以下『ロータスの伝説』の資料より


『ロータスの伝説』は日本が世界へ誇る文化遺産です!

紙ジャケ史上最高峰の特殊仕様!

世界最大のLPジャケット『ロータスの伝説』22面体ジャケが甦る!

紙ジャケ史上初!1973年当時の日本のスタッフが再集結し、

当時のスタッフの手によって、今新たに甦る、史上最高のLIVE IN JAPAN!


『サンタナ/ロータスの伝説』 SANTANA/LOTUS
2006年6月7日発売 MHCP-1002-4(3枚組) \6,825(税込)


<DISC1> 
1 瞑想 2家路 (ゴーイン・ホーム) 3 A-1ファンク 4 果てしなき道 5 ブラック・マジック・ウーマン

6 ジプシー・クイーン 7 僕のリズムを聞いとくれ 8 輝ける光 9 バトゥーカ 10 シババ
<DISC2> 
1 ストーン・フラワー (イントロダクション) 2 ウェイティング 3 砂上の楼閣パート1 4 フリー・アンジェラ

5 ソウサリートのサンバ2 6 マントーラ 7 京都 (ドラム・ソロ) 8 砂上の楼閣パート2 9 すべては終りぬ
<DISC3> 
1 君に捧げるサンバ 2 セイヴァー 3 祭典 4 ネシャブールの出来事


● 日本初版LP(SOPZ-7/8/9)22面体ジャケットを復刻/カラー・ライヴフォト・シート4枚付 /内袋付/

日本初版帯復刻(白地帯タイプ) /別冊ブックレット「SPIRITS OF LOTUS」付


時は1973年、世はオイルショックの時代・・・日本の熱き若者達の血と汗と涙、そして努力の結晶!日本企画、日本スタッフによるレコーディング(録音~トラックダウン)、日本人によるパッケージ・デザイン(横尾忠則氏)、日本人の手で作り上げた、史上最高のLIVE IN JAPAN!

(そして、その当時のスタッフでのCD復刻。REISSUEの歴史に残るプロダクツになると思います!)


★世界最大のLPジャケット-伝説の”22面体ジャケット”を紙ジャケで復刻!!


絵柄はこちら

http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/high-hopes/release/santana0602/kakudai.html


★日本紙ジャケ史上初!当時の日本のスタッフが再集結し、新たに紙ジャケにて甦る!!


●紙ジャケ監修(デザイン復刻):田島照久(当時CBSソニーデザインルーム)、
●録音&ミックス:鈴木智雄(当時CBSソニー信濃町スタジオ・エンジニア)
●ライナーノーツ:磯田秀人(当時CBSソニー洋楽部門A&R/サンタナ担当)
           井出情児(幻のドキュメンタリー撮影)
           三浦憲治(来日時オフィシャル・カメラマン)

           横尾忠則(新規ライナー)

(ライナーは田島さん(横尾さんとのやりとりなど)と鈴木さん(レコーディング、ミックス秘話)にも書いていただいています)


当時、絶頂期のサンタナの興奮と官能のライヴの凄さを余すところなく収録!1973年7月3日と7月4日、大阪厚生年金会館でのライヴの模様を収録したLIVE IN JAPAN。そして、究極の特殊パッケージ「22面体ジャケット」を復刻ということで、日本の紙ジャケ史上最大の話題を呼ぶ作品といえると思われます。ジャケット・デザインは横尾忠則氏。更に日本の紙ジャケ史上初!1973年当時のスタッフが再集結し、オリジナルスタッフの手による紙ジャケ化が実現します。


横尾忠則さんをアシスタントとしてサポートし、22面体ジャケットの企画者の一人である、当時CBSソニー・デザインルームだったデザイナー田島照久さんによるデザイン復刻。70年代、様々なライヴ・イン・ジャパンの録音制作総指揮していた(シカゴ、ディラン、チープ・トリックetc)、当時CBSソニー信濃町スタジオの伝説的エンジニアの鈴木智雄さんによる新たなるミックス(凄まじく素晴らしい音になっています!!)。 そして当時CBSソニー洋楽サンタナ担当で、今作の制作企画者である磯田秀人さんによるライナーノーツと、その当時のスタッフの手により『ロータスの伝説』が甦る!そしてオリジナルLP通りの3枚組での復刻となり、CDではカットされていたオープニングのMEDITATION(瞑想)も復活。


それにしても、70年代初期にこんなことが実現できたことに、尊敬と驚きを感じます。日本企画、日本スタッフによるレコーディング(録音~トラックダウン)、日本人によるパッケージ・デザイン(横尾忠則氏)、日本人の手で作り上げた、史上最高のLIVE IN JAPAN!時は1973年、世はオイルショックの時代・・・時代背景や様々な困難な障害を乗り越えて(製版代だけでベンツ1台買える位だった!)、日本の熱き若者達の血と汗と涙、そして努力の結晶ともいえるプロダクツが、その当時のスタッフで今回CD復刻が実現できることは、何かのめぐり合わせとはいえ夢のようなこと。REISSUEの歴史に残るプロダクツになると思います!プロジェクトXではありませんが、日本人の英知を集結した作品、日本が世界へ誇れる文化遺産といっても過言ではない作品だと想っております。


★30年の月日を経て甦る驚異の音質!


元々今作は1974年に3枚組LPで発売、当時はSQサウンド(4チャンネル・システム)のみでのリリースだった。ようやくUSでのミックスで1991年に初めて2枚組でCD化(CSCS5434-5)されたが、一部の曲順変更(「ネシャブールの出来事」が最後ではなかった。2CDにしたからか?)と1曲目の「瞑想」=黙祷部分がなぜかカットされていた。LPでは「ただいまから1分間の黙祷をします・・・」と日本語のMCのあと約1分近く“シーン”と会場が静まりかえってる様子が記録されているのだが、91年のCDでは日本語のアナウンスまで入れてるにもかかわらず、その黙祷部分のみをカットしてしまっている。USで黙祷の意味合いがわかっていなかったのか?何も音が入っていないと思って単純に切ってしまったのか?今となってはわからないが、この歴史的LIVE IN JAPANの厳かなオープニングを台無しにしてしまっていた・・・。
という経緯もあり、今回の再発ではその冒頭の「瞑想」黙祷部分も入れ、曲順も元に戻したオリジナル通りの3枚組CDとしてリリースをどうしてもしたかった。マスターテープを調査した結果、静岡の倉庫に眠っていた、当時の4chオリジナルマスターを発見し、それを当時のエンジニアの鈴木智雄さんにCD用のフォーマット2chへの再ミックスし直していただき、その後DSDマスタリングを行なった。


それにしても素晴らしい音質になっている。サンタナの絶頂期ということももちろんであるが、パフォーマンスのクォリティは極上で神懸かってると思えるほど。一人一人の演奏の細部まで再現し、バンドが「音の塊」となって、こちらにぶつかってくるような感触。パーカッションとリズムの洪水の中、カルロス・サンタナのギターが宙を舞う。楽器を本当にその辺で弾いている、叩いているような感覚さえ覚えるほど生々しい。先述の「瞑想」の部分ではシーンとした中、観客の咳払いやざわめきがはっきり聞こえ、まさに、会場にいるかのような「空間」を感じられるはずである。一番びっくりしたのはドラム・ソロ。「京都」とクレジットされている曲だが、ドラムソロで10分!? 普通なら敬遠してしまうかもしれない。でも、だまされたと思って、そのドラム・ソロを聞いて欲しい。本当にこれは凄いと思う!その辺で叩いているような感覚。スネア、タム、ハイハットなど一つ一つがクリアな音質でぐるんぐるんに回っているような・・・。30年の月日を経て甦った、アナログ感覚溢れるサウンド・・・これが今回の復刻の最大のポイントの一つである。


★“時代の証言”~別冊ブックレット「SPIRITS OF LOTUS」



今回『ロータスの伝説』の時代を徹底的に再検証するため、当時の激動の来日時、レコーディング、LP制作などなどの裏話満載の別冊ブックレット「SPIRITS OF LOTUS」を付けます(CDの外付けになります)。1973年のサンタナのLIVE IN JAPAN、そして『ロータスの伝説』に関わった皆様の「時代の証言」です。


1 LP発売当時のオリジナル・ライナーノーツ:松本勝男氏
2 磯田秀人氏新規ライナーノーツ(制作秘話)
3 田島照久氏エッセイ「横尾術」(横尾忠則さんとのやりとりや当時の思い出など)
4 鈴木智雄氏エッセイ「ロータスうら話」(実際のレコーディング現場でのうら話など)
5 井出情児氏エッセイ「幻のドキュメンタリー・フィルム撮影秘話」
6 三浦憲治氏エッセイ「みんなロック少年だった」(オフィシャルカメラマン秘話など)
7
 ウィリーナガサキ氏最新ライナーノーツ

そして最後の最後で横尾忠則さんに新規ライナーを書いていただき収録することができました!


本当にワクワクさせられるようなお話ばかり!絶対面白いと思いますよ!!



★30数年ぶりに発見された幻のドキュメンタリー・フィルム


実際のCDとは関係ないのだが、実は非常に驚くシロモノが発見されたので、「歴史的ねた!?」としてお知らせできればと!


元々は91年にCD化された際の『ロータスの伝説』の磯田さんのライナーを読んでいたとき、そのときの日本公演を追っかけたドキュメンタリー・フィルムがあった、ようなことを読んだことから始まる・・・。今まではソニーには「ない」と言われていたシロモノだったのだが、いろいろ裏をとって調べてみたところ、当時フィルムコンサートをやったことやTV放映もされたかも、なんてお話を聞き、「これは絶対どこかにあるな!」と感じ様々調査してみた。すると静岡のマスター倉庫のリストの中にどうも気になるものがあった。そこには他のものは全てタイトルや内容が示されているのに、「サンタナ・プロモーション用16mm」というだけのコメントが書いてあって、もしかしたら??と思って、ダメモトで取り寄せてみたら、缶に厳重に保管されたものが2巻。フィルムなのでそのままでは見れないので、デジタル変換のためソニーPCLへ。そして数日後変換してもらったのを見に行ったところ、残念ながら音声部分は入っていなかったが、これがドンピシャ!!なんと、まず出てきたのがカルロス・サンタナがホテルの一室で写真に向かって拝んでいる場面、その後リハ映像や楽屋でのオフショット映像、そして自家用飛行機で福岡の板付空港に降りてくるところや、その機内などまで・・・1973年サンタナの来日公演の模様をドキュメンタリーで追ったものであった。それも極上の状態・・・・フィルムではなく当時の大元のネガだったのである!なので抜群のクォリティ!元々は井出情児さんがずっと張り付いて撮影していたもので、ご本人にも確認したところ、間違いないとのこと。30数年間眠っていた幻のフィルムが、今回の紙ジャケ化をきっかけとして、時空を超えて見つかったことは、何か運命的なものも感じる・・・。


音声部分がまだ発見できていないので、今すぐどうのこうのというものではないが、凄く歴史的に価値のあるものであると思うし、いつの日か何らかの形で世に出したいと強く願う次第である・・・。



★サンタナを僕はナメてました。。。スイマセン・・・~個人的感想


『ロータスの伝説』とともに、5月3日5タイトル、6月7日5タイトル、全10タイトルサンタナの紙ジャケを発売いたします。実は僕はラテン・ロックという言葉のイメージ、 「哀愁のヨーロッパ」みたいなちょっとムード歌謡っぽいイメージ、最近のヒットしてからのサンタナのイメージ・・・で、アーティストとしてのサンタナはちょっと遠い存在だったのですが、今回スタジオ作業を通じて真剣にサンタナを聞いてみたら・・・「僕はサンタナをナメてました。スイマセン・・・本当に失礼しました」という感じです。


ウッドストック時代を駆け抜けた最初の3枚、あまりにも凄すぎます!なんてパワフルでカッコイイんだろう。スピーカーから出てくる音なんだけど、パーカッションの嵐が押し寄せ、ギターの音色に包まれる・・・。ある種のトリップ感覚というが、すっごいエネルギーを感じるんです。これってプログレにも似ているのかもしれません。更にそのあと続くアルバムが『キャラバンサライ』。デビューからたった3年という短期間でこの境地にまで達する、というか変化していく様は、70年代という時代性があったとはいえ、現在のバンドのタームで考えると本当にびっくりします。その絶頂期に来た日本公演が『ロータスの伝説』なのです(それまでにサンタナのライヴ盤は皆無で、ロータスがサンタナ初のライヴ盤でした)。


あとサンタナ=カルロス・サンタナ+バックバンドってイメージだったのですが、とんでもない!カルロスはリーダーではあるけれど、サウンド的には単純にバンドの一員、他のバンドメンバーが織り成す音のマジックがサンタナ・サウンドの核となっている。ラテンとロック、さらにブルース、R&B,ファンク、アフロ、キューバン、ブラジリアン、スパニッシュ、メキシカン・・・これって半端じゃない究極の”ミクスチャー・ロック”!


誰もが知ってる「ブラック・マジック・ウーマン」や「君に捧げるサンバ」「哀愁のヨーロッパ」云々・・・こんなのサンタナの魅力のほんの一部。サンタナはベスト盤や曲単位て聞くものではなく、アルバムで聞かないと、その魅力はわからない、サンタナ・ミュージックの魅力、それは『音楽を浴びる』感覚だと僕は思いました。

今回の紙ジャケを期にこれまでサンタナを知らなかった若いロック・ファンへも一人でも多く何とか伝えていければと思っています。



★サンタナ<UDO MUSIC FESTIVAL 2006>にて来日決定!

<UDO MUSIC FESTIVAL 2006>7/22(土)・23(日)開演11:00
富士スピードウェイ/大津フェニックス(大阪)
http://www.udo.co.jp/