桜の花が咲くのを感じさせるかのような暖かい日だった今日。
夕飯を元家族で集まって食事をして帰宅後、リモートミーティングに参加。
時代が変化して、何が大事かを考えさせられた。
ひと昔前なら自分自身が燃えたり、他者を燃えさせたりというのが主流だったが、今の時代はそういう激しい炎より、道を照らす灯のような柔らかい明りが大事だなと感じた。
まさに、今聴いている一枚はそんな柔らかさを持った一枚だ。
まさに聴くほどに味が出てくるとはこういう演奏を言うのだろう。
一聴すれば何という事もないさりげない音の中に、これだけのニュアンスをこめられるのはさすがパウエル直系のことはある。
選曲もバップ・ファンの心情をついたもので、人知れずこういう作品を聴くのが本当のジャズファンなのではないだろうか。