だいたい朝5:30から6:00の間に犬の散歩に行くのだが、2件隣のおばあちゃんの散歩と出くわす。
毎朝、お互い挨拶を交わすのだが、僕が先に「おはようございます」と言うと、おばあちゃんは必ず「うぇ、へへへ」と返してくる。
耳が遠いのか、何となく返事を返すと「うぇ、へへへ」となるようだ。
そこで、続けて話しかけると「おんじやんせんとわっくなんまへんな、うぇ、へへへ」と全く理解できない返答が帰ってくる。
方言がきついのもあるのだろうが、理解できない。聞き返すのもなんか申し訳ない気がするのでこちらもなんとなく「ですね。お気をつけて」と返答するのだが、もしこれがこちらに何か質問していたらと思うと、毎朝微妙に心に引っかかる。
コミニケーションに言語の重要さを毎朝感じている。
朝食をとりながらそんなことを考える。
朝食を終え、珍しくそのまま書斎に入る。
そして、聴いているのがこの一枚だ。
ミッシェル・ガン・エレファントが1998年にリリースした4枚目のアルバム『ギヤ・ブルース』だ。
本作は、彼らを代表する曲『スモーキン・ビリー』が入っている名盤だ。
個人的感想だが、他のアルバムよりも録音レベルが悪いように感じる。
ヴォーカルのレベルが強調されすぎて、彼らの持ち味の迫力ある演奏がくぐもって聴こえる。
うちのサウンドシステムがこの盤と相性が悪いだけかもしれないが、くぐもっている事が気になって、いまいちノれない。
何回、サウンドチェックしても納得いく音を探し出せない。
曲調は、がなるギターは健在だが、他のアルバムと比べるといい意味で言えば一般受けする音作り、悪く言えば凡庸でのっぺりしている。
嫌いなアルバムではないのだが、こうして書いてみると酷評みたいになってしまった。
これは、ミッシェルの音楽が僕の中でハードルが高いのを意味している。
臨みすぎているのだ。
リマスターされたらイメージが一変するだろう。
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