【モービル・フィデリティ―アナログへの誘いVol.1】

みなさん“モービル・フィデリティ”ってご存じですか?1970年代に米国西海岸に創立された、知る人ぞ知る老舗高音質リイシュー・レーベル。そのこだわりに満ちたアナログ・サウンドは、世界中の音楽ファンやオーディオ・ファンの心を魅了してきました。日本国内でも入手可能ではあったものの、輸入される数量が少なかったり、その在庫がすぐになくなってしまったりで、なかなか気軽に聴くことが出来ない状況が続いていましたが、この度ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルは、モービル・フィデリティ・サウンド・ラボ社からリリースされているソニー・ミュージックのタイトルの輸入盤の取り扱いを開始しました!
詳細☞https://lnk.to/MobileFidelity_Analog
 
伝説的なアーティスト達の名盤の数々が、高音質アナログ・レコードと高音質SACDとして蘇ります。「マスターテープに刻まれた音を忠実に再現し、余分なものを足したりしないこと」。この信念に従って職人技とも言える技術で制作された究極のアナログ盤/SACDを、ぜひご堪能下さい。本日はその中から、ボブ・ディランの名盤をご紹介します。
 
Blonde On Blonde / Bob Dylan
2016年ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの、代表作とも言える文句なしの大名盤『ブロンド・オン・ブロンド』。このアルバムのアナログ盤は元々2枚組の仕様でしたが、このモービル・フィデリティ盤は豪華なボックスに入った3枚組/45回転。45回転だと1枚当たりの収録分数は短くなる(片面2~3曲ずつ収録)のですが、溝の幅を大きく取れるため情報量が増え、音質が下がる内周面を使用せずに済むので、その分高い音質でダイナミックなサウンドが楽しめるという訳です。モービル・フィデリティ盤は、基本的にはオリジナルのマスターテープをソニー・ミュージックやワーナー、ユニバーサルなどのレーベルから取り寄せ、GAIN2という独自のシステムでカッティングを行っています。ボブ・ディランのような大御所アーティストはなかなか外部にマスターを渡さないものですが、モービル・フィデリティにはその信頼がゆえに多数のディランのカタログが託され、素晴らしいカッティング作業がなされています。