自分で自分の首を絞めることはわかりながらも、やめればいいのにまたやっちゃった・・・今回も長く曲がりくねった道のりとなりましたが、ほぼライフワークにもなりつつあるBeatleDNAコンピの第二弾『Power To The Pop 2』。昨日ようやくを9/8に発売することを発表できたのですが、ここに至るまでこれまた山あり谷あり、なかなか今回も難産でございました。

 

前回の第一弾は2年前の2019年。構想30年で遂にリリースできた喜びと達成感はあった一方で、まだまだ完璧ではないという悔しさも感じておりました。(第一弾『Power To The Pop』はこちらをご参照 https://www.sonymusic.co.jp/artist/CompilationInt/info/512119 )

 

実は様々な大人の事情で入れられない曲がいっぱいあったんです。泣く泣くあきらめた曲に再チャレンジしてみよう!と思ったのがきっかけで、その「悔しさを取り戻す旅」は始まります。

 

コロナ過の中ではありましたが、昨年からプロジェクトはスタートし、一歩進んで二歩下がるを繰り返しながらも、時間はかかりましたが、遂にアンディ・パートリッジとニック・ロウにもたどり着き、お手紙をメールで書いて訴えてみて、その気持ちが通じたのか、なんとOKがでました。

今まで知らなかった様々なアーティストの素晴らしい楽曲とも新たに出会い(Vinyl Kingsやセス・スワースキーやら)もあり、そして本当の本物の遺伝子たち(ポールとジョンの息子たち)まで、交渉の結果収録可能に!

 

長い時間かけて、様々な曲を聴き上げて、ソニー音源のみならずワーナーさん、ユニバーサルさんからもお借りして、許諾先わからないものはFBやオフィシャルサイトなどあらゆる手段を使って直接メッセージ送って探したり、Google翻訳と格闘しながら英語で交渉し、最終的に行きついたり、行きつかなかったりしましたが、1曲ずつサードパーティ契約を行なう形で収録曲を集め、あーでもないこーでもないと曲順もなんども入れ替え変更し・・・練りに練って遂にここまでたどり着きました。

 

前回の第一弾はDISC1が70~80年代王道、DISC2が90年代以降の知られざるお宝みたいなイメージでしたが、今回の第二弾ははDISC1が弾けるようなポップ・サイド、DISC2がメロトロン溢れるストロベリーで、ウォルラスで、マジカルなサイケ・サイドみたいなイメージになっていると思います。DISC1のXTC~ニック・ロウ~「すべてをあなたに」~ELOという流れや、DISC2のデュークス~オアシス~レニー~ユートピアという曲の流れの妙もいい感じではないかと。ここに入るとGo Let It Outもなんか違う曲に聞こえます。

 

時代も音もバラバラな音源をリマスタリングによって音質や音圧を整え、スムーズに聞くことができるようにするのも、当たり前ではありますがCDとしてリリースする価値かとも思っています

 

それにしても、ここまで大変な時間と労力もかかってしまいましたが、結果的にはいいものできたんじゃないかなと思います。まあ、第二弾もやってよかったなと。これ入ってないじゃないかとか、なんでこれが・・とかいろいろあるとは思いますが、そこはまた大人の事情ということで申し訳ございませんがお許しください。でも流して聴くと本当にいい曲ばかりですし、新しい発見も数多くあると思いますよ。

 

ストリーミングでなんでも聞けてしまう中、なかなかコンピレーションCDの立ち位置も難しい状況になってきておりますが、こういった日本独特の切り口のものはまだまだアリなのではないかと思っております。

 

今後、こちらのコーナーでこれまでのいきさつや、収録曲にまつわるお話を書いていきたいと思っておりますので、是非皆様よろしくお願いいたします!

 

【プロダクツ概要】

●『Power To The Pop 2』

VARIOUS/Power To The Pop 2

詳しくはこちら

 

 

2021年9月8日発売 SICP-31472~3 高品質BSCD2 2枚組 3300円(税込)

全40曲収録/曲目解説含む資料的価値ある4万字ライナーノーツ/全曲歌詞・対訳付

 

収録曲

DISC1

1. XTC/メイヤー・オブ・シンプルトン

2. ニック・ロウ/恋するふたり

3. ザ・ワンダーズ/すべてをあなたに

4. エレクトリック・ライト・オーケストラ/モーメント・イン・パラダイス

5. マーシャル・クレンショウ/サムデイ・サムウェイ

6. デラミトリ/ノット・ホエア・イッツ・アット

7. ライナス・オブ・ハリウッド/ドント・ファック・イット・アップ

8. ザ・ジャム/スタート!

9. エミット・ローズ/恥ずかしがって

10. ジェイムズ・マッカートニー/シンキング・アバウト・ロックン・ロール

11. カーラズ・フラワーズ/ソープ・ディスコ

12. ヴィニール・キングス/ドリームズ

13. ザ・コーギス/イフ・アイ・ハド・ユー

14. セス・スワースキー/ファー・アウェイ

15. ブリンズリー・シュウォーツ/ジ・アグリー・シングス

16. ザ・ライトニング・シーズ/パーフェクト

17. ダリル・ホール/ドリームタイム

18. ジェイソン・フォークナー/ザ・ライ・イン・ミー

19. ファウンテインズ・オブ・ウェイン/I-95

20. ザ・フージアーズ/グッバイ・ミスターA

21. ジェット/ルック・ホワット・ユーヴ・ダン

22. ティム・クリステンセン・アンド・ザ・ダム・クリスタルズ/ディス・ウィル・ビー・アワー・イヤー

23. ハリー・ニルソン/ウィズアウト・ユー

 

DISC2

1. デュークス・オブ・ストラトスフィア/ザ・モール・フロム・ザ・ミニストリー

2. オアシス/ゴー・レット・イット・アウト

3. レニー・クラヴィッツ/アイ・ビルド・ディス・ガーデン・フォー・アス

4. ユートピア/エヴィリバディ・フィールズ・フォーエヴァー

5. パニック!アット・ザ・ディスコ/シー・ハッド・ザ・ワールド

6. ザ・メジャー・レーベルズ/ヴェルヴェッティーン・クイーン

7. ザ・グレイズ/エヴリバディーズ・ワールド

8. ジュリアン・レノン/ソルトウォーター

9. L.E.O./ディストラクテッド

10. ザ・レッド・ボタン/フリー

11. ジ・アップルズ・イン・ステレオ/ストロベリーファイアー

12. ザ・クレイプール・レノン・デリリウム/ブラッド・アンド・ロケッツ

13. ザ・リカリッシュ・カルテット/ライトハウス・スペースシップ

14. キューピッズ・カーニヴァル/エヴリシング・イズ・ラヴ

15. ザ・ラトルズ/ピギー・イン・ザ・ミドル

16. ファントム・プラネット/ウィッシング・ウェル

17. ケミカル・ブラザーズ/セッティング・サン

 

【リンク】

【特設サイト】 http://www.110107.com/BEATLEDNA

【Twitter】 https://twitter.com/BeatleDNA_JP

【Facebook】 https://www.facebook.com/BeatleDNA/

 

●第一弾『Power To The Pop』の詳細はこちら

https://www.sonymusic.co.jp/artist/CompilationInt/info/512119