高校受験が終わり、春休み後に現れたその生徒は一目見て
(これは春休み遊びまくったな。)
というのがすぐわかった。
せっかく進学校に合格しても高校生になって落ちぶれる生徒は枚挙に暇がない。
僕は嫌な予感がした。
高校生活を本当に楽しんでいるようであったが、それと反比例するように成績はどんどん落ちていった。
何度ももっと勉強に本腰を入れるように、
大学受験は高校受験とはまるで違うと説いたのだが、
なかなか状況は改善しなかった。
週に2回は来ていた塾は1回とさぼりがちになり、やがて2週間に1回来るかどうかというほどになった。
それでも本人は大学受験の厳しさがまだよくわかっていないようで模試の第一志望は難関国立大であった。
高校入学当初の成績ならそれはもちろん目指してよい大学だ。
でも高2後半の今となってはもうかなり厳しい。
部活も3年の夏まで続く予定で辞めるつもりもないようだ。
どう考えても勉強時間が足りない。
僕は、私立大に絞るようアドバイスした。
その生徒はもともとはできる生徒だ。
国立大の半分の科目数の私立3科目に絞れば、MARCH、場合によっては早慶上智も狙える。
下手に国立大を狙って、受験科目が分散して結局中堅私大にしか受からなかった生徒を山ほど見てきている。
生徒の将来を思ってのアドバイスのはずであった。
その後、予想もしなかったことが起ころうとは、、
その3に続く、、
