まったく、次から次へと困ったもんである。
金曜日、右膝がちょっと痒いな〜と感じてポリポリ掻いていた。
その日は特に見た目には問題なく、痒さもそれほどでもなかったのだが。
翌土曜日の夜になって猛烈に痒くなり、ジーンズの上からガリガリ掻いていたら、右膝だけでなく左膝まで痒くなって、掻き出すと止まらなくなった。
これはなんかおかしいと、ジーンズを脱いで膝を見たら、真っ赤になって、しかもなんだかブツブツしているし、腫れて熱を持っている。
なんじゃあ、こりゃ〜!?
とりあえず、家に常備してあるムヒアルファEXを塗ったら痒みは大分抑えられたので、痒くて寝られないということはなかった。
しかし、日曜日もやっぱり痒さが続き、描き始めたら止まらない。
しかも、膝だけじゃなく、両太ももの外側も痒くなってきた。掻くとやっぱり赤くなりブツブツとして腫れてきた。膝の痒い部位と太ももの痒い部位は連続していなくて離れている。そして、奇妙なことに左右対称。
かぶれにしても感染にしても、こんなにきれいに左右対称に症状が出るのか?
全身ならともかく、膝と太ももの外側という、限られた部位のみ、しかも不連続。
似たような症状の皮膚疾患はないかとググると、多形(滲出性)紅斑というのが近いような感じ?。
もしこれだとしたら、放置したとしても数週間で自然に治癒するようだ。
でも、放置して長引いたら困るし…と思い、今日の夕方に皮膚科クリニックに行ってきた。
診察室でパンツの裾をめくって赤くなった膝を見せたら、医師は「あー、これは酷いなぁ」と言った。
太ももも見せろと言われたらパンツを脱がないといけないなぁと思っていたら、「太ももも膝と同じ感じになってるんやね?」と確認されただけだった。よかった。一応、今日は新しいパンツ(下着の)を履いて準備してたんだけどねw
医師は膝の様子を観察しながら、うーん、うーんと唸っていた。
きっかけになりそうなこと、たとえば新しい服を着たとかはないか?と聞かれたけど、そんなことはなかったし(今日、新しいパンツは履いたけど)、服用している薬が変わったか?と聞かれて、GLP-1受容体作動薬がトルリシティからオゼンピックに変わったけど、もう数ヶ月前の話だと答えると、医師は考え込んでいた。
薬剤が原因の場合、多くは全身に出るけど、体の一部だけに出ることもあるらしい。
皮膚片を採って顕微鏡で確認すると、少なくとも真菌は見つからないとのこと。
なので、カビによる感染症ではない、と。
受付の問診票で「糖尿病」と申告していたので、HbA1cはどれくらいか?と聞かれた。ちゃんと糖尿病手帳を持っていったので、それを見せた。
直近で6.2%で、ずっと6%台前半を維持しているのを確認した医師は、「糖尿病の人は皮膚トラブルを起こしやすいけど、これなら全く問題ない」と言った。
そうなんだよねー、6%台前半というのは糖尿病患者全般から見たらとてもよく血糖コントロールができているとされるのよね。
まあ、持効型インスリンにGLP-1RAにメトホルミンと、薬をガンガンに使っての結果なわけだけど。
医師の口からは「多形(滲出性)紅斑」という単語は出てこなかった。
患者の方から「多形(滲出性)紅斑ですかね?」とか言うと不機嫌になる医師もいるので、こっちから言い出すのは止めておいた。(この医師はそんな感じには見えなかったけど、念のため)
結局、なんだか分からないまま、対症療法としてアンテベート軟膏を出された。
まあ、こういうときはステロイド剤になるよね。
ムヒアルファEXは、0.15%プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)。
今ちょっとググったら、0.3% PVAだとストロング系ステロイドに分類されるみたい。ムヒアルファEXはその半分の濃度だから、ステロイドとしてはそれほど強くないということかな。
アンテベートはベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル(0.05%)で、ベリーストロング系ステロイド。
これで早くよくなるといいなぁ。
朝と入浴後の1日2回塗布して、1週間の様子見。
これでよくなったらそれでいいし、まだ症状が続くようならもう一度来てください、とのこと。
それにしても、甲状腺専門病院を受診した日から、どうも体調がイマイチだなぁ。
いや、特にどこが悪いとかしんどいというわけじゃないんだけど、どうもシャキッとしないのだ。血糖コントロールもグダグダ続きだし。
そして、今回の皮膚トラブル。
んー、やっぱり体が弱ってるのかなぁ…?
急に寒くなって体がついていかないし、食欲があまりなくて、夜は連日鍋。野菜食べるだけでお腹いっぱいになってしまう。鶏肉や鱈、豆腐も食べてるけどね。
あー、痒い。ボリボリ。
痒いの、痒いの、飛んでけ〜!