ビリー・ジョエル17年ぶりの新曲 「Turn the Lights Back On (ターン・ザ・ライツ・バック・オン) 」 のMUSIC VIDEOが公開!

 

 1970年代後半から90年代前半にかけて「素顔のままで」、「ストレンジャー」、「オネスティ」、「アップタウン・ガール」 など数々の世界的ヒット曲を放ち、今なお日本でも絶大な人気をほこる唯一無二の<ピアノ・マン>=ビリー・ジョエル。1993年発表のアルバム 『リヴァー・オブ・ドリームス』 を最後にレコーディング・アーティストとしての第一線をしりぞいてから、早や30年の年月が流れた。もちろん、ライヴ・パフォーマーとしては今日に至るまで現役であり続けており、豊富なレパートリーの中から編まれる変幻自在のセットリストで世界中のファンを魅了し続けているのはご存じのとおり。先日1月24日(水)に開催された16年ぶり一夜限りの来日公演では、日本のファンへの目配せも完璧なセットリストで、満員の東京ドームを魅了したばかりだ。(オフィシャル来日公演レポート⇒ https://www.sonymusic.co.jp/artist/BillyJoel/info/560033

 

東京ドーム公演直前の1月23日(火)に突然、実に17年ぶりとなる新曲をリリースすることを発表し、日本のファンのみならず世界中のファンを驚喜させたあと、2月1日(木)夜に公開となった新曲 「Turn the Lights Back On」 は、「オネスティ」、「シーズ・オールウェイズ・ウーマン」、「ピアノ・マン」 といった永遠の名曲の数々を彷彿させる、これぞビリー・ジョエルというべき名バラードとなっており、世界中で大きな反響を呼んだ。

なお、ビリーは現地時間の2月4日(日)に開催された第66回グラミー賞授賞式に出演し、この「Turn the Lights Back On」 を世界初生披露 (https://www.grammy.com/videos/billy-joel-laufey-2024-grammys-performance-turn-the-lights-back-on-66th-annual-grammy-awards )、更には2月9日(金)に行われたマディソン・スクエア・ガーデン公演でも地元ファンの前で新曲を披露していたが、2月16日(金)、Official Music Video が公開となった。

 

 

Music Videoの冒頭では、1993年発表のラスト・スタジオ・アルバム『リヴァー・オブ・ドリームス』 で最後に書かれた 「Famous Last Words (ラスト・ワーズ)」 の楽譜が映し出される。ピアノに対峙したビリーがその楽譜をめくり、新曲のイントロを奏で始める*。その光景は、ビリー自身が歌詞の出だし (”Please open the door”) に呼応するかのように、長年閉ざしていたドアを開けているかのようだ。

 

歌が始まると、CGで見事に再現された1970年代のビリー、1980年代のビリー、1990年代のビリーがこの新曲を歌い継ぎ、懐かしい映像が挟み込まれながら現在のビリーに再びリレーが戻ってくる形で構成されており、世界中のファンが、ビリーと歩んだこの50年を追体験できる感動的な内容となっている。

 

“今はなぜか失ってしまったけれど、かつて僕たちの間には魔法があった” 

“ずいぶん時間がかかってしまったけれど、ようやく僕はここにたどり着いた” 

“もういちど明かりを灯 (とも) すのを、僕は待ち過ぎてしまったのかな?”

 

と歌われる歌詞は、普通に考えれば、別れた恋人もしくは妻との関係を修復しようとする男の心情が歌われているようだが、全盛期のビリーとかつてのファンとの関係に置き換えても成立し、ファンへの隠れたメッセージとして捉えることもできる。

 

このことから、2007年リリースの2曲はビリー的には例外の位置づけで、1993年に終えた作詞(・作曲)活動を踏襲する位置づけとして今回の作品が用意されたものと考えられる。

 

ビリー・ジョエル <Turn the Lights Back on|ターン・ザ・ライツ・バック・オン>

 

どうかドアを開けてくれ
何も変わっちゃいない
前にもこんな事はあったね
廊下をそぞろ歩きながら
沈黙について
話そうとしていた

するとプライドがしゃしゃり出て
僕らのあり様を
笑い者にした
型にはまり込み
変わる事も出来なかった
僕が悪かったんだ

今更だけど
ようやく僕はここに辿り着いた
昔はロマンチックな男だったのに
なぜか忘れてしまってた
時が経てば見えなくなるものもあるさ
でも今は君の姿が見える
二人で闇の中に横たわっていた間
僕はもう一度明かりを灯す時を待ち過ぎたのだろうか

ここでこうして丘の上に立ち往生してる
僕らが建てた家の中に他人がいる
寒さが居座っている
無関心という名の長い冬だった

君は僕を愛してるかも知れないし
そうじゃないかも知れない
君は愛を学ぶかも知れないし
学ばないかも知れない
もう懲り懲りだと思っているかも
でも僕は君を諦めはしない

すっかり遅くなったけれど
ようやく僕はここに辿り着いた
そして僕は二人がなぜか失ってしまった魔法を
見付けようとしてるんだ
多分僕が見落としていたんだ
でも今は君が見える
二人で闇の中に寝転がっていた間
僕はもう一度明かりを灯す時を待ち過ぎたのだろうか

すっかり遅くなったけれど
今僕はここに辿り着いた
まだ許してもらえる時間はあるだろうか
方法があるなら教えておくれ
僕には君の心が読めない
でも今、姿は見える
二人で闇の中に寝転がっていた間
僕はもう一度明かりを灯す時を待ち過ぎたのだろうか

今僕はここに辿り着いた
そうさ、ようやくここにね
許しを求めて
僕には見える
闇の中に寝転がっていた二人の姿が
闇の中に寝転がっていた二人の姿が
僕は待ち過ぎたのだろうか、もう一度明かりを灯す時を

対訳:Kuni Takeuchi

 

【リリース情報】     

「ターン・ザ・ライツ・バック・オン|Turn The Lights Back On」 ※ 17年振りの新曲 

▶「Turn The Lights Back On」 を今すぐ聴く ⇒ https://BillyJoelJP.lnk.to/TtLBO

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収録内容詳細 ⇒ https://www.sonymusic.co.jp/artist/BillyJoel/info/557731       

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収録内容ほか詳細はコチラ ⇒ https://www.sonymusic.co.jp/artist/BillyJoel/info/559671  

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【関連リンク】                  

http://www.billyjoel.com/ (本国のアーティスト公式ページ)          

https://www.sonymusic.co.jp/artist/BillyJoel/page/pianoman50 (日本のソニー・ミュージックの<ピアノ・マン50周年×来日記念>特設ページ)      

http://www.sonymusic.co.jp/artist/BillyJoel/ (日本のソニー・ミュージックのアーティスト公式ページ)              

                   

【ビリー・ジョエル プロフィール】           

       

アメリカのNY州サウス・ブロンクス出身(1949年5月9日 生まれ)。ポップなメロディーと都会的なコンテンポラリー・サウンドに加え、現代に暮らす人々のありふれた苦悩や葛藤、生きる喜びなどを等身大かつリアルな筆致で切り取った歌詞が特徴的で、1970年代後半から1990年代前半にかけて世界的ヒットを連発。        

クラシックの素養を持ちながら庶民的な “味” も出せるピアノのスタイルと、情感豊かにドラマを語れるシンガーとしての技量を併せ持ち、今なお世界中で愛され続ける唯一無二の 「ピアノ・マン」。これまでに、『ニューヨーク52番街』 でのアルバム・オブ・ジ・イヤー、「素顔のままで」でのソング・オブ・ジ・イヤーとレコード・オブ・ジ・イヤー、そして栄えあるグラミー・レジェンド賞を含む6つのグラミー賞を獲得(ノミネートは23回)しており、全世界で1億6千万枚以上のレコード・セールスを記録。アメリカでのレコード総売上第6位のアーティスト(ソロ・アーティストとしては第3位)となっている。        

ロックンロールの殿堂とソングライターの殿堂入りも果たしており、『ムーヴィン・アウト』でトニー賞を受賞した他、米国議会図書館ガーシュウィン賞のポピュラー・ソング部門、ASCAP(米国作曲家作詞家出版者協会)のセンテニアル・アワード(100年に1回与えられる)も受賞した。        

さらにはケネディ・センター名誉賞受賞者でもあり、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの「星」も獲得している。代表曲は、「ピアノ・マン」、「素顔のままで」、「アップタウン・ガール」、「ストレンジャー」、「オネスティ」ほか。        

わかりやすい言葉をはっきりした発音で歌うビリーの歌唱スタイルと、独特な哀感を帯びた美しく親しみやすいメロディーは、日本人の感性にもストレートに響き、英語が完璧に分からずとも全ての “普通の人々” がそれぞれに情景を思い浮かべて自身の思い出を重ねることが出来る様な<人生のサウンドトラック>たりうる普遍性を持っている。ビートルズやカーペンターズらと並び、洋楽史上最も日本人に愛される海外アーティストの一人として、ビリー・ジョエルの作品はここ日本でも時代と世代を超えて生き続けている。       

2023年、『ピアノ・マン』 リリース50周年を記念して、50年前のシングル発売日である11月2日(=“いい譜”)が<ビリー・ジョエル 「ピアノ・マン」 の日>として、日本記念日協会により正式に認定された。 2024年1月24日に、16年ぶり一夜限りとなる東京ドーム公演が実現、日本のファンを歓喜させた。