映画「デューン 砂の惑星 PART2」を観ました。
原作はフランク・ハーバートの古典SF小説。
前作に続いて監督は「ブレードランナー2049」「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
「劇場での鑑賞以外の選択肢は無い」と言い切れる程の映像美。圧巻です。
出来れば視界は全て「砂」という、圧倒的な没入感を体験出来るIMAXでの鑑賞がおすすめです。
細かいカット割りや派手なアクションで見せるのでは無く、流れる砂の様に静かで抑制の効いた画作りから滲み出る、重厚な空気感。
これがヴィルヌーヴ監督の作風であり、他のSF映画とは違う特徴なのではないでしょうか。
前作は物語の進行よりも、時間を掛けて世界観を体験させる事に注力したという感じでしたが、今作はポールが救世主として成長し、のし上がっていく様や、陰謀劇の色が濃くなった骨太な物語も見所です。
あと84年に制作されたデヴィッド・リンチ監督の「デューン/砂の惑星」で、スティングが演じて印象的だったハルコンネン男爵の甥、フェイド・ラウサが今回登場します。
リンチ版とはまた違ったヤバさを持ったフェイドをオースティン・バトラーが好演。
正式に第三弾「砂漠の救世主」が制作発表されましたが、三年位待てばお目にかかれるかな?