この週末はユニクロに行ってきた。

古くなったヒートテックインナーを持って行き、デジタルクーポンをもらった。

廃品回収に出さずに置いててよかったw

ヒートテックインナーって、古くなるとダルダルに伸びてしまって、フィット感がなくなるのよね。肌にぴったりしていないと暖かくないから困る。

これまではMサイズを購入してたんだけど、そうすると新しい間はフィットしても、何度も洗濯しているうちにダルダルになるから、今度はSサイズを買ってみた。どうだろう、しばらくはちょっと窮屈かなぁ?

 

母親も連れて行って、合計で1万円以上の購入になった。

先着順でグッズがもらえるということだったけど、残念ながらすでに出てしまっていた。いや、別に、それが目当てで行ったんじゃないけどね。

それにしても、10時オープンで11時に行ったのになぁ。先着何名分を用意してたんだろう? それだけ、1万円以上購入した人がいたってことなんだな。

 

* * * * *

 

以前にもブログに書いたことがあるが、わたしには打ちたいワクチンがある。

それは、帯状疱疹ワクチン。

50歳以上が対象なので、今までは打つことができなかった。

しかし、とうとう打てる年齢がやって来るのである。

となると、具体的なことを考える必要がある。

 

帯状疱疹ワクチンは2種類ある。

1つめは、従来型の弱毒生ワクチン。本来は小児用の水痘ワクチンであるが、帯状疱疹の予防ワクチンとしても使用されている。

2つめは、不活化ワクチンのシングリックス。

 

どちらにもメリットとデメリットがあって、迷うところである。

 

生ワクチン

 1回接種

 費用が安価(4,000〜6,000円?)

 副反応が弱い

 効果が比較的低く、有効期間が短い(3〜7年?)

 (帯状疱疹の発生率が51.3%減少、帯状疱疹後神経痛の発生率が66.5%減少、帯状疱疹の重症度が61.1%減少したと報告されている)

 

シングリックス

 2回接種(2ヶ月間隔)

 費用が高価(1回あたり18,000〜25,000円?)

 副反応が強い

 効果が比較的高く、有効期間が長い(発症予防効果は少なくとも9年以上?)

 (50歳以上で97.2%、70歳以上で89.8%の発症予防効果が認められている)

 

シングリックスの効果が一生続くのであれば、結果的にはコスパがいいかも。

生ワクチンは、有効性を保とうとしたら、6、7年ごとに接種する必要がある。

そのたびに、平均5,000円かかることになるわけだ。

てか、医療機関によって料金が違うから、料金を聞いてから比較する必要があるのかも。

 

気になるシングリックスの副反応は、

局所性の副反応では、注射部位の痛み78% 赤み38% 腫れ26%

全身性の副反応では、筋肉痛40%、疲労39%、頭痛33%、悪寒24%、発熱18%、胃腸症状13%

 

新型コロナのワクチンにも負けず劣らずの強い副反応!

これもやっぱり、1回目より2回目の方が強い副反応が出るんだろうなぁ。

強い免疫反応を惹起するいいワクチンというのは、副反応も強く出てしまうということなんだろう。

 

わたしとしては、数年前から接種する気マンマンだったんだけど、ここ最近、その気持ちがちょっと萎えている。

だって、テレビCMをしょっちゅう見かけるようになったから。(ここ

 

 

あまのじゃくなわたしは、こうやってCMで打て打てと言われるとその気が失せるんだよなぁ。なんか、CMに踊らされたんじゃないの?と思われるのが嫌なのだ。自分で考えた結果、打とうとしているのに。

新型コロナワクチンなんかは、反ワクさんたちが「政府やマスコミがワクチン接種を勧めるから、何も考えず打っている人が多い。自分で考えるべきだ」って主張するよねー 多くの人は、自分で考えた上で判断して接種したと思うんだけど。

 

ま、それはともかく、次の糖尿病内科の診察で医師に相談してみようかな。

でも、医師はまた「よく分からん」って言うかなw

 

ワクチンというのは、基本的には感染症予防が目的だろう。

だけど、将来的には、生活習慣病にもワクチンが用いられるかも?

 

脂質異常症および関連疾患に有効なワクチン治療薬を開発 ―新たな治療オプションとして期待―ここ

 

 

ANGPTL3(アンジオポエチン様因子3)は、以前から脂質異常症との関連が知られていた。

ANGPTL3遺伝子の変異によって機能を失っている人は、変異をもたない人に比べ、血中LDL-c値および中性脂肪値がともに低下しており、心血管疾患の発症リスクが有意に低い。

ANGPTL3は、リポタンパク質リパーゼ(LPL)活性を阻害するので、血中脂質濃度を上昇させる。

熊本大の研究グループは、ANGPTL3ペプチドワクチンを開発し、ANGPTL3機能を抑制する中和抗体を体内で作らせることに成功した。

 

作成したワクチンを過食/肥満関連性の脂質異常症および脂肪肝を示すモデルマウス(ob/obマウス)に実施した。

ワクチンは3種類(E1、E2、E3)作成した。

 

コントロール(KLH)に比べて、ワクチンを接種した群では中性脂肪とLDL-c、sdLDL-cが低下していた。

ワクチンE3が最も脂質異常症および脂肪肝に対して改善効果を示した。

 

 

VLDL-cって、超悪玉コレステロールと呼ばれてたっけ???

まあ、いいか。

 

ワクチンE3を家族性高コレステロール血症マウスモデル(Apoeshlマウス)に実施したところ、脂質異常症および動脈硬化に対して改善効果を認めた。

 

ワクチン接種により上昇した抗体価は、少なくともマウスでは接種30週後(7.5ヶ月後)も有意に維持されていた。

 

ANGPTL3に対するモノクローナル抗体薬はすでに開発されているのだが、モノクローナル抗体薬は高価で使いにくい。

新型コロナの抗体カクテル療法は1回31万円らしいが、感染症の場合は、ウイルスが消失すれば治療は終了する。だけど、脂質異常症の場合は、ずっと治療が続くことがほとんどで、効果が切れるたびに抗体薬を使っていたら大変なことになる。

 

その点、一般的にワクチンの方が安価であるので、メリットが大きい。

また、現在は高LDL-cに対してはスタチンが用いられているが、ANGPTL3を標的にした治療では、LDL-cと同時に中性脂肪も低下できるというのが大きい。

 

ということで、これからは、脂質異常症は「半年に1回ワクチン接種」という形になっていくんだろうか?

 

ただ…

ちょっと気になるのは、ANGPTL3を阻害すると、HDL-cも低下してしまうところだ。

Angiopoietin-Like Protein3 Regulates Plasma HDL Cholesterol Through Suppression of Endothelial Lipase

Shimamura, M., et al., Arterioscler. Thromb. Vasc. Biol., 27 (2), 366~372 (2006)(ここ

 

熊本大のデータには、プレスリリースを見る限り、HDL-cが含まれてないんだよねー

もしかすると、ワクチン接種によってHDL-cも減少してしまったのだけど、それはちょっとよろしくないことなので、あえて出してないのかな?と勘ぐってしまう。

 

もしかして、糖尿病治療にもワクチンが出てきたりするのかなぁ? インスリン抵抗性をもたらすタンパク質があるとして、その機能を抑制する中和抗体をワクチンで作るとか。

 

なんにしろ、いろんな治療法ができて、選択肢が増えるのはいいことだ。

できれば、完治できるような治療法がいつか確立されればいいけど、まずは一歩ずつ、ね!