適度に摂取し、赤身肉、加工食品、菓子の摂取を控える地中海食パターンに従うことが推奨される [27, 28]。

へー

ベジタリアンでも大腸がんリスクが低下しないどころか、リスクが高いという報告もあるんだね。

 

結局のところ、何を食べればいいとか、何を食べてはいけないとか、そういう単純な話じゃないんだろう。

わたしも、そういうフードファディズム的な考え方は好きじゃない。

いろんな食材を少しずつ摂取することで、微量栄養素を過不足なく摂取できるんだと思う。その上で、個人の嗜好や体質によって、各食品の適切な摂取量を見極めて工夫すればいい。

少なくとも、万人一律で○○がいい、△△は悪い、なんて絶対的な正解はないんじゃないかな。