僕は、知る人ぞ知る予備校マニア
常日頃から、予備校の動向はチェックしている。
今から9年ほど前の代ゼミショックは、知っている人も多いだろう。
実はその後も、代ゼミ以外の大手予備校も続々と教室を閉鎖してきている。
一般の人は、あまり知らないかもしれないが、、
地方都市の結構大きな駅の誰もが知る大手予備校がいくつも教室を閉じている。
数年前には首都圏に10校舎ほどあった中堅予備校も全校舎を閉鎖
一世を風靡した、映像予備校も同様で、少しずつ教室を閉鎖している。
僕は車や電車で千葉県の広範囲を色々巡ったりもするが、、
数年前まであった、大手の映像予備校が跡形もなく、消えているのを何度も見た。
校舎名をネット検索しても出てこないから、移転ではなく、閉鎖だろう。
原因ははっきりしている。
もはや推薦による大学進学が過半数となり、大手予備校が提供する授業はかなり多数の生徒にとって不要となりつつあるからだ。
私大はもちろん、国立大も推薦の比率を年々上げている。
あと10年ほどで、大手予備校は、東大や医学部などを狙うごく少数の生徒のためだけに都心に数えるほど残るだけになるだろう。
一方で、大手予備校でなく、うちのような個別対応をしてくれる塾に通う高校生がここ5年くらいでかなり増えたと思う。
英語ライティング添削や小論文対策なども含め、それぞれの生徒にあった対策をしてくれるからだろうか。
また、地域に根ざした小中学生対象の塾なども実績のある所は元気だ。
高校入試が大学入試のように、推薦中心になることは今後も考えづらい。
今後も高校入試で実績を出している塾は生き残るだろう。
そして、都内を中心に中学受験専門塾は絶好調だ。
” 塾業界の最後の聖域” と呼ばれている (ホントに?)
以上を踏まえ、High-5 が今後取る道ははっきりしている。
地域と個人のニーズに徹底して応えていくことだ。
実は、High-5 を立ち上げたとき、いずれ東大合格者を出すつもりでいたのだが、、
もう、辞める(笑)
うちへの強いニーズがあるのは、国立大なら千葉大レベル、私立大ならMARCHだ。
ここを徹底的に鍛える。
東大志望者は大手予備校にでも行けば良い(笑)
高校受験では、県千葉、県船より難関とされる私立の渋幕や市川の対策はしない。
その代わり県立上位校(佐倉高校、薬園台高校、八千代高校、幕張総合高校など)の合格者をしっかり出す。
そして、小学生の基礎学力養成にも力を入れていく。
小学生は結構手間がかかるのだけど、小学生時代の基礎学力基盤がないと、その後積み上げていけないからね。
小学生から高校生まで長きに渡って通ってもらえる地域に根ざした塾にしたい。
自塾に求められているニーズにしっかり応えることが大切だ。