Bob Ludwig・・・「音」に興味ある方は、よくクレジットでこのお名前を見かけるのではないでしょうか? あとGateway Studioって文字も。マスタリングといえばこの人ってくらいに、USのビッグアーティスト系のCDでMastering Engineerとしてひっぱりだこで、Gateway Studioは彼のスタジオの名前。スプリングスティーンは『ネブラスカ』以来ずっと20年以上このボブ・ラドウィッグさんがマスタリングやってます。近年の重要な作品は全部この方っていっても過言ではないくらい、よく見るお名前で、プロ中のプロ。マスタリングの腕一本で生きてきた職人。いったいどんな人なのかなあ?とずっと思ってました。マスタリング一筋何十年、凄く頑固な職人気質で怖い人なんだろうなあって勝手に想像してたのですが

インタビュー受けてる映像がありましたので、見てみたら・・・とってもやさしそうなオジサンでした。こんなお顔してたとは知りませんでした。

今年の夏中DARKNESS BOXのマスタリング作業をGateway Studioでやってたそうです。
『闇に吠える街』のリマスターもこの方の手によって行われ、見事にブラッシュアップされたサウンドになってます。未発表曲21曲入りの2CD『The Promise』について語ってる中でちょこっとhidden trackについて語ってますが、お聞きになってからのお楽しみってことで。

ボブさんはスプリングスティーンのファンでもあり、今回のDVD見たとき彼自身の一番好きだった曲を演奏してるのを見て涙しちゃったというくらい。ブルースはしばしばレコーディングの時の歌詞やメモを書いたノートブックを見せてくれたそう。

http://www.wcsh6.com/video/default.aspx?bctid=678135580001#/Mainer%20gives%20final%20polish%20to%20Springsteen%20songs/678135580001

ってことでボブ・ラドウィッグさんのGateway Studioのサイトを見てたら物凄いアーティストとの仕事してて改めてびっくり!ボブさんの経歴は1967年フィル・ラモーンと一緒にスタート。ジャニス、ジミヘン、ストーンズ、フー、キンクス、クラプトン、サー・ポール他錚々たる面々の名盤を手掛け、Almost Entire catalogってフレーズが多いので一度頼んだらずっとボブさんに頼んでるってことなんでしょうね。ブルースしかりです。マスタリングの重要性を示して、マスタリングに対する意識を変えた方の一人といえる、裏方さんだけど、サウンド革命の最重要人物の一人といえると思います。

http://www.gatewaymastering.com/mastering_bobludwig.asp