アタクシが健康診断の度に「でぶカード」を切られているという話をしましたが、
"メタボ予備軍"として産業医のセンセの過酷な尋問に身も心もズタズタにされた
話はまだでしたかな?
あれはもうかれこれ3年前になりますか。いつものように「でぶカード」を切られる
ことだろうと多寡をくくっていたアタクシに"メタボ予備軍"に認定されたから
産業医のコンサルを受けるようにと言う指令が来たのは…。
そして産業医のセンセの面接を受けたですよ。
その昔、日清戦争の講和談判のため、下関に赴いた清国全権、李鴻章は、日本側が
突きつけた講和条件を見て、思わず
「過酷!余りにも過酷!」
と、呻いたと言いますが、まさにアタクシも呻かずにはおれませんでしたよ。
もうね、のっけから犯罪者扱いですよ。センセ、怒ってるんですよ。
"メタボ予備軍"って、キサマ一体何をしでかしてこんな体たらくになりやがった?!
…みたいな。
「…で、甘酒の他に日常的に摂取している物は他にあるのか?」
「はっ、珈琲を毎朝喫するでありますっ!」
「ミルクどんぐらい入れてるんだ?」
「いえっ、ミルクは入れないでありますっ!」
「ブラックか?」
「はっ、フランス産角砂糖を入れるでありますっ!」
「…、幾つ?」
「4つでありますっ!」
「オメ、バカじゃねーの?甘酒と言い、角砂糖と言い、
ボリショイサーカスのクマかよてめーわ?!あ?!」
「す、すみません!すみませんっ!(/TДT)/」
「今後一切、珈琲に砂糖を入れること、まかりならーん!」
「…!((>д<))」
ま、そんなわけで、その後アタクシはセンセのおいいつけを順守し、
珈琲には砂糖の代わりにパルスイートカロリーゼロを入れて飲む
ようになったんですよ。
いや、パルスイート、なかなかいいですよ。カロリーゼロのくせして甘さは
砂糖の3倍ですから、今はとても愛用しています。
おかげで珈琲に砂糖を入れることもなくなりました。
ところでこれ、何かわかります?
上野の"わしたショップ"で売られている沖縄県産黒糖ですよ。
なんとそれぞれ製造した島毎に別々にパッケージされているんですよ。
写真に写っているのは、伊平屋島産、西表島産、多良間島産、粟国島産の4種類ですが、
他にも小浜島産、与那国島産など、たくさんあるんです。
そしてそれぞれがみんな味が違うんですよ。
あっさりしたもの、コクのあるもの、苦みが余韻として残るもの…。
すべての島、全部味が違うんですね。
だからこうして何種類かまとめて買って、食べ比べるのが、目下のアタクシの
楽しみでしてね。
アタクシの一番のお気に入りは粟国島産の黒糖ですな。
甘味が一番まろやかで、ちょっと黄粉っぽい風味があってしかも固まりが程よく
中に空気が入っているようで口の中であっさりと溶けて行くんですよ。
本当に黒糖はそのままぼりぼり齧るが一番ですわ!
…?
話が前半と全然違う?
ほっほっほっ…。
あるんですね意外と。
日常に潜むトワイライトゾーンってやつですよ。