ライムスター /『リスペクト』 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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今朝からKDDIの回線が『原因不明』の通信障害が起きているらしい。

 

原因不明は怖い。

 

なににしても、何かしらに起因して問題があるもので、だからこそ回復するまで「仕方ないか」と開き直ることもできる。

しかし、『原因不明』は違う。

その筋の専門家が一通りみても解らないのだ。

専門家はなすすべが無い。

 

茫然とする。

 

とりあえず、頭が真っ白になるだろう。

初めは甘く考えていたに違いない。今までの経験から「ああ、恐らくここがこんな感じになってるんでしょ」と、解析に取り掛かる。すると「あれ、ちょっと待って、これがあれか?いや、こっちがこうか?」不安な空気が漂い出す。

思ってたのと違う。

額にはうっすらと汗が滲み出ている。専門家もいささか不安な気持ちになっているのではないか。

そして、こう言うのだ。

 

「訳がわかんねえ」

 

江戸弁だ。

こういう時人は時として江戸っ子になる。

プロとしての負けん気だろう。「てやんでい、バーロー」という心意気だ。

しかし不安は拭えない。「あれがああなってるんだから、コレはこうなはず。いや待てよ、アレはアレなんじゃないか」と頭の中で様々な考察が交錯する。

時間だけが過ぎる。

そして、最終的には茫然としてこう思うのだ。

 

ハワイに行きたい。

 

現実逃避だ。

『原因不明』は恐ろしい。

 

そんな社会現象が起こっている今日、聴いている一枚はコレだ。

 

ライムスターの1999年にリリースしたサードアルバム『リスペクト』だ。

 

彼らを代表する名曲『B-Boyイズム』が収録された彼らの代表作の一つ。

 

ラッパー2(宇多丸、Mummy D)、DJ一人(DJ JIN)という日本を代表するヒップホップグループだ。

 

1993年のアルバム『俺に言わせりゃ』でデビュー。EAST ENDやMELLOW YELLOWらと共にヒップホップ・コミュニティー『Funky Grammar』を結成。

 

2001年からはメジャーに活動を移す。

 

わたしの主観だが、インディーズ時代の方がトラックメイクもいいしリリックも自由でクオリティーが高い気がする。

やはりメジャーになると、なにかと「大人の事情」があるのではないかと勘繰ってしまう。

 

そういう観点からいくと、本作がライムスターの中で一番出来のいい作品だ。

 

2007年に武道館のライブ後に活動を休止するが、その間もそれぞれらしい活動をしている。

詳細はここで話すのは省くが、2008年には活動を再開する。

それって、活動休止なのだろうかと当時思ったことを憶えている。

 

本作は、ゲストにCRAZY-A、ラッパ我リヤ、BOY-KENを迎えて秀逸なヒップホップを展開している。

 

 

 

 

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