本日6/21はブルース・スプリングスティーン『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』日本発売からちょうど40年。40周年記念の日本盤カラーヴァイナルは7/24発売。

 

「学校よりも、3分間のレコードから多くを学んだ」(「ノー・サレンダー」)

 

ブルース・スプリングスティーンの歴史的名盤『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』が日本で発売されたのが1984年6月21日。本日2024年6月21日でちょうど40年となる。

 

『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』1984年6月4日にUSでリリースされ全米1位を記録。前代未聞の7枚のシングルすべてがトップ10入りし大ヒット。80年代、アメリカで最も売れたロック・アルバムの1枚で、その後全米だけで1700万枚以上を売り上げ、プリンスの『パープル・レイン』やピンク・フロイドの『狂気(The Dark Side of the Moon)』、『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックを上回る枚数となっている(翌年のグラミー賞では最優秀ロック・ヴォーカリスト賞を受賞)。全世界でも2200万枚以上のビッグ・セールスを記録。日本でも50万枚を超える大ヒットとなった。アルバム発売に伴う「Born In The U.S.A.」ツアーは全世界で156公演をソールド・アウト、初来日公演も1985年4月に東京・京都・大阪で行われた。「ダンシング・イン・ザ・ダーク」、「ノー・サレンダー」、「グローリィ・デイズ」といった楽曲は今も彼のライヴ・ショウの定番であり続けている。

 

アルバムからの1stシングルは「ダンシン・イン・ザ・ダーク」。全米第2位を記録した、スプリングスティーンにとっての最大のヒット曲となり、本人が初めて登場したミュージック・ビデオではラストで客席から女性をステージに上げ一緒に踊るという印象的な場面が話題に。今もなおコンサートでは同じようにファンをステージに上げ一緒に踊り、ショーハイライトの一つとなっている。ビデオに登場した女性は女優のコトニー・コックス(『フレンズ』や『スクリーム』シリーズ他)。がビデオを監督したのは「キャリー」「スカーフェイス」「ミッション:インポッシブル」などの有名映画監督のブライアン・デ・パルマ。

 

*Bruce Springsteen - Dancing In the Dark (Official Video)

https://www.youtube.com/watch?v=129kuDCQtHs

 

タイトル・トラックの「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」はスプリングスティーンのイメージを決定づける強いインパクトを持つ人気曲であるが、ベトナム帰還兵の悲哀や苦悩、母国による彼らへの酷い扱いを歌った曲であるにもかかわらず、「米国に生まれた」とリフレインされるフレーズが当時のロナルド・レーガン大統領を含む多くの人々に愛国歌と見当違いに受け取られ、今もなお「最も誤解されている」作品でもある。

 

*Bruce Springsteen - Born in the U.S.A. (Official Video)

https://www.youtube.com/watch?v=EPhWR4d3FJQ

 

そして、シングル・カットはされなかったものの、ファンの間でも最も人気のある曲のひとつが「ノー・サレンダー」。若き日の「友情」「絆」「信頼」を歌う賛歌で、この曲の最も有名なフレーズが「僕らは学校よりも、3分間のレコードから多くを学んだ」。今もなお多くの人々の共感を呼び、心をつかんで離さない名曲である。

 

*Bruce Springsteen - No Surrender (from Born In The U.S.A. Live: London 2013)

https://www.youtube.com/watch?v=tLeZ7EolBDE

 

『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』の発売40周年を記念したカラーヴァイナルの日本盤は7月24日に発売。レッド・クリア・ヴァイナル(半透明赤)で、今回新たにゲートフォールド(見開き型)ジャケットとなり、エリック・フラニガンによる書き下ろしライナーノーツと新たに当時のアーカイヴ写真を追加したブックレットとLPサイズのカラーリトグラフが収録される。日本盤は完全生産限定輸入盤国内仕様で特色シルバーの巻き帯と英文ライナー翻訳他解説・歌詞・対訳付。

ご予約はこちら

https://SonyMusicJapan.lnk.to/BITUSA40

  

また、1984年から1985年にかけて行われたツアーのライヴ・パフォーマンスから15曲を収録したデジタル・コンピレーション『Bruce Springsteen & The E Street Band - The Born in the U.S.A. Tour '84 - '85』もデジタル配信中。Born In The U.S.A. Tourツアーからピック・アップされた当時の貴重なライヴ音源をアルバム曲順で12曲並べ、更3曲のボーナス・トラックを追加した全15曲。各ストリーミング・サービスでの再生、ダウンロード購入が可能となっている。

●購入・再生はこちら:https://SonyMusicJapan.lnk.to/BornintheUSATour

 

【アルバム『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』について】

音楽史上にその名を永久に残すブルース・スプリングスティーンの通算7作目のオリジナル・アルバム『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』は80年代を代表するだけでなく、ロック史上に輝くモンスター・アルバム。最初の2日で65万枚をアッという間に売り尽くし、4日間でプラチナ・ディスク。全米チャート初登場9位、1984年7月3日には全米1位獲得。その後4週間連続No.1の後、プリンスの『パープル・レイン』に一旦首位を奪われ、24週2位を守りつつ、1985年1月19日ロック・チャート史上に名を残す奇跡の復活、No.1に返り咲く(これだけの間隔をあけて復活した例はかつてなかった)。その後1986年1月25日まで連続84週ベスト10入りという大記録も達成。全世界的大ヒットとなり、全世界で2200万枚以上のビッグ・セールスを記録している。グラミー賞最優秀ロック・ヴォーカリスト賞受賞。シングルは連続7曲TOP10入りを記録(当時同一アルバム・カットとしてはマイケル・ジャクソンの『スリラー』に並ぶ記録だった)。

 

<アルバムからカットされた7枚のシングルのチャート記録>

ダンシン・イン・ザ・ダーク(1984/6/30から4週連続・最高位2位)

カヴァー・ミー(1984/10/20付・最高位7位)

Born In The U.S.A.(1985/1/19付・最高位9位)

アイム・オン・ファイア(1985/4/13から2週連続・最高位6位)

グローリィ・デイズ(1985/8/3付・最高位5位)

アイム・ゴーイング・ダウン(1985/10/26付・最高位9位)

マイ・ホームタウン(1985/1/25から2週連続・最高位6位)

 

【プロダクツ概要】

●ブルース・スプリングスティーン 『ボーン・イン・ザ・U.S.A.(40周年記念カラーヴァイナル)』

BRUCE SPRINGSTEEN / BORN IN THE U.S.A. (40TH ANNIVERSARY EDITION COLOR VINYL)

2024年7月24日発売 完全生産限定盤1LP SIJP-178 税込4,400円(輸入盤国内仕様)

*レッド・クリア・ヴァイナル 新見開きジャケット 新ブックレット LPサイズのカラーリトグラフ収録

*日本盤のみ特色シルバー巻き帯、英文ライナー翻訳、解説・歌詞・対訳付

ご予約はこちら

https://SonyMusicJapan.lnk.to/BITUSA40

 

Side A

1. BORN IN THE U.S.A. ボーン・イン・ザ・U.S.A. *

2. COVER ME  カヴァー・ミー *

3. DARLINGTON COUNTY ダーリントン・カウンティ

4. WORKING ON THE HIGHWAY ワーキング・オン・ザ・ハイウェイ

5. DOWNBOUND TRAIN  ダウンバウンド・トレイン

6. I’M ON FIRE  アイム・オン・ファイア *

Side B

1. NO SURRENDER  ノー・サレンダー

2. BOBBY JEAN  ボビー・ジーン

3. I’M GOIN’ DOWN  アイム・ゴーイン・ダウン *

4. GLORY DAYS  グローリィ・デイズ *

5. DANCING IN THE DARK ダンシン・イン・ザ・ダーク *

6. MY HOMETOWN  マイ・ホームタウン *

(*=シングル・カットされすべてTOP10入りを果たした)