沖縄には"唄者"が天ぬ群り星が如く数多おりますが、沖縄ポップカルチャー
における大御所、ラスボスと言えるお方が、
"コザ独立国終身大統領"照屋林助閣下だったわけです。
今、"だったわけです"と書きましたけどね、この記事一昨日書いていたら
この部分は"です"となっていましたね。
アタクシ、まったく存じ上げませんでした。
てるりん大師匠がもう6年も前に鬼籍に入られていたなんて。
アタクシ先月初めて沖縄に行きましてね、行く前に限られた時間のなかで
どこを見に行こうか計画を練ったわけですよ。
コザにも行ってみたくて、本棚から沖縄の旅行ガイドブック引っ張り出して
調べたんですよ。
するとね、見開き2頁の特集ですよアナタ。
「てるりんこと照屋林助さんインタビュー"大統領が語る沖縄、そしてコザ"」
ってタイトルでね、本当の日本が生きている言葉がうちなーぐちだとか、風土が
人を作るとか、なかなか良いことが書いてありましてね。
んで、大師匠の自宅を改造して作った小劇場てるりん館のデータが掲載されていた
わけです。
「"笑いの神様"てるりんが、オリジナルのエレキ四線を片手に漫談を披露。
予約制、19:00~21:00、¥3,000-」
なるほどと、行ってみたいなと、…そりゃ思いますですよ。
残念ながらこの時はスケジュールが組めずに、コザへは行けなかったですが、
この次は行ってみようと、大師匠の"ワタブーショー"は一度ナマで拝見したいと、
そう思っていたですよ。
だって旅行ガイドに書いてあるんだもん、だれだってそう思いますわな。
ところが一昨日、"ガレッジセールのゴリはてるりん大師匠の孫"という説が本当
なのかと調べていたら、Wikipdiaにですね、こう表示されていたんですね。
照屋 林助(てるや りんすけ、1929年4月4日 - 2005年3月10日)
ええっ!えええええ?!
…っと、なるわけですよ。
そりゃそうです。つい先日旅行ガイドで予約制だの¥3,000だの確認したばかりなんすから。
こりゃどういうことじゃろかほい?って話ですよ。
いや完全につままれましたね、Foxに。
6年も前に死んだ人のライブの情報が本に書かれている…。
どういうサイコスリラー的な展開なんだべか?…とね。
その旅行ガイドブックですか?
まだありますよ。アタクシの手元に。
…ええ、2000年5月の発行ですから、もう10年以上持っていることになりますかね。
でもこの本になぜ6年も前にこの世を去られた方のインタビュー記事やライブ情報が
掲載されていたのかは、さすがに判りません。
…いや、きっと知らない方が良いのかもしれません。
…うん、知っちゃいけない話なんだこれは。
よし!もうこの謎について追及するのは止そう…。
森羅万象何事にも踏み込んではいけない領域と言うものがあります。
今回のこともきっとそうした話なんでしょう。
だから皆さんもこの件は忘れてください…。
決して真実を追求しようとはしないでください。
万が一、謎が解けた!と思った方がいらっしゃったら、ご自分の心の奥深くに隠して、
目立たぬように残りの人生をひっそりと生きてください。
ぬーがぬーやらむるわからん♪
それでいいじゃないですか…。
遅ればせながら、てるりん大師匠の生前の偉大なる業績と栄誉をいちまでぃんたたえみそーりよー(`・ω・´)ゞ