2/11(火)ジェフ・ベック・トリビュート・ライブ@有明アリーナ。Char、布袋寅泰、松本孝弘(B’z)と新旧のジェフ・ベック・バンドのメンバー。ラストの「Going Down」では3人のギタリスト共演も。ジェフへの愛とともに3人がお互いリスペクトしてる感じが伝わってくるいいライブでした。

 

 

ジェフ・ベックを演奏するなんて、ある種ギタリストにとってはプレッシャーだったと思いますが、ホストのCharさん、さすがだわ~!バンドとのコミュニケーションもばっちりで、ステージ全体を仕切ってる感じ。ジェフと同じような白のストラトでたまらないフレーズの数々、お見事!ジェフと一緒に撮影した写真を持ってきてて「今日はここに連れてきたよ」と(涙)。

 

松本さんは「哀しみの恋人達」、これジェフの最も有名な曲の一つなだけに、ある意味滅茶苦茶トライアルだったと思いますが、ほぼ完ぺきコピーでレスポールいい音出してましたね。布袋さんはこれまた一人新しめの曲(近年の曲がこれまた難しいはず)「Hammer Head」 (エモーション・アンド・コモーション)に挑戦。これもよかった(トークも最高)。

 

個人的に一番良かったのはChar&布袋のコラボ「Blue Wind」だったかな。お二人とも「難しんだよなあ」なんて言ってましたけど、Charが最初のリフを弾くと、次のリフを布袋さん返す、掛け合いばっちりで。

 

布袋さんがCharがいなかったら今日ここにはいなかったと。「群馬のChar」目指してたけど「Charは戸越銀座のジェフ・ベック」だった。ってフレーズも最高でした。

 

ラストは「Going Down」で3人がステージに。クラプトン主催の英ロイヤル・アルバート・ホールのトリビュート・ライブでもこの曲がラストでしたね。3人の日本を代表するギタリストがソロを回す姿を見ながら、きっと皆さん学生の頃ジェフ・ベックをコピーしたギター小僧だったんだろうなあ、と微笑ましくなるような。そして、なんか日本でこんなジェフ・ベックのトリビュート・ライブが実現するなんて!と改めて感謝の気持ちがこみあげてくるような。そんな気分になりました。

 

素敵なトリビュート、ジェフ・ベックの一ファンとして「本当にありがとうございました!」って感じです。


【セットリストはこちら】

Char        
1 Led Boots(ワイアード)*
2 Beck’s Bolero (トゥルース)
3 Rice Pudding (ベック・オラ) 
4 Morning DewL (トゥルース)
5 Wild Thing (ベッコロジー/Having a Rave Up-Yardbirds)
松本孝弘(B'z)        
6 Cause Weʼve Ended As Lovers (ブロウ・バイ・ブロウ)*
7 Too Much To Lose (ゼア・アンド・バック)
Char        
8 Superstition (ベック・ボガート & アピス)*
9 Jail House Rock (ベック・オラ)
10 Train Kept A Rollin' (ベッコロジー)
11 All Shook Up (トゥルース)
12 Little Wing (LIVE+)
布袋寅泰    
13 Hammer Head (エモーション・アンド・コモーション)
14 People Get Ready (フラッシュ)*
Char+布袋寅泰    
15 Freeway Jam (ブロウ・バイ・ブロウ) *
16 Blue Wind (ワイアード)*
アンコール
Char
17.Jeff's Boogie (Roger The Engineer-Yardbirds/BBA Live In Japan)*
Char+布袋寅泰+松本孝弘    
18 Going Down (ジェフ・ベック・グループ)*

 

Band:

●ロンダ・スミス(Bass)・・・2012年タル・ウィルケンフィルドの公認でジェフ・ベック・バンドに参加。以降13年間ジェフ・ベック・バンドを支える。プリンス、チャカ・カーン、ビヨンセ他、多数アーティストと共演。
●アニカ・ニールズ(Drums)・・・2022年以降ジェフ・ベックのツアーに参加。ジェフの最後のワールド・ツアーでドラムを演奏。
●ジミー・ホール(Vocal)・・・1985年にアルバム「Flash」でジェフと共演し、グラミー賞のベスト男性ロック・ヴォーカリストにノミネート。ジェフ・ベックと長年ステージを共にした
●ゲイリー・ハズバンド(Keyboards)・・・ドラムスとピアノ、キーボードで世界的に活動。ジェフ・ベック、アラン・ホールワーズやLevel 42、ゲイリー・ムーアほか、著名アーティストと多数共演。

 

【セットリストのプレイリストはこちら】

https://SonyMusicJapan.lnk.to/TributetoJeffBeckFA

 

【ライヴレビュー】

サンスポ

日刊スポーツ

 

5月にはWOWOWでオンエアーあるそうです

https://www.wowow.co.jp/music/jeffbeck/

 

【ジェフ・ベック最新ベスト】

セットリストの中で*の8曲はこちらのジェフ・ベックの最新ベスト盤に入ってます

 

●ザ・ベスト・オブ・ジェフ・ベック〜エピック・イヤーズ1971-2003

THE BEST OF JEFF BECK~EPIC YEARS 1971-2003

2025/02/05発売 SICP-31718~9(2枚組 BSCD2)税込2,750円

CD 1:

1.ガット・ザ・フィーリング(ラフ・アンド・レディ)1971

2.ニュー・ウェイズ/トレイン・トレイン(ラフ・アンド・レディ)1971

3.ゴーイング・ダウン(ジェフ・ベック・グループ)1972

4.ハイウェイズ(ジェフ・ベック・グループ)1972

5.デフィニットリー・メイビー(ジェフ・ベック・グループ)1972

6.レディー(ベック・ボガート&アピス)1973

7.迷信(ベック・ボガート&アピス)1973

8.ジェフズ・ブギー(ベック・ボガート&アピス・ライヴ・イン・ジャパン)1973

9.プリンス/ショットガン(ベック・ボガート&アピス・ライヴ・イン・ジャパン)1973

10.分かってくれるかい(ブロウ・バイ・ブロウ)1975

11.スキャッターブレイン(ブロウ・バイ・ブロウ)1975

12.哀しみの恋人達 (ブロウ・バイ・ブロウ)1975

13.レッド・ブーツ(ワイアード)1976

14.グッドバイ・ポーク・パイ・ハット(ワイアード)1976

15.蒼き風(ワイアード)1976

CD 2: 

1.フリーウェイ・ジャム(ライヴ・ワイアー)1977

2.シーズ・ア・ウーマン(ライヴ・ワイアー)1977

3.スター・サイクル(ゼア・アンド・バック)1980

4.ユー・ネヴァー・ノウ(ゼア・アンド・バック)1980

5.エル・ベッコ(ゼア・アンド・バック)1980

6.エスケイプ(フラッシュ)1985

7.ピープル・ゲット・レディ(フラッシュ)1985

8.ギター・ショップ(ギター・ショップ)1989

9.サヴォイ(ギター・ショップ)1989

10.ウェア・ワー・ユー(ギター・ショップ)1989

11.サイコ・サム(フー・エルス!)1999

12.ブラシ・ウィズ・ザ・ブルース(フー・エルス!)1999

13.アースクエイク(ユー・ハッド・イット・カミング)2000

14.ナディア(ユー・ハッド・イット・カミング)2000

15.プランB(ジェフ)2003

16.マイ・シング(ジェフ)2003

* (収録アルバム) 発売年