砂糖は悪くない、というお話 その1の続きである。

 

 

砂糖(ショ糖)50 gの単回摂取 vs オフトクリーム50 g、

これらで脂質代謝はどうなるのか。

砂糖は高脂肪商品よりも不健康な食材なのか。

 

砂糖販促サイトでは、オフトクリームについてこう書いている。

この脂肪食1回の摂取は、ソフトクリーム1個を食べるのとほぼ同じ量であり、脂質検査値を確実に上昇させる

オフトクリーム50 g(脂質16.45 g)の摂取は、一般的な高脂肪の間食を同じと見なせる、というわけだ。

 

しかし。

ソフトクリームという例はどうだろうか。

いくつかサイトを見てみたが、どこの情報でもソフトクリーム1個の脂質は10 g未満、5〜6 gほどだった。

日本食品標準成分表2015年版(七訂)でも、ソフトクリーム1個(100 g)の脂質は5.6 g。ソフトクリームの原材料は多くの場合牛乳のようだ。

したがって、牛乳に含まれる乳脂肪分がソフトクリームの脂肪分となるはずだ。

だとしたら、そんなに多くなるはずがない。

 

一方、日本食品標準成分表2015年版(七訂)に記載された高脂肪アイスクリーム100 gの脂質が12.0 gである。

これは生クリームを原料にしたアイスだと思われる。

たとえば、ハーゲンダッツのバニラの場合、110 mlのカップで脂質16.3 gである。

 

日本食品標準成分表2015年版(七訂)によると、

クリームパン100 gの脂質 10.9 g

ショートケーキ100 gの脂質 13.8 g

ポテトチップス60 gの脂質 21.1 g

芋かりんとう(って、芋けんぴのこと?)80 gの脂質 16.4 g

もちろん、商品によって様々だろうが。

 

そして、当然、これらは全て高脂肪かつ高糖質である。

 

で、健康な中高年を対象にしたオフトクリーム50g負荷試験の結果、中性脂肪は4時間後に101→210 mg/dlと爆上げ。

レムナントコレステロール(RLP-C)とレムナント中性脂肪(RLP-TG)も増加していた。

 

 

ほら! 高脂肪食はこんなにも不健康!

 

それに対し、健康な中高年を対象に、水またはぶどう糖50 gまたはショ糖50 gの負荷試験をおこなったところ、中性脂肪は2時間後に

ぶどう糖 91.7 → 95.3 mg/dl

ショ糖 120.1 → 121.1 mg/dl

 

 

レムナントコレステロールもレムナント中性脂肪も変化なし。

このように、ぶどう糖、ショ糖ともに投与前と投与2時間後で脂質代謝に有意な影響を与えなかった。

 

したがって、

健康な成人において一過性の蔗糖摂取の影響は、血中脂質関連項目に与える影響は認められず、肥満、動脈硬化性疾患に与える影響はほとんどないと考えられる。

と結論づけている。

 

ほー、なるほどなー!

 

…って、ちょっと待て。

 

続く。